名探偵コナン114-115「スキューバダイビング殺人事件」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File114-115 スキューバダイビング殺人事件
英題
Scuba Diving Murder Case
放映日
1998/8/24・8/31(前編・後編)
原題
第17巻
File3「三つの謀」
File4「逃げた凶器」
File5「忘れちゃいない」
ジャンル
本格
事件現場
伊豆クイーンホテル ロビー~シーサイドレストラン〈ビッグ・ウェーブ〉前の海~伊豆中央病院 院長室
管轄
-
登場人物
江戸川コナン
毛利蘭
毛利小五郎
妃英理
戸田貴和子
松崎はるみ
河津邦生
松崎雅彦
伊東洋
救急隊員
従業員
フロント
ホテルマン
看護婦
院内放送
本編の主人公、正体は工藤新一
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
蘭の母親、腕利きの弁護士
大学生、スキューバダイビングサークルの一員
大学生、同、松崎雅彦の妹
大学生、同サークル部員
大学生、同、貴和子の幼なじみで婚約者
大学生、同、貴和子と松崎雅彦の幼なじみ
貴和子を伊豆中央病院まで搬送した救急隊員
伊豆クイーンホテルの従業員
伊豆クイーンホテルのフロント
伊豆クイーンホテルの従業員
伊豆中央病院の看護婦
妃英理たちを呼び出した院内放送の声
高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
高島雅羅
井上喜久子
皆口裕子
塩屋翼
八戸優
斎藤茂一
高木渉
千葉一伸
中嶋聡彦
巻島直樹
斉賀みつき
榎本充希子
あらすじ
「どーだか……自分から折れる事のできない度量の小さい男にしか見えないけど…」

 蘭の頼みでやって来た伊豆の海を思う存分にエンジョイしていた小五郎は、ふとした偶然(?)から、伊豆クイーンホテル前のビーチで妃英理と鉢合わせとなります。

 ところがこの夫婦、お互いの姿を見るなり犬も食わないような大ゲンカを始めてしまい…今回の感動の再会劇を画策した蘭の努力がすべて水の泡となるのは、もはや時間の問題でした。
 そんな夫婦親子三人のやり取りをそばで見ていたコナンは、一生かかってもこの夫婦に仲直りは無理だと感じざるを得なかったのです。そして更に悪いことに…

 蘭と英理がロビーの方を見やると、トイレに向かったはずの小五郎が、自分のファンだという女子大生二人を相手に鼻の下を伸ばしてだらしない表情をしていたのです…。
 そして小五郎、英理、蘭、コナンの四人は、彼女たちの誘いで二人の所属する大学のスキューバダイビングサークルの仲間たちとシーサイドレストランで昼食を共にすることとなったのですが…

 二人の女子大生は一人は名前を戸田貴和子、もう一人は松崎はるみといい、彼女たちの仲間の二人の大学生は一人は名前を河津邦生、もう一人は松崎雅彦といい、雅彦の方は松崎はるみの兄でした。
 そして4人は同じ大学のスキューバダイビングのサークル仲間で、その日も皆でダイビングを楽しんできたばかりだというのす。彼らにはもう一人伊東洋という大学生がいたのですが、伊東はまだ潜り足りないらしくその時その場には彼の姿はありませんでした。

 そして彼らのうち戸田貴和子と松崎雅彦、更に伊東洋の三人は幼なじみで、しかも貴和子と雅彦は次の週に学生結婚をすることになっているらしいのです。
 それを聞いた蘭はまるで自分の両親と同じような素敵なカップルだと、一人で嬉しそうにはしゃいでいたのですが、一方それを耳にした小五郎と妃はそれぞれが財布から自分の名刺を一枚取り出して…

 小五郎と英理の寒い痴話ゲンカ続く中、やがてまた潜りたくなったと貴和子がシュノーケルをつけてレストラン前の海へと飛び出していき、更にしばらくして今度は入れ違いに伊東洋が海から戻ってきてレストランにいた河津や松崎雅彦たちに合流します。その頃になるといつの間にか海は少し荒れてきており、婚約者の松崎雅彦は海に向かった貴和子を一人心配していたのですが…

 ところが雅彦の嫌な予感が的中してしまったのか、レストランにいた一同が海の方を振り向くと、海の中には溺れかけてもがくようにして手をバタバタとさせながら、必至の形相で周囲に助けを求めている戸田貴和子の姿が見えたです…!!!

 すぐさま一目散に婚約者の雅彦が海へと飛び出しますが、どうやら彼は泳げないらしくなかなか貴和子の所まで辿り着くことができませんでした。見かねた伊東洋が彼を引きとめ、彼の代わりに貴和子のもとへと近寄り彼女を救出したのです。
 そして彼の後からは河津邦生と松崎はるみ、それに蘭とコナンも駆け寄ってきて、貴和子の様子を心配そうに見つめていたのですが…

 その時でした、貴和子に近づいた蘭が、海の中に何か「動く物体」が存在することに気がつきます。そして気になった蘭が海中に潜ってその動く物体の方を見やると、そこには何と全長40センチくらいの大きさのウミヘビがいて、貴和子のそばを離れるようにしながら遠方の海へと泳ぎ去っていったのです…!!!
 そしてそれと同時に、無事救出されたはずの貴和子が顔を真っ青にしながら苦しみ出して…

 貴和子の様子がおかしいことに気がついた一同が彼女の左手の甲を見てみると、そこには蛇の牙の痕が残されており、ウミヘビに咬まれたことは疑問の余地はありませんでした。そこで貴和子はすぐに応急処置を施された上で伊豆中央病院へと搬送されていったのです。

 それからウミヘビを目撃した蘭がホテルの事務室で図鑑にあたってみた結果、貴和子に咬みついたウミヘビはエラブウミヘビという猛毒をもった蛇であることが判明したのです。
 ところがエラブウミヘビというのは、稀に黒潮に乗って伊豆沖にやってくることはあるものの、元来おとなしい性格で自分から人間に咬みつくことはまずないというのです。

 そこで今回の事件は、貴和子が誤ってエラブウミヘビの巣にでも手を突っ込んだために起きてしまった不幸な事故だと一同は考えたのですが…

 ところがコナンは、現場の状況を見て今回の事件は事故ではなく、何者かが故意にエラブウミヘビを貴和子の手に咬ませた犯罪だと確信していたのです。
 だとすると怪しいのは貴和子に駆け寄った人物の中にいることになるのですが……

原作との相違点
アニメオリジナルエピソード

 今回の作品も原作ベースですが、冒頭の小五郎が伊豆クイーンホテルのビーチで鼻の下を伸ばすシーンまでにオリジナルのシーンが多数追加されています。

NEXTコナンズヒント
File114 指輪
File115 1/2の頂点
コント
File114
コナン「次回後編、犯人は?」
元太「ホテルの従業員」
従業員(千葉)「何で私が…」

File115
コナン「次回は、ミステリー作家のミステリー」
蘭「一番ミステリーなのがミステリー」
コナン「なんだな」
OP
運命のルーレット廻して」(ZARD)
ED
氷の上に立つように」(小松未歩)
監督
こだま兼嗣
脚本
宮下隼一
絵コンテ
File114 こだま兼嗣
File115 佐藤真人
演出
File114 越智浩仁
File115 原田奈奈
作画監督
File114 志村泉
File115 宍戸久美子
ビデオ
PART5-2
DVD
PART5-2
評価

TOPへ

名探偵コナンカレンダー

×