名探偵コナン64「第3の指紋殺人事件」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File64 第3の指紋殺人事件
英題
The Third Fingerprint Murder Case (CC: The Three Fingerprints)
放映日
1997/6/23
原題
TVオリジナル
ジャンル
本格
事件現場
寺岡警部の自宅~港湾埠頭13番倉庫前
管轄
東京警視庁捜査一課(目暮警部)
登場人物
江戸川コナン
毛利蘭
毛利小五郎
目暮警部
寺岡警部
寺岡美佐子
松山
仮面ヤイバー
本編の主人公、正体は工藤新一
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
警視庁捜査一課警部
警視庁捜査四課警部、小五郎の2年先輩
寺岡警部の妻
暴力団幹部
子供達に大人気の特撮ヒーロー
高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
茶風林
柴田秀勝
藤木聖子
声の出演なし
高木渉
あらすじ
「人間ってのは変わっちまうんだなぁ…」

 とある日の土曜の夜のこと、風呂から上がりリビングへとやって来たコナンは、蘭から明日小五郎の知り合いの自宅の庭で催されるというバーベキュー・パーティに三人で一緒に行かないかと誘われます。

 その小五郎の知り合いというのは名前を寺岡といい、小五郎が警察にいた頃の二年先輩で、当時とても世話になったということでした。そして現在は出世して、警視庁捜査四課の警部になっているというのです。

 捜査四課といえば暴力団担当。現職の刑事の面白い話が聞けると、コナンは喜び勇んで翌日寺岡の家へとやって来ます。ところが…

 翌日曜日は天気もまずまずで、三人は予定どおり寺岡夫妻とともに庭でバーベキューを堪能していました。寺岡は小五郎が警察にいた頃の思い出を懐かしそうに振り返り、小五郎は苦笑い。寺岡の言葉によると当時小五郎は犯人の推理はことごとく外れ、〈ハズレ刑事〉とあだ名されていたからです。
 そして今の小五郎の名探偵ぶりが信じられないと、口では言うものの表情はどこか嬉しそうな様子…。
 そんな和やかな雰囲気の中、パーティはますます盛り上がっていくと思われたのですが…

 突然寺岡警部の携帯のベルが鳴り、電話に出た寺岡はしばらくすると急に真剣な態度に変わります。そして電話の相手にすぐそちらへ向かうと言い残して電話を切ったのです。

 電話を終えた寺岡の話では、相手は松山という暴力団の幹部をしている男で、何と昨晩誤って人を殺してしまったというのです。その松山は以前から組から足を洗いたいと考えていたらしく寺岡は何度か相談にも乗っており、そんな寺岡を信頼して今回も電話をかけてきたということでした。

 そこで寺岡はその信頼に応えるためにも一人で松山に会い、自首を勧めてくると言うのですが…
 しかしその日寺岡は非番で拳銃も携帯しておらず非常に危険が伴う上に、もし松山に逃げられでもした場合寺岡の責任問題にも発展しかねないため、小五郎は寺岡の考えに反対します。そしてすぐにでも本庁に連絡して応援を頼むべきだと主張するのですが…

 寺岡はそんな小五郎の考えをもっともだと感じながらも、人間として信頼を裏切る訳にはいかないと悩んだ末に小五郎の考えを退け、結局小五郎と一緒に現場に向かい、会うのは寺岡だけということで小五郎を納得させたのでした。
 そして上着を取りに自宅へと戻ったのち、寺岡と小五郎は寺岡の車で松山の待つ港湾埠頭13番倉庫へと向かっていたのでした…。

 そんな二人を心配そうに見送る蘭と寺岡の妻の美佐子。しかし寺岡の何気ない仕草が気になったコナンは蘭とともにタクシーで小五郎たちを追いかけます。そして二人が寺岡と小五郎の向かった港湾埠頭13番倉庫に到着してみると…

 現場では小五郎が一人で寺岡が戻ってくるのを待っていました。寺岡のことが心配で仕方がない小五郎に、コナンは一緒に寺岡の様子を見て来ようと提案するのですが…

 その時突然遠くから拳銃の音が響き渡ります。驚いた小五郎たちが銃声の聞えた方へと駆けていくと…
 そこには右手に拳銃を握ったまま仰向けに倒れている男の姿と、それを目の前にして呆然と立ち尽くす寺岡の姿があったのです……!!

 すぐに警察が呼ばれ、現場にやってきた目暮警部から寺岡は事情を聞かれます。死亡したのは寺岡が会いに行った松山という暴力団幹部で、彼に会いに行った寺岡が自首をするようにと説得しようとした所、松山はいきなり寺岡に拳銃を向け、金とカードを渡すようにと脅してきたというのでした。
 どうやら松山はその金で高飛びする気だったらしく、現場には遺留品として日用品などが収められた彼のバッグも残されていました。

 しかし寺岡は逃亡してもいずれ捕まると何とか彼を必死に説得。両手を上げたまま松山に近づき、隙を見て飛びかかり取り押さえようとした所、揉み合っているうちに運悪く拳銃が暴発。それが松山の胸を貫いてしまったというのでした。

 そんな寺岡を小五郎は必死で不運な事故であったと必死に庇いますが、コナンはそんな小五郎の事故説に大いに疑問を感じている様子でした。

 結局警察は事故としてこの一件の取調べを進めて行き、何ヶ月かの減給は免れないものの思ったより寺岡に対する処分が軽いことに小五郎は安堵の表情を浮かべます。
 そんな中毛利探偵事務所を訪れた目暮の話で、拳銃には3種類の指紋が付着していたことが分かります。

 1つ目は死亡した松山のもの、2つ目は寺岡警部のもの。ところが3番目の指紋の主はどんなに調べてもはっきりせず……

NEXTコナンズヒント
イスとテーブル
コント
コナン「次回は、ちょっと変なタイトル!」
元太「今何時カニ? クジラ(九時だ)。くっふっふっふ」
OP
」(小松未歩)
ED
光と影のロマン」(宇徳敬子)
監督
こだま兼嗣
脚本
古内一成
絵コンテ
松浦錠平
演出
松浦錠平
作画監督
青野厚司
ビデオ
PART3-4
DVD
PART3-3
評価

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