毛利小五郎探偵事務所2F データベース「TVアニメ」
| タイトル | File388-389 薩摩に酔う小五郎 | ||||||||||||||||
| 英題 | Kogoro Gets Drunk in Satsuma | ||||||||||||||||
| 放映日 | 2005/2/14・2/21(前編・後編) | ||||||||||||||||
| 原題 | TVオリジナル | ||||||||||||||||
| ジャンル | 本格 | ||||||||||||||||
| 事件現場 | 鹿児島・垂水 高隈酒造〜鹿児島市内 辰村慎介宅・リビング〜鹿児島市内 てらやま公園 | ||||||||||||||||
| 管轄 | 鹿児島北警察署(新福刑事) | ||||||||||||||||
| 登場人物 |
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| あらすじ |
「受けた恩は忘れない…、薩摩の男だ…」鹿児島日売テレビの開局を記念した特番に、ゲストとして招かれた小五郎。酒好きな有名人をと考えていた当局が、ご当地薩摩の本格焼酎を大々的にPRするためのうってつけの人物として招待し、小五郎本人も得意分野ということもあってか、収録が始まると酒の素晴らしさについて熱く語り始めたのですが……何とか特番の収録を無事乗り切った小五郎を待っていたのは、本格薩摩焼酎の中でも特に逸品として名高い〈高隈〉を飲ませてもらえるという、酒好きの小五郎にとっては何ともたまらないご褒美でした。 完全限定生産なため、なかなか手に入らないことから「幻の焼酎」とも呼ばれる酒が飲めると聞き、小五郎は感激の涙を流すほど喜びを隠し切れない様子。 その周囲をはばからない嬉しがりように蘭は呆れますが…早速フェリーを使い〈高隈〉を製造している蔵元・高隈酒造のある垂水へと向かうこととなったのです。 垂水に到着し高隈酒造を訪れた小五郎は、当主である白石覚志とその妻扶美子の出迎えを受けた後事務所に案内され、早速そこで幻の焼酎〈高隈〉をご馳走になります。 〈高隈〉のあまりの美味しさに、小五郎はただただ「美味い」としか言葉が見つかりませんでした。しかしそれもそのはず、高隈酒造では、〈高隈〉を作るために長い作業の間ずっと手作りを心がけているというのです。 すべてを手作りとし、現在の品質を維持していくためには、今の生産数が限界らしく、今以上の数の酒を製造することはやろうと思ってもできないのだと、苦笑いしながらも自分たちの酒造りを誇りを持って話す当主の白石や蔵子たちに、小五郎たちもいたく心を打たれます ところがこの高隈酒造、実は最近一つの悩みを抱えていたのです…。それは先代当主の頃から営業として蔵元を支えてきた、専務・辰村慎介の突然の心変わりでした。 辰村は近年の焼酎ブームに乗り、すっかり定着した〈高隈〉のブランドを利用して、作業を機械化し大量生産をして大儲けをしようと一人画策しているというのです。 しかし当主の白石をはじめ、他の蔵子たちはそのような気は毛頭なく…そのため辰村とは事あるごとに衝突を繰り返しているというのでした。 その日も辰村は宣伝のため、当主の白石の承諾も得ずに雑誌記者の前園仁美と取材の約束と交わしていましたが、大量生産をして儲けようというあからさまな意図を知った前園は、焼酎のファンとしては納得できないと逆に取材を断る事態に… そこで辰村は、今度は偶然蔵元に来ていた小五郎に宣伝に一役買ってもらおうと、〈高隈〉を好きなだけ送ることを条件に、イメージキャラクターになって欲しいと申し出てきたのです。 酒の誘惑に弱い小五郎はその話を無下に断ることができず…結局明日が休日の辰村の代わりに案内役を買って出た当主の妻・扶美子の案内で、鹿児島の観光を楽しんでから結論を出すことになったのです。ところが… 次の日、小五郎たち3人は扶美子の案内で仙厳園などをまわり鹿児島観光を楽しみますが、その中途で扶美子から高隈酒造の歴史について話して聞かされ、本物の酒を守るため、小五郎に辰村専務から依頼されたイメージキャラクターの役を断るように頼まれたのです。 一時は廃業寸前に追い込まれたこともあったという高隈の波瀾万丈の歴史を聞かされた小五郎は、〈高隈〉ブランドを傷つけかねない辰村の話を断ることを快諾。 それからそのことを伝えるため、鹿児島市内で独り暮らしをしているという辰村の家へ向かったのです。ところが、そこで小五郎を待っていたのは何と… 辰村を呼びに中へ入った扶美子の悲鳴を聞いた小五郎は、慌てて中に入り、リビングの床の上に血に染まった彫像が転がっているのを発見したのです…!! 現場の状況から、辰村は休日リビング休んでいた所を何者かによって背後から襲われ、彫像で殴り倒されて連れ去られたものと考えられたのでした。 誘拐事件…一体誰が、何の目的で…?ところが警察の懸命の捜索が続く中、事件は二日後鹿児島市内の公園で、辰村が頭を殴られて無惨な遺体となって発見されるという、最悪の結末を迎えることとなったのです… 事件を担当することとなった鹿児島北警察署の新福刑事は、辰村の部屋が荒らされた形跡がないことから怨恨の線で捜査を開始。 そして捜査の結果、辰村に対し恨みを持っていた人物が、高隈酒造の人間以外は考えられないことが分かり…… |
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| 今回の 見どころ |
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| 豆知識 |
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| NEXT コナンズ ヒント |
File388 健康診断 File389 ニュース |
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| コント | File388 コナン「次回はかごうま(鹿児島)解決編!」 小五郎「ふぇ、まだ飲めるの…」 蘭「お父さん!」 File389 コナン「次回は…」 蘭「恋物語6?」 コナン「こりゃ100まで行くな…」 千葉「かわいそうに…」 |
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| OP | 「START」(愛内里菜) | ||||||||||||||||
| ED | 「忘れ咲き」(GARNET CROW) | ||||||||||||||||
| 監督 | 佐藤真人 | ||||||||||||||||
| 脚本 | 扇澤延男 | ||||||||||||||||
| 絵コンテ | 青木雄三 | ||||||||||||||||
| 演出 | File388 戸澤稔 File389 三家本泰美 |
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| 作画監督 | File388 増永麗/サブキャラクターデザイン 佐々木恵子 File389 川島明子/サブキャラクターデザイン 佐々木恵子 |
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| ビデオ | PART13-8 | ||||||||||||||||
| DVD | PART13-8 | ||||||||||||||||
| 評価 |
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| 感想 |
評価 ★★★今回の作品は鹿児島を舞台にした特別編で、実際の酒蔵を綿密に取材してきたのだろうなということが容易にうかがえるほど酒蔵での仕事ぶりなどもリアルに描かれていましたし、脚本・作画ともかなり力が入っていたと思います。またご当地鹿児島読売のアナウンサーもゲスト出演するなど、製作スタッフの意気込みがひしひしと感じられましたね それで肝心の作品はというと…当サイトで毎回行なっている評価アンケートを見た限りでは他の作品に比べてかなり厳しい評価だった気がしますが、しかし私自身個人的にはミステリーとしては相当よくできた作品だったと考えています 犯人当てについていえばさして難しくないとは思いますが、小五郎たちを証人にして、前もって採取しておいた血液を現場に残し、ほんの数分前に犯行が行なわれたと錯覚させ、警察の捜査が一通り終わった後に、殺害を行なう。そして殺害時刻を曖昧にするために、2日後に発見させるという方法については、実に見事だったと思います。警察の捜査が始まってから殺害されたというのは本当に盲点ですよね。 そしてそれを桜島特有の灰の付着の有無で探偵役のコナンに気づかせるというのも、舞台設定を活かした良い伏線だったと思います また犯人が被害者に健康診断を勧めた理由についても、血液を採取する時に同じ箇所に注射することで、痕跡があっても疑われないようにするためだという所も実に見事で、目からウロコでした。 以上の2つに関してだけでも本格ミステリーとしては上出来だったと思います ただあまりミステリを読まない方でもツッコミたくなるような部分も見られたことが、皆さんの評価を落とした理由の一つかもしれませんね。 特にあの凶器となった像はすぐに用意できるようなものには見えませんでしたし、すぐに凝固してしまう血液をどう保存していたのかとか、そんなあたりがもう少し丁寧に描かれていれば、もっと良い印象を持ってもらえた気がします それから動機というか、ラストの結末も少し疑問に感じました。大量生産で味を落とそうとしている被害者を消すことで蔵を守るためといいますが、やはり殺人などが起きれば蔵のイメージダウンは避けられませんし、蔵の皆に迷惑がかかるのは必定です。それでも危険を冒して被害者を抹殺することが「義理堅い」とは皆さん思いませんよね。逆に先代の恩を仇で返すことになるだけだと思います。 それにラストの旦那の「待っているから」というのも、何だか少し違う気がしました。本当ならこんな馬鹿なことをしたのですから、叱りつけてやらなくてはおかしいと思いますし、それに長年連れ添ってきた相手がこんなことになれば、動揺してもっとショックを受けると個人的には思います。殺人ってとても重い犯罪ですからね あとはコナンもそういった旦那の気持ちも考えて公で推理するのは控えるべきじゃなかったかと思います。あれでは皆の晒し者ですから。そういう所がどうも現実的ではないというか、どこか変に感じたというか…皆さんの評価が上がらなかった理由の一つかなと思っています 個人的には、犯人が実際に皆が思っていたのとは違うとんでもない悪女で、陰で悪いことをやっていて、それを被害者に知られそうになって口封じのために殺害したとか、そんな形の方がすっきりしたと思います。 そうであれば動機にも意外性がありますし、ミステリとしてもより幅が広がるというか、厚みが出たと思いますね ということで今回の作品は良い面もあれば悪い面もあって、傑作として勧めることはできませんが、だからといって駄作でもなかったと思います 特に本格ミステリ好きな方なら、それなりに楽しい時間を過ごせた内容ではなかったでしょうか |