(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 高木刑事 鈴木園子 服部平次 服部平蔵 長門道三(60) 長門信子(39) 長門康江(32) 長門秀臣(36) 長門光明(36) 武蔵之介(72) 日向幸(26) 赤城琴美 大和行平 監察医 警官 コック メイド 警備員A 警備員B 電話の声 |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 鈴木財閥の令嬢、蘭の同級生で親友 西の高校生探偵、新一のライヴァル 大阪府警本部長、服部平次の父親 長門グループ・会長、平蔵の旧友 長門家・長女 長門家・次女 長門家・長男 小説家 康江の夫(婿養子)・長門建設社長 長門家 執事 長門会長・秘書、秀臣の婚約者 長門会長の初恋の女性 赤城琴美の夫、一家で失踪中 監察医 警官 長門家 コック 長門家 メイド 長門家 警備員 長門家 警備員 長門信子の友人 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 高木渉 声の出演なし 堀川亮 小山武宏 北川米彦 松乃薫 相沢恵子 廣田行生 田中亮一 八木光生 深見梨加 声の出演なし 声の出演なし 千葉一伸 高戸靖広 高木渉 岩井由希子 千葉一伸 高戸靖広 巻島直樹 |
園子の鈴木財閥と肩を並べるほどの規模をもつ長門グループの会長・長門道三の招きで長門会長の屋敷へと招かれた小五郎は、病身のためベッドに横たわっている長門会長から彼の小学生時代の初恋の人を捜して欲しいという依頼を持ちかけられます。
その初恋の女性というのは名前を赤城琴美といい、高校卒業後29歳で大和行平と結婚し一子をもうけたもののその5年後に突然蒸発、以後消息不明になっているらしいのです。会長は妻に先立たれた寂しさから特に最近になって彼女のことをよく思い出すようになったらしく、懐かしさも手伝って彼女の消息が気になっているというのでした。
そして小五郎ならば電光石火の早業で赤城琴美を見つけ出してくれる、長門会長は彼の旧友からそのように推薦されて小五郎を指名したということらしいのです。それを聞いた小五郎は、その「旧友」というのが誰なのか気になって訊ねてみたのですが…
そこへ現われたのは、何と泣く子も黙る大阪府警本部長・服部平蔵でした。長門会長とは剣道部の先輩と後輩だったらしくその時のことを懐かしそうに笑いながら二人で話し合います。そしてそんな平蔵の背後からひょっこりと姿を現わしたのは…
平次との偶然?の再会を果たした後、会長の部屋には長門グループの長女・信子と次女の康江がやって来て、二人は小五郎たち客人のことや彼らの話していることを興味深そうに訊ねます。そして会長のそばで控えていた会長秘書の日向幸が信子の質問に答えようとすると…
突然信子は日向幸に対して派手に平手打ちを食わせたのです…。それ以外にも信子は彼女のことを女狐呼ばわりするなど、ひどく嫌っているのは明白でした。一体なぜ信子はそんなに日向幸を嫌っているのでしょうか?そして日向幸が去り際に残していった「炎の絆で結ばれている」というのは一体…!?
それから部屋には入れ違いに長男の秀臣と次女・康江の夫・光明が入ってきますが、秀臣の顔を見た一同は驚きます。秀臣は高校生の頃に事故で顔に大火傷を負ったらしく、それ以来ずっとニット帽を被り顔を包帯でぐるぐる巻きにして過ごしているらしいのです…!!
一言も語らずに会釈をしただけで部屋を去っていった秀臣は、まるでミイラ男か何かのような不気味な様相を呈していました…
それから今度は服部平蔵が、時間を気にしながら屋敷を後にすると言い残して去っていきます。それを聞いた長門会長はひどく不安がりますが、平蔵は代わりに平次を残し小五郎と二人で協力してもらうことで会長を納得させたのです。
一体長門会長は何をそんなに不安がっているのか?コナンは不思議がって平次に訊ねようとしたのですが…
その後屋敷の中では長門会長の60回目の誕生日が病身の体を気遣いながら慎ましやかに祝われ、その席で長門会長の口から、長男の秀臣と会長の秘書の日向幸の婚約が発表されます。そしてそれを聞いた長女の信子は、自分だけが独り身になってしまったことにショックを受けたらしく、苦々しい表情を浮かべながら早々にその場を立ち去っていってしまったのでした…。
一方そのめでたい場には、照れてでもいるのか当の秀臣の姿がありませんでした。そこで次女・康江の夫・光明が秀臣を呼びに行くと言い残して会長の部屋から出て行ったのですが…
秀臣の到着を待つ間、コナンは先ほどから気になっていたなぜ自分たちをわざわざここに留まらせているのか、という疑問を平次にぶつけます。そして冗談を言いながらも平次がその理由をコナンに話そうとしたその時でした。
突然会長の部屋の電話のベルが鳴り、執事の武蔵之介が電話に出ると、その電話は先ほど秀臣を呼びに向かった光明からのものでした。光明は先ほどから秀臣を探しているらしいのですが、どこにも姿が見えないと非常に困惑した様子で状況を説明したのです。ところが…
その時突然電話の向こうから光明の悲鳴が上がり、いきなり電気を消されて後ろから刃物で襲われたと、受話器の向こうから息も絶え絶えに訴えてきたのです。そして彼のいる会長の真下の部屋の様子を窺うため、小五郎たちが部屋のベランダから下を見下ろしてみると…
何と下の部屋のベランダには、刃物を口にくわえ、顔に巻いた包帯に返り血を浴びながら殺気立った表情を見せている行方知れずの秀臣の姿があったのです…!!!
驚いた小五郎たちは急いで階下に駆け降り、合鍵を使って部屋の中へと突入。ところが光明の姿はどこにもありませんでした。そして不審がる小五郎たちがコナンの一声でベランダの下を覗いてみると……