(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 高木刑事 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 沖野ヨーコ 関口良夫 関口弓子 関口 赤羽 山本 英子 高垣 警官 救急隊員 財前教授 |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 人気アイドル 銀行員、小五郎の隣りのベッドの老人の息子 関口良夫の娘、小学三年生 小五郎と同室の患者、関口良夫の父 小五郎と同室の患者、強盗団の一味 銀行強盗団のメンバー 銀行強盗団のメンバー 銀行強盗団のメンバー 目暮警部の部下 救急隊員、小五郎を救急車で搬送 米花総合病院の患者 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 高木渉 岩井由希子 高木渉 大谷育江 ??? 西川幾雄 吉田小百合 丸山詠二 田中正彦 平尾仁彰 百々麻子 宝亀克寿 廣田行生 千葉一伸 声の出演なし |
沖野ヨーコのコンサートに寝坊し慌てて階段を降りようとして滑り落ち右足を骨折し、米花総合病院の503号室に入院している小五郎の見舞いに、探偵団の三人を引き連れてやってきたコナンは、小五郎の慌てぶりに呆れつつも、小五郎の隣りのベッドに寝ている老人を見舞いにやって来たという息子の関口良夫の、慌てふためいた様子に興味を惹かれたのでした。
そして小五郎たちの病室には、もう一人、火傷をした無愛想な男がいたのですが…
そもそも関口良夫というのは、どこにでもいそうな眼鏡をかけたいたって真面目な普通の銀行員でした。ところがそんな彼に今突然の災難が降りかかっていたのです。
関口は先週勤めていた銀行が強盗に襲われ、1億円が強奪されていった事件に遭遇しましたが、その犯人の強盗団たちは未だに捕まっていませんでした。ところが…
何と彼の娘・弓子がその銀行強盗団の一味に誘拐され、関口は娘の命と引き替えに、小五郎と自分の父親が入院している病室にいる、もう一人の赤羽という名前の火傷男を殺すように脅されていたのです…!!!
どうやら火傷男は強盗団の一味らしく、逃げ遅れて病室に収容されてしまった間抜けな赤羽を関口を使い消してしまおう、というのが強盗団一味の狙いだったのです。
娘の命を助けたい一心の彼でしたが、同じ部屋には名探偵の毛利小五郎がいて、他にも病院の中には赤羽を追っているらしいたくさんの警察官がその病室の様子を窺っているのです。もちろん関口はそんな警察にも相談しようと試みたのですが…
強盗団の一味の話では、警察に対しては既に手を打ってあり、小五郎の方も3時からアイドル番組を見るためにロビーに行くため、病室からはいなくなるというのです。そしてその機会を逃さずに奴を殺るようにと…そしてそれができなければ娘の命は…
「もう殺るしかない」─娘の声を電話で聞かされた関口は、強盗団から渡されたシュークリームの箱を大事そうに抱えながら、気力を振り絞って赤羽を殺害する決心を固め、ロビーの椅子から立ち上がろうとしたのですが……
テレビでの一話完結は普通にありますが、原作で一話完結という話は非常に珍しいことです。第1巻の「ジェットコースター殺人事件」以来ということになります。
そして原作が短めだったため、原作では登場しなかった蘭や高木刑事の登場シーンをはじめ、オリジナルのシーンがいくつも用意され、見所満載です。
特に冒頭の小五郎が事務所の階段から落ちて病院に運ばれるまでの詳細なシーン&ラストでロビーでの馬鹿騒ぎを蘭に呆れられた上、さらに災難が降りかかるシーンがともに最高に笑えますね(笑)
他にも「銀行強盗は意外と近くにいるかもしれない。銀行強盗だけに…」という小五郎のセリフや、それに対する元太の「もう一本…」、更には1億円と聞いた元太が「うな重食える?」というセリフ、ラストでコナンがボールを忘れてくるシーンなど、多数のシーンが追加されており、それが結構笑いを誘ってくれます。
この作品は原作ベースですが、アニメも必見です。