名探偵コナン 劇場用映画第4弾「瞳の中の暗殺者」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

名探偵コナン 瞳の中の暗殺者

タイトル
Movie4 瞳の中の暗殺者
英題
Captured in Her Eyes
公開日
2000/4/22
TV放映
2001/4/2
2007/10/8 (秋のミステリースペシャル)
原題
劇場用オリジナル
ジャンル
サスペンス、本格
事件現場
米花公園交差点〜緑台メゾンパークマンション地下駐車場〜米花サンプラザホテル15F 女子トイレ〜米花薬師野病院〜毛利探偵事務所〜米花駅〜トロピカルランド(夢とおとぎの島→野生と太古の島→冒険と開拓の島→科学と宇宙の島)
管轄
警視庁捜査一課(小田切刑事部部長─目暮警部)
登場人物
江戸川コナン
工藤新一
毛利蘭
毛利小五郎
阿笠博士
目暮警部
高木刑事
灰原哀
吉田歩美
小嶋元太
円谷光彦
鈴木園子
妃英理
白鳥警部
佐藤刑事
千葉刑事
小林刑事
栗山緑
奈良沢修(48)
芝陽一郎(31)
小田切敏郎(56)
小田切敏也
晴月光太郎
白鳥沙羅
風戸京介(36)
仁野保(35)
仁野環(27)
友成警部
友成真(25)
中野係員
看護婦A
看護婦B
クローク係
司会者
友人A
友人B
アナウンサー
女性レポーター
トロッピー
本編の主人公、正体は工藤新一
本編の主人公、高校生探偵
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
新一の家の近所に住む自称天才科学者
警視庁捜査一課警部
巡査部長、目暮の部下
黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保
帝丹小学校に通うコナンのクラスメート
帝丹小学校に通うコナンのクラスメート
帝丹小学校に通うコナンのクラスメート
鈴木財閥の令嬢、蘭の同級生で親友
蘭の母親、腕利きの弁護士
警視庁捜査一課警部
警部補、目暮の部下
捜査一課刑事、目暮の部下
捜査一課刑事、目暮の部下
妃弁護士の秘書
警視庁捜査一課警部補
警視庁捜査一課刑事
警視庁刑事部部長(警視長)
ロック歌手、小田切部長の息子
新郎、売れない画家
新婦、白鳥警部の妹、弁護士の卵
米花薬師野病院・心療科医師、白鳥の主治医
東都大学付属病院 第一外科医師
仁野保の妹 ルポライター
警視庁捜査一課警部、1年前に殉職
友成警部の息子
トロピカルランド”氷と霧のラビリンス”の係員
東都大学付属病院の看護婦
東都大学付属病院の看護婦
米花サンプラザホテルのクローク係
”結婚を祝う会”の司会者
新郎新婦の友人
新郎新婦の友人
連続殺人事件を報道する男性アナウンサー
トロピカルランドの女性レポーター
トロピカルランドのマスコットキャラクター
高山みなみ
山口勝平
山崎和佳奈
神谷明
緒方賢一
茶風林
高木渉
林原めぐみ
岩居由希子
高木渉
大谷育江
松井菜桜子
高島雅羅
塩沢兼人
湯屋敦子
千葉一伸
声の出演なし
百々麻子
島香裕
山野井仁
中田浩二
江川央生
???
大原さやか
井上和彦
内田直哉
深見梨加
大山高男
森川智之
長嶝高士
斎賀みつき
???
小池亜希子
小上裕進
加瀬康之
声の出演なし
大田良平
横須賀ゆきの
声の出演なし
あらすじ
「坊や…、誰?」

 8月22日、あいにくの雨の中コナンは米花公園の交差点前の電話ボックスで蝶ネクタイ型変声機を使い新一の声で蘭と会話していました。以前トロピカルランドで二人で見た噴水の話が話題となり、また見たいと言う蘭。しかしその日から新一は小さくなってコナンとなり、行きたくても行けず…そこへ歩美、元太、光彦の探偵団の三人が偶然通りかかり、それを見たコナンはまだ関わっている事件があるからと言って電話を切り、電話ボックスを出てしまったのです。

 「事件、事件、事件って…事件のバカヤロー!!!」

 電話を突然切られた蘭がそう叫んでいる事など知る由もないコナンは、探偵団たちに合流しますが、すると探偵団の三人はそこで突然クイズを出してきたのです。三人はどうやらコナンをクイズで降参させたいと思っているらしく、自信満々のクイズを引っさげてコナンが居候する毛利探偵事務所へ向かう途中だったのですが…。

 ところが三人が考えたとっておきのクイズもコナンにかかればあっさりと解かれてしまい……さすがコナン君と歩美が褒める一方、元太と光彦はつまらなさそう。とそうこうしているうちに目の前の横断歩道の信号が青の点滅となり、元太は慌てて渡ろうとしたのですが…。

 「青の点滅は黄色と同じなんだよ。次の青信号になるまで待ちなさい!」

 ところが探偵団たちは背後から来たスーツ姿でがっしりとした中年の男性にそう言って叱られてしまったのです。仕方なく次の青信号を待つ探偵団たちでしたが、探偵団たちがおとなしく信号を待っているのを見届けるとその男性は傘を閉じ、先ほどまでコナンが電話していた電話ボックスに入って手帳を手に会話を始めたのでした。

 するとそれを見たコナンは、今度は自分からの問題だと言って探偵団たちに電話ボックスの男性の職業が何かとクイズを出してきたのです。

 営業マン!? うなぎ屋…!? いやいや実は男性の職業は刑事─探偵団たちには分からないこともコナンにかかればあっさり解答が導き出され、これには元太も光彦も降参で、ただただ感心するばかりだったのです。

 それから信号が青に変わると、今度は堂々と横断歩道を渡っていく探偵団たち。そしてコナンも三人に続いて横断歩道を渡ろうとしますが、何気なく先ほどまで電話をしていた電話ボックスの方を振り返ってみると…

 次の瞬間、大変な事件が発生します。先ほど探偵団たちを叱りつけた例の中年男性が電話をしている電話ボックスにコートをまとい傘で顔を隠した何者かが接近。電話を終えて中から出てきたその男性を待ち構えていたかのように、持っていた拳銃を発射したのです…!

 至近距離から3発撃たれたその男性は崩れるようにして路上に倒れ、犯人は傘を差したままコナンたちとは反対の方向へ逃走。その光景を目の当たりにしたコナンも慌てて追いかけようとしますが、信号が赤に変わっていたため歩道橋へと迂回して犯人を追います。しかし歩道橋を渡り終えるともうそこに犯人の姿はなく…

 コナンは悔しさを隠しきれませんでしたが、我に帰るとすぐに銃撃された男性の元に駆け寄ります。「しっかりして、誰に撃たれたの…?」─コナンがそう問いかけると、男性は気力を振り絞って右手を上げ、スーツの左胸のあたりを掴み…

 そこで力尽きた男性。それからしばらくすると都内のいたる所で現職警官射殺事件のニュースが報じられていました。時刻は午後2時頃、被害者は奈良沢修という名前の警部補…そして警察の捜査もすぐに開始され、捜査本部の置かれた米花警察署では、事件を目撃した探偵団たちが目暮警部から事情を聞かれることになります。

 コナンの証言によりレインコートと傘が灰色っぽかったものの男か女かは分からない事、傘は右手で持っていた事、そして被害者の奈良沢警部補が左胸を掴んで亡くなったのは胸ポケットにしまってあった警察手帳を示したのではないかということ、また現場に落ちていた薬莢から犯人の使った拳銃が女性でも扱える9ミリ口径のオートマチックであることなどが判明します。そしてそれらを元に徹底的に捜査が進められるはずだったのですが…

 ところが事件はまだ終わっていませんでした。同じ8月22日の深夜未明のこと、今度は緑台にあるメゾンパークマンションの地下駐車場で芝陽一郎という名前の刑事が射殺されているのが発見されます。そして芝刑事も警察手帳を右手に握りしめて倒れており…

 「過激派の犯行か?」 「暴力団による報復?」 「深まる謎」 「個人的怨みか?」 「警察への挑戦!」─新聞が大々的に報じ、嫌でも世間の注目を集める警視庁…そしてその記事を見た小五郎も昨晩の事件の事を詳しく聞こうと目暮警部に電話をしますが、目暮は「今は忙しい、またにしてくれ」と何ともそっけない返事が返ってくるだけ。刑事が二人も射殺されたのだから忙しくて当然と蘭は目暮をかばいますが、何かいつもと感じが違う…小五郎はそう感じたのです。

 しかし小五郎の目暮に対する印象は決して間違ってはいなかったのです。それを裏付けるかのように警視庁捜査一課では、「例の件は私と君だけの秘密だ。決して他言せんように」と何やら秘密の会話をする目暮と白鳥警部の姿が…

 次の日、コナンは小五郎と蘭それに園子と一緒に米花サンプラザホテルにやって来ていました。その日15階の鳳凰の間では白鳥警部の妹・白鳥沙羅と画家の晴月光太郎の結婚を祝う会が催されることになっていたためで、白鳥警部の妹が弁護士の卵という関係もあり蘭の母・妃英理弁護士の姿を見せ、受付で自慢の達筆を披露します。

 コナンたちがクロークに荷物を預け会場に入るともう既に会場にはたくさんの人が集まっていましたが、白鳥警部の妹が主役とあって出席者の中には目暮警部をはじめ、小五郎が刑事時代に刑事課長だった小田切敏郎刑事部部長など警察関係者の姿も数多く見られました。しかし例の警察官連続射殺事件の影響のせいか皆どこか目つきが悪く、重苦しい雰囲気が場内には漂っていたのです。

 それから間もなくして会場の明かりが落とされ、新郎新婦の入場とともに”結婚を祝う会”がスタート。そして白鳥警部が主治医の風戸京介を伴い挨拶を済ませた頃、小五郎は芝刑事の射殺事件の捜査について詳しく聞こうと目暮警部に近づいていきます。ところが目暮はというと相変わらずのそっけない態度…そこで小五郎は気弱な性格の高木刑事を問い詰めて話を聞こうとしたのですが…

 「Need not to know…そう言えばお分かりでしょう? 毛利さん…」

 そう言って白鳥警部は小五郎にこれ以上余計な詮索をしないようにと頼んできたのです。"Need not to know"─それは「知る必要のない事」という刑事たちの間で使われている隠語で、この事件の犯人が警察関係者の中にいるかもしれないという事を暗に示していたのです…!

 それから蘭と園子が晴月と沙羅の二人にプロポーズの時の言葉について尋ねたのをきっかけに話題は小五郎が妃にプロポーズした時の言葉となり、妃は歯が浮くようなくだらないセリフといいながらも照れながらその時の言葉を話します。「お前のことが好きなんだよ、この地球上の誰よりも─」……その場にいない小五郎を横目に興奮する蘭や園子たちでしたが…。

 その後小田切刑事部長が息子でロック歌手の小田切敏也と言い合いになるなど不穏な空気が流れ、さらにパーティーが進み陽もすっかり暮れた頃、パーティーに出席していた佐藤刑事がトイレに向かいます。彼女は目暮が心配そうに声をかけるのを大丈夫だからと振り切って鳳凰の間を後にしたのですが、するとまるでそれを待ち構えていたかのように後をつける不気味な黒い影が…

 一方女子トイレに向かった佐藤刑事が化粧を直していると、トイレには先に蘭が入っていて佐藤刑事と鉢合わせとなります。

 「警察官ばかりでおかしなパーティでしょ」と申し訳なさそうにする佐藤刑事。しかし蘭は刑事が次々に標的にされている事を気にかけているらしく、佐藤刑事の事も心配していたのです。「大丈夫よ、私タフだから…」─そんな蘭の言葉にも佐藤刑事は明るく答えたのですが…。

 ところが次の瞬間、パーティ会場の15階が突如停電に見舞われ…女子トイレの中も当然真っ暗となり、様子を見てくるからじっとしているようにと蘭に言い残し佐藤刑事は暗闇の中を手探りで出口に向かって歩いていきます。

 しかしトイレの化粧台の下の物入れから光が漏れていることに気づいた蘭はとっさにその扉を開け、中にあった懐中電灯を手に取ってしまいます。するとまるでそれを待っていたかのように、闇に紛れていた暗殺者が光の方へ向けて拳銃を発射し……!!!

 罠だと気づいた佐藤刑事は蘭を守ろうととっさに駆け寄りますが、暗殺者の銃弾は2発、3発と佐藤刑事に命中。そのまま蘭にもたれかかるようにして二人は床の上に倒れ込みます。暗殺者はそれを見届けると拳銃をその場に投げ捨てて逃走してしまったのでした…。

 ほどなく停電が終わりトイレの中は明るさを取り戻します。蘭も我に返りますが、すると両手は血で真っ赤に染まり、目の前には銃弾に倒れた佐藤刑事の姿が…。

 二人はすぐに米花薬師野病院へと搬送され、二人を心配して小五郎と妃、コナンと園子、それに白鳥警部と高木刑事も病院に駆けつけますが、先に来ていた目暮警部の話によれば佐藤刑事の方は弾の一つが心臓近くで止まっており、助かるかどうかは五分五分という非常に危険な状態…。蘭の方も外傷はないものの意識が戻らない状態だというのでした。

 蘭はおそらく大丈夫だが心配なのは佐藤刑事と、コナンも佐藤刑事の身を案じるのでしたが、しかし外傷はないものの蘭にも重大な事態が発生していたのです。何と自分のせいで佐藤刑事が撃たれた事を悟った蘭は自責の念に駆られ、精神に異常を来たして記憶を失ってしまっており……

 ここに至って目暮警部はすべてを小五郎に話します。事件があったのは昨年の夏、東都大学付属病院の医師・仁野保の遺体が自宅マンションから発見され、事件を担当することになったのが目暮の先輩で捜査一課の友成警部と射殺された奈良沢修、芝陽一郎の両刑事、それに佐藤刑事だったのです。

 神野医師はかなり酒に酔った上自分の手術用のメスで右の頸動脈を切っていて死因は失血死。亡くなる数日前に手術ミスを患者の家族に訴えられていて、現場にあったワープロにも手術ミスを謝罪する遺書が残っていたことから、当初は自殺の線が高いと考えられていたのでした。

 ところが第一発見者となった隣町に住む神野医師の妹でルポライターの仁野環は、自分の兄は元々患者のことなどまったく考えない最低の医者だったと自殺説を真っ向から否定。しかも一週間ほど前にある倉庫の前で紫色の髪をした若い男と神野医師が口論をしているのを目撃したらしく、友成警部は念のため奈良沢、芝、佐藤刑事を連れてその倉庫に張り込みをかけることになったのです。

 しかしここで第二の悲劇が発生してしまったのです。気温が35度を超える猛暑の中張り込みをしていた友成警部が心臓病の発作で急に苦しみ出し、佐藤刑事たちはすぐに救急車を呼ぼうとしますが、友成警部は警戒中であることを理由にそれを拒否。自分でタクシーを捕まえて病院まで行くと言い現場を後にしたもののその途中で力尽き、心配して様子を見に行った佐藤刑事によって車で病院に搬送されますが、結局手術中に息を引き取ったのです。

 結局神野医師の事件は友成警部の死もありも自殺と断定されて捜査は終了したのですが、その後佐藤刑事は所轄に異動となった奈良沢、芝両刑事とともに勤務時間外に1年前の事件について調べ直していたらしく、その矢先に今回の連続殺人事件が発生したというのでした。

 それから目暮警部たちは犯人像についても話し合いますが、一連の事件の犯人が左利きだったことから救急車を呼ばなかった佐藤刑事たちを通夜の席で激しく糾弾していた友成警部の一人息子友成真がリストアップされます。

 一方記憶を失った蘭は阿笠博士や少年探偵団たちの訪問を受けますが依然として記憶が回復する兆候は見られませんでした。ところがコナンは蘭をずっと監視する何者かの気配を感じ取り、蘭が佐藤刑事が撃たれた時に犯人の顔を見てしまったのではないかと推理したのです。だとすると狙撃者は再び蘭を狙うことは間違いなく……

今回の見どころ
蘭の瞳の中に現れた暗殺者とは!?

 8月のある雨の日、米花公園前交差点にある電話ボックスで一人の刑事が何者かに銃撃されて亡くなり、同じ日の夜、今度は緑台にあるマンションの地下駐車場で再び刑事が射殺されるという刑事ばかりを狙った連続殺人事件が発生します。

 その翌日、白鳥警部の妹の結婚を祝う会に出席するため米花サンプラザホテルにやって来た小五郎は、パーティーに出席していた目暮警部から一連の事件について話を聞こうとしますが、なぜか目暮はそっけない態度。白鳥警部によると「Need not to know」─犯人が警察関係者の中にいるかもしれないため極秘に捜査が行われているからだというのですが、そのパーティー会場で第三の悲劇が…。トイレに向かった佐藤刑事が停電の中懐中電灯を拾った蘭を守ろうとして銃撃されて重傷を負い、自分のせいで佐藤刑事が撃たれたことにショックを受けた蘭は、意識は戻ったものの記憶喪失状態となってしまったのです。

 事ここに至って目暮警部は小五郎にすべてを話しますが、それによると狙われた三人はいずれも前年の夏に発生した東都大学付属病院の神野保医師が自宅マンションの部屋で変死していた事件を捜査一課の友成警部の指揮の下に捜査していたらしく、友成が急な心臓発作で急死し自殺と断定された後も密かに調べていたというのでした。

 一方記憶を失った蘭の周りを何者から監視していることに気づいたコナンは、蘭が佐藤刑事が銃撃された際に犯人の顔を見たと確信し…

冒頭のトロピカルランドのエピソードについて

 冒頭で新一と蘭がトロピカルランドで噴水を見るエピソードですが、噴水の話はこの映画独自のものですが、新一が蘭の頬に飲み物を当てるシーンは実は原作に同じエピソードがあります。

 これはアニメでは4「大都会暗号マップ事件」として放映された回ですが、この原作にあたる4巻にこのエピソードが掲載されています。ただし場所はトロピカルランドではなく東都タワーです。

 またアニメではこのシーンは丸々カットされており、それもあって今回の映画でこのシーンが使われたのだと思います。

「事件、事件、事件って…事件のバカヤロー!!!」

 これは冒頭で蝶ネクタイ型変声機で新一の声で会話をしていたコナンが突然電話を切ったために、怒った蘭が発した言葉

「あいつの参ったって顔、早く見てーなあ…」

 これは電話中のコナンのそばを通りかかった探偵団の三人のうち元太が発したセリフ。

 三人はコナンの参ったという顔が見たくて仕方ないらしいのですが、その妄想シーンでコナンが「参りました、降参です」と謝り、三人が得意になっているシーンは、背後の「勝利」の文字もあってかなり笑えます(笑)

三人で考えた「とっておきのクイズ」

 劇場映画では恒例となったクイズの出題。今回は探偵団の三人が考えたもので次の通りでした。

 灰原さんに「コナン君ってどんな人だと思う?」と聞いたら、月を見ながら「夏じゃない」と答えた。灰原は…

 1 コナン君をほめた

 2 コナン君をけなした

 さあどちらでしょう? 答えは映画を見ましょう(笑)

T.JINNO

 刑事部部長室で今回の事件のニュースを見ていた小田切刑事部長が手にしていた物にはそのような名前が記されていました。

 ちなみに小田切刑事部長は小五郎が刑事だった頃刑事課長で小五郎の上司だった人物らしく、結婚を祝う会では姿を見つけた小五郎が挨拶していましたね。

オレも近頃記憶が…

 結婚を祝う会で小五郎の元に白鳥警部が挨拶に訪れた際に白鳥は自分の主治医である風戸京介を紹介したのですが、その際に心療科の医師である風戸を小五郎にも是非にと薦める白鳥の発言を受けて小五郎が発したセリフ。しかしそれを聞いたコナンの反応がまた面白かったですよね(苦笑)

 ちなみに白鳥が心療科の医師にかかっているのは管理職でいろいろと心労が溜まるからということで、エリートである白鳥警部も大変なんだと思わされるエピソードでしたね。

「お前のことが好きなんだよ、この地球上の誰よりも」

 晴月光太郎は白鳥沙羅には特にプロポーズの言葉はなかったらしいのですが、それを聞いた妃は男はそれぐらいの方がいい、歯の浮くようなセリフを言うような奴はろくなものじゃないと言っていました。

 もちろんこれは小五郎の妃へのプロポーズの言葉を受けてそう皮肉を言ったのですが、逆にその言葉が何だったのか蘭たちから白状させられることになってしまいます。そしてこの小五郎の妃へのプロポーズの言葉、実は最後の最後で大きな意味を持つことになり…あとは見てのお楽しみです。

10年ぶりに…

 リラックスできるからという事で記憶を失った蘭は病院から毛利探偵事務所へと戻りますが、蘭を世話するために妃英理も毛利探偵事務所に一時的に住むことになります。

 ちなみに小五郎はストレスが溜まるからと同居に猛反対でしたが、もちろん問答無用でしたね(苦笑) そして久しぶりに妃が料理、ほっぺの落ちそうなビーフシチューを作ると言い出してまたまた大騒動に(苦笑)

豆知識
トロピカルランド

 ファンなら誰でも知っている、コナンの第1回「ジェットコースター殺人事件」でも出てきた遊園地の名前。

 高校生探偵の工藤新一が黒の組織の怪しい取引現場を目撃したものの、取引を見るのに夢中になっていたため背後からきたジンに気づかずに後頭部を殴打され、薬を飲まされて小さくなってしまった因縁の地でもあります。

 モデルになっているのは三重県の伊勢志摩にある「志摩スペイン村パルケエスパーニャ」なのだそうです。また冒頭のジェットコースターはパルケエスパーニャに実際にあるコースターのデザインが、取材協力を得てそのまま使用されているのだそうです

 そして映画の後半で蘭たちが乗ったミステリーコースターは怪奇と幻想の島にありましたが、ここで小五郎が悲惨なことに(苦笑)

 ちなみに下記のようなテーマパークの構成になっています。そして映画の中のニュースでは「野生と太古の島」が今年新たに出来たと言っていました。

冒険と
開拓の島
野生と
太古の島
科学と
宇宙の島
夢と
おとぎの島
怪奇と
幻想の島
正面ゲート
米花公園

 奈良沢修警部補の射殺事件が発生したのはこの公園前の交差点でした。

警視庁 米花警察署

 奈良沢修警部補の射殺事件を受けて捜査本部の置かれた場所。

小林刑事

 「世紀末の魔術師」に続き今回もちらっと登場しています。丁度2件目の芝刑事の射殺事件が報じられ、警視庁に舞台が再び移された直後です。

緑台メゾンパークマンション

 芝陽一郎刑事が射殺された第2の事件が発生したのはこのマンションの地下駐車場でした。

米花サンプラザホテル

 白鳥警部の妹・白鳥沙羅と画家の晴月光太郎の結婚を祝う会が行われたホテルの名前。15Fの鳳凰の間が会場となりました。

 ちなみに16Fは雷鳥の間で「…に未来はあるのか」という総会(画面が切れて読み取れず)が、14Fの雀の間では昆虫研究会総会が当日行われていました。

クロークの番号札

 蘭は87番、佐藤刑事は38番でした。

小田切敏郎

 警視庁刑事部部長(警視長)、小五郎が現役刑事だった頃は刑事課長でかなりお世話になっていたようです。中盤あたりでは純和風の自宅も登場、居合いの達人ぶりも見せてくれました。

米花薬師野病院

 米花サンプラザホテル15階のトイレで銃撃された佐藤刑事と蘭が搬送された病院。ちなみに白鳥の主治医・風戸京介はこの病院の心療科医師です。

Need not to know

 「知る必要のない事」という刑事たちの間で使われている隠語で、この事件の犯人が警察関係者、しかも上層部あるいは警察組織全体の中にいるかもしれないという事を暗に示しているのだとか。

東都大学付属病院

 友成警部が持病の心臓病が再発した際にこの病院で手術の最中に亡くなりました。また仁野保医師が勤務していた病院でもあります。

蘭姉ちゃんを守り隊

 記憶を失い、犯人から命を狙われている蘭を守るために少年探偵団が結成しました。ちなみに元太はとうがらし入りの水鉄砲、光彦はブーメラン、そして歩美は手錠を武器として持参してきていました。そしてこれらの武器、後半で思わぬ形で役立つことに(苦笑)

 当サイトではこのシーンもアイコンとして採用させて頂いております。

 

米花駅

 毛利探偵事務所に戻った蘭でしたが、小五郎と一緒にいるとイライラすると妃は気晴らしも兼ねて蘭と一緒に銀座へ買い物に行こうとします。そしてTR線の米花駅から銀座に向かおうとしました。

 ちなみに米花駅に隣接する駅は”しもだのばば”と”みどりだい”でした

 トロピカルランドのマスコットキャラクターの名前。今回の映画で登場していますが、当サイトでもアイコンとして下記の2つを採用させて頂いています。

 

主題歌
あなたがいるから」(小松未歩)
監督
こだま兼嗣
脚本
古内一成
企画
諏訪道彦
原案協力
奥山豊彦、浅井認
絵コンテ
こだま兼嗣
演出
佐藤真人
デザインワークス
山中純子
プロデューサー
諏訪道彦、吉岡昌仁
音楽
大野克夫(「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 オリジナル・サウンドトラック/ポリドール)
作画監督
須藤昌朋(総作画監督・キャラクターデザイン)
清水義浩(アクション作画監督・レイアウトチェッカー)
山中純子
美術
渋谷幸弘
撮影
野村隆
編集
岡田輝満
音響監督
小林克良
音響効果
横山正和
ストーリー・エディター
飯岡順一
製作デスク
斎藤朋之、大塚峰子
製作担当
西村政行
アニメーション製作
東京ムービー
製作
株式会社小学館、読売テレビ、ポリドール、小学館プロダクション、東宝、トムス・エンタテインメント
配給
東宝
©2000 青山剛昌、小学館、読売テレビ、ポリドール、小学館プロダクション、東宝、TMS
ビデオ
2001/4/21
DVD
2001/1/24
オリジナルグッズ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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下敷
ノート
シール
ポストカードセット
ピンバッジ
キーホルダー
メダル
パスケース
ポーチ
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Tシャツ
シャープペン
ボールペン
コロコロスタンプ
テレホンカード
リオトーンテレカ
ポスター
コナンキー
メモパッド
通販限定ピンバッジ
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評価

■以下ネタバレつき感想■
(未見の方はご注意下さい)

感想
評価 ★★★★★

 映画第4弾で2000年に公開された記念すべき作品。個人的にも映画館で観たのはこの作品が初めてで、この時期もっともこの「名探偵コナン」という作品に熱を上げて応援していたこともあって特に思い入れの強い作品です。それもあって好きな映画を一つだけ挙げろと言われるとやはりこの作品を挙げてしまいますね。

 今回は謎解き犯人当てについてはそんなに難しくなかったかもしれませんが、佐藤刑事が重傷を負い蘭が記憶を喪失するという極限状態の中、さらに犯人が自分の姿を見た蘭を殺そうと狙い続け、最後にトロピカルランドで見せる追跡劇は本当にスリルとサスペンス満載で、ドキドキしながら作品を見ていました。

 そしてラストで蘭が記憶を取り戻して得意の空手で犯人を滅多打ちにして最後に後ろ回し蹴りを決めるシーンでは本当にスッキリ爽快で、ここまで溜まっていた鬱憤を全部晴らしてくれたという感じでしたね。それぐらい今回の犯人にはムカつくという感情を持ちましたし、よくもまあ命を狙っておいてああやって医者としていけしゃあしゃあと診断できるものだと思いましたね。ラストに関しては何十回見ても未だに感動を味わえるぐらい個人的には名シーンの一つになっています。

 それ以外にも小五郎の妃へのプロポーズの言葉とコナンが言うセリフが同じというのも最後苦笑いでしたし、冒頭の科学と冒険の島の噴水が最後ああやって犯人を倒す際の伏線として使われたのはもちろんですが、その光景が蘭の記憶を呼び覚ますことにもなるというのはビックリで上手い脚本だったと感じました。

 あとは妃の料理を嫌がる小五郎とコナンの描写も秀逸で、大笑いさせてもらったことと、蘭と園子の友情の固さが心を打たれた点あたりが特に印象に残っています。それと蘭姉ちゃんを守り隊とトロッピーの登場もこの作品を語る上で外せないポイントの一つですね。

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