名探偵コナン172-173「よみがえる死の伝言(ダイイング・メッセージ)」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File172-173 よみがえる死の伝言(ダイイング・メッセージ)
英題
The Revival of the Dying Message
放映日
1999/12/13・12/20(前編・後編)
原題
第25巻
File1「仲間外れ!?」
File2「死者は語らず」
File3「手探りの言葉」
ジャンル
本格
事件現場
トロピカルランド スケートリンク内女子トイレ
管轄
警視庁捜査一課(目暮警部)
登場人物
江戸川コナン
毛利蘭
毛利小五郎
目暮警部
高木刑事
鈴木園子
千葉刑事
京極真
伊丹千尋(27)
三沢康治(29)
佐野泉(28)
小松頼子(30)
織田國友(29)
成田
女A
女B
本編の主人公、正体は工藤新一
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
警視庁捜査一課警部
巡査部長、目暮の部下
鈴木財閥の令嬢、蘭の同級生で親友
捜査一課刑事、目暮の部下
杯戸高校空手部 主将
社長令嬢、クレー射撃仲間
銀行員、クレー射撃仲間
OL、クレー射撃仲間
主婦、クレー射撃仲間
消防士、クレー射撃仲間
クレー仲間の一人、半年前に自殺
トロピカルランドの客
トロピカルランドの客
高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
茶風林
高木渉
松井菜桜子
千葉一伸
檜山修之
佐藤ユリ
渡洋史
鵜飼るみ子
横尾まり
岸野幸正
声の出演なし
小池亜希子
園田恵子
(注)ネタバレになるため一部伏字になっています
あらすじ
「信じていーい? これからもずっと… どんなに離れていても…」

 旦那の帰りをじっと我慢して健気に待っている蘭とは違う─アメリカに行ってしまったきりなかなか連絡すら来ないという「生傷だらけの侍」に少し冷め気味だという園子は、蘭とコナンとともにイイ男だらけのトロピカルランドのスケートリンクにやってきておおはしゃぎ。そしていつものように新一のことで蘭を楽しそうにからかっていたのですが…

 それから三人はひょんなことからクレー射撃仲間だという一行と知り合います。その日も昼間に皆で撃って来たらしいのですが、どうやらそれが半年ぶりの集まりだというのでした。そしてその理由というのが何らかの「事故」のためだというのです。一体どういう「事故」が彼らの間に起きたのいうのでしょうか…?

 クレー射撃仲間というのはどこかの会社の社長令嬢だという伊丹千尋、それから銀行員の三沢康治、OLの佐野泉、主婦の小松頼子、そしてどことなく京極にも似た侍風の消防士・織田國友の5人でした。
 事故のことをコナンたちに話そうとしたのは好奇心旺盛なお嬢様の千尋でしたが、そんな彼女を織田は厳しく嗜めます。一方窘められた千尋もそんな織田のことを以前からあまり好ましく思っていないらしく…。
 そして彼女の話だと織田だけが5人の中で仲間はずれだというのです。一体どういうことなのか…?千尋以外は誰もそれを知らないらしく、コナンたちもまったく合点がいかないのでした。

 前々からなかなかその答を話そうとしなかったという千尋は、トイレから戻って来たらヒントを教えると言い残してその場を去っていきますが……

 いつの間にか辺りは人で混雑してきていました。それもそのはず、間もなくトロピカルランドで毎晩7時に打ち上げが始まる恒例の花火大会が開始されるからです。そしてこのスケートリンクは花火とトロピカルランドのお城が重なって見える絶好の場所であるため、その時間になるといつも人で一杯になるというのです。

 ところが一行はというと、「事故」のことを思い出して嫌な気分になったという織田はタバコを吹かしてくると、花火を何度も見ているという佐野泉はパスしてコーヒーを飲み行くと、空腹を感じたという三沢は食事をしてくると、そして小松頼子はトイレに行くと言い残し、皆がその場から立ち去ってしまったのです。
 結局場所取りのためその場には園子と蘭とコナンの三人が待っていることになったのですが…

 皆なかなか戻って来ず、そうしているうちに今度は園子がトイレを我慢できなくなりその場を離れます。そして園子がトイレに向かってみると…
 何とトイレの入り口には「清掃中 しばらくお待ちください」という掛札が立ち、数人の女性客が清掃が終わるのを今かと待っていたのです。
 刻一刻と花火の時間が近づきイラつく園子や他の客たちでしたが、しばらくするとついに「ヒューッ」という花火の打ち上がる音とともに「ドーン」という花火の開く音が辺りにこだまして…園子たちの願いも虚しく、ついに花火の打ち上げが始まってしまったのでした。

 園子たちはそれを恨めしそうに眺めていたのですが…その時でした。突然トイレのドアが開いたかと思うと中から丈の長いフード付のコートを着た人物が現われ、トイレから走り去っていったのです。
 それを不思議そうに見ていた園子は無人となったトイレへと足を踏み入れていき……

 一方リンクでは蘭とコナンが二人で夜空に咲く花火の美しい光景に見とれていました。そこへようやく散り散りになっていたクレー仲間たちも徐々に戻ってきました。そして一堂が会話を始めたその矢先に…

 突然周囲に響きわたったのは女の叫び声。どうやら園子のものらしく、異変に気づいたコナンはすぐさま悲鳴の上がった女子トイレへと向かいます。そしてそこで見たものは…
 背後の壁を血で真っ赤に染め、その床下に崩れ落ちるようにして倒れていたのは、謎めいた言葉を残してトイレへと向かったクレー仲間の一人・伊丹千尋だったのです…!?
 彼女は胸を血で真っ赤に染めてもう息はありませんでした。そしてそのすぐ後ろの壁には、アルファベットの「S」にも似たような奇妙な図形が残されていて……

NEXTコナンズヒント
File172 五円玉
File173 テニスボール
コント
File172
コナン「次回に向けて、園子姉ちゃんどうぞ」
園子「みんな、電話はマメにかけようね!」

File173
コナン「次回は2000年、よいお年を!」
園子「ねえ、それで私は結局トイレへ行けたの?」
元太「…よいお年を!」
OP
Mysterious Eyes」(GARNET CROW)
ED
Free Magic」(WAG)
監督
山本泰一郎/総監督 こだま兼嗣
構成
佐藤真人
絵コンテ
佐藤真人
演出
File172 佐藤真人
File173 広嶋秀樹
作画監督
File172 大島美和
File173 平岡正幸
ビデオ
PART7-4
DVD
PART7-3
評価

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