毛利小五郎探偵事務所2F データベース「TVアニメ」
| タイトル | File487 本庁の刑事恋物語8 左手の薬指 | ||||
| 英題 | Metropolitan Police Detective Love Story 8: The Wedding Finger | ||||
| 放映日 | 2007/10/15(秋のミステリー・スペシャル)(1時間SP) | ||||
| 原題 | 【第56巻】 File1「婚約指輪!?」 File2「婚約指輪!? 2」 File3「婚約指輪!? 3」 |
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| ジャンル | 本格 | ||||
| 事件現場 | 東京・奥多摩の諸口益貴の別荘 | ||||
| 管轄 | 東京警視庁捜査一課(佐藤刑事&高木刑事) | ||||
| 登場人物 |
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| あらすじ |
「アレ君だろ? ホラ、佐藤さんの指に光る…あの指輪だよ!」その日の警視庁捜査一課はどこか落ち着かない雰囲気が漂っていました。多くの刑事たちが何やらザワつきながら、ある方向をジロジロと見ていたのです。そしてその刑事たちの視線の先にいたのは…刑事たちの視線が自分に集まっていることに気づいた捜査一課のマドンナ的存在の佐藤美和子刑事は、自分の顔に何かついているのかと怪訝な表情を見せるますが、とそこに杯戸町の事件の被疑者の取調べを終えた高木ワタル刑事が姿を見せたのです。すると刑事たちの視線は一転、高木の方に集中し…。 その目つきはナイフの刃先のように鋭く、イライラしているのは明らか。ほどなく高木に対し露骨に不快の念と抗議の意志を表し始めたのです。 そういう事なら我々にも知らせて欲しかった…こちらにも心の準備というものがある…そういって刑事たちの輪の中にいた白鳥警部が指し示したのは…佐藤刑事の左手の薬指にキラリと光る指輪だったのです!! 左手の薬指にはめる指輪といえば、当然結婚指輪…そのため佐藤刑事との仲が噂されている高木が彼女に贈ったもの…刑事たちはそう思い込んで高木に食ってかかったのです。 ところがそう非難された高木の表情がどうも冴えないのでした。どうやら問題の指輪…高木もまったく与り知らぬものらしく、刑事たちのザワつきはその輪の中に高木刑事も加え、より一層大きなものとなってしまったのでした… ─その刑事たちの喧騒が始まる半日前のこと、探偵の毛利小五郎は娘の蘭と居候のコナンを引き連れて東京・奥多摩のとある邸宅にやって来ていました。 その屋敷の主は人気ミステリー作家として知られる諸口益貴で、小五郎は雑誌の企画で彼との対談を依頼され彼の別荘に招かれていたのです。 もっともメインである対談の本番は次の日の早朝に予定されており、その日は食事をしながら対談のリハーサルや打ち合わせをするのみ。とはいえすでに屋敷には諸口や小五郎たちの他にライターの出島覚治、カメラマンの垂水亘、雑誌編集者で諸口の担当の穴吹晴栄といった関係者たちも集合していて、いつでも対談を始められる体制は整えられていたのです。 諸口はデビュー以来作品数が既に100作を超える実力作家で、ミステリーマニアのコナンもよく知る存在だったのですが、コナンの予想していたのとはちょっと違う人物だったようでした。コナンは作品の中で細かい所にやたらと気を配っていることから、いつもイライラしている神経質な人物だと想像していたらしいのです。 ところがコナンの予想は間違ってはいませんでした。というのもその諸口が突然神経質な一面を見せ始めたのです。彼はメジャーを手に雑誌に掲載された自分の名前が他の作家の名前より1ミリ小さいと怒り出したかと思うと、編集者の穴吹に雑誌を投げつけ…。 「この役立たずが!」 そう穴吹を叱責した諸口は、それからまるで当てつけるかのように彼女の前に自分の担当者をしていた秋場という人物について語り始めたのでした。 諸口の言葉によれば、彼は資料写真探しからトリックに関する専門知識の調査と収集まで、何でも自分の望みを叶えてくれる、そして諸口のために骨身を惜しまず尽くしてくれた優秀な編集者だったようでした。しかし続く諸口の言葉で、その場の空気は凍りつきます… 「それこそ…命が尽きるまでね…」 何とその秋場という編集者はその年の春に既に亡くなっていたのでした。しかもそれは鍵を締め切った密室の中での事だったらしく、そのため自殺と断定されたらしいのです。ところが不謹慎にも諸口は、そんな彼の死を題材に小説を書こうとしていたらしく、それを穴吹に止められたというのでした…。 そんな態度に罰が当ったのか…それから食事を挟んで2時間の打ち合わせの後、結局その日はお開きとなったのですが、翌日…諸口はすでに帰らぬ人となって彼の自室で発見されたのです…!!! しかも部屋の鍵はすべて締められ、開いていたのはコナンのような子供がやっと通れるような換気窓一つのみという、密室状態の中で…。 この点この部屋には合鍵はなく、唯一の鍵は部屋の中で横たわっている諸口自身が手にしていたことから、益口の自殺かと最初コナンは考えたのですが、現場を一瞥するとすぐにある事に気づいたらしく…… 一方蘭からの事件発生の連絡を受けた警視庁捜査一課の佐藤刑事は、高木を引き連れて不穏な空気の漂う警視庁を後にし、直ちに諸口の別荘へと向かいます。 しかし佐藤に従って現場に向かう高木の頭の中には、すでに彼女の左手の薬指にキラリと光る”指輪”いうとてつもない難事件が持ち上がっており…… |
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| 今回の 見どころ |
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| 原作との 相違点 |
冒頭佐藤刑事をめぐって警視庁の刑事たちがざわつくシーンが大幅追加。原作では3ページほどの短いシーンですが、アニメでは時間にしておよそ8分ぐらいの長さになっています。 佐藤刑事がエレベータに乗って捜査一課の部屋に入って来るシーンや目暮警部が電話で話をしているシーン、高木刑事が部屋に入ってきてコーヒーを入れるシーン、佐藤刑事の左手薬指に光る指輪を見た高木刑事が悪い想像をして疑心暗鬼に陥るシーンなどは原作にはないものです。特に目暮警部は原作では出番がないだけにファンとしては嬉しい限りの登場シーンですね。 それから原作第1話のラストの佐藤刑事が高木刑事を連れて現場に向かおうとするシーンが、この冒頭のシーンの最後に移動していて、更にその直後にオープニングテーマが始まりますが、ここも1時間SPらしく佐藤&高木が佐藤の運転する車で道路を疾走していくシーンが、映画でも迷宮の十字路からすっかりお馴染みの3D立体映像も駆使して描かれていて、ファンには嬉しいボーナスカットになっています。またエンディングテーマも指輪と佐藤刑事の警察手帳を上手く使ったCGで作られていて、これだけでも今回は一見の価値があると思います。なかなかに凝った作りになっています。 それ以外はほぼ原作に忠実に作られていました。大きなカットもなく、最初にオリジナルシーンもたっぷりあったので、非常に充実したアニメ化だったのではないでしょうか。 |
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| 豆知識 |
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| NEXT コナンズ ヒント |
出前 | ||||
| コント | 元太「次回はすっごい人が出るよ!」 コナン「オレたちの友達の、アノ有名人!」 元太「ふふ」 |
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| OP | 「グロリアスマインド」(ZARD) | ||||
| ED | 「世界はまわると言うけれど」(GARNET CROW) | ||||
| 監督 | 佐藤真人 | ||||
| 構成 | 戸澤稔、佐藤真人 | ||||
| 絵コンテ | 戸澤稔、佐藤真人 | ||||
| 演出 | 戸澤稔 | ||||
| 作画監督 | 増永麗/サブキャラクターデザイン 佐々木恵子 | ||||
| ビデオ | - | ||||
| DVD | - | ||||
| 評価 |
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| 感想 |
評価 ★★★★今回の話は密室殺人の謎とすっかりお馴染みの本庁の刑事恋物語での佐藤刑事と高木刑事の恋の行方という2つの軸により展開されていきました。いきなり佐藤刑事の左手の薬指に指輪という衝撃の展開でしたが、佐藤刑事がこと恋愛に関しては結構天然な人であることを知っている多くのファンからすれば結末の魔除けというのはそんなに意外な展開でもなかったと思います。それにしてもこういう佐藤刑事を相手にしている高木刑事は結構大変でしょうね(苦笑)一方密室トリックに関しては、ここから先紹介するリンク先は作品を全部読んでいるという自信のある人だけクリックしてもらえればと断りを入れた上で、密室状態の中に綱渡りで鍵を移動させるというのは、何となくキッドも登場したあの事件を思い出させるし(この時は移動したのは鍵ではなく死体でしたが)、ワカメのテープというのは灰原哀のあの事件を思い出させるし、指ぬきというのは思わずオリジナルのあの事件を思い出させるし、という感じで、新鮮な驚きはなかったですが、私みたいに隅から隅まで見ている人は例外でしょうから、大方の読者・視聴者は楽しめたはずです。 個人的には密室トリックの正解よりも、一番感心したのは、ハズレの推理ですね。輪ゴムを使ったのとメジャーを使ったので正解も含めて3通りを考えるというのはすごく大変なことだと思います。しかも正解以外はハズレの理由というのまで考えなくてはいけない訳ですから、このあたりはミステリとしては非常に完成度が高いと個人的には思いました。 |