(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 目暮警部 高木刑事 灰原哀 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 半崎次郎(30) 杉山精一(52) 出前持ち 主婦 |
本編の主人公、正体は工藤新一 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 売れない演歌歌手 半崎のマネージャー 酒屋の出前の青年 近所の主婦 |
高山みなみ 茶風林 高木渉 林原めぐみ 岩居由希子 高木渉 大谷育江 星野充昭 稲葉実 千葉一伸 宮下富三子 |
大事件発生…!? 北西書籍店で少年サンデーの立ち読みをしていた元太たちのもとに歩美から届けられた事件の報らせ。それは他愛のない事件のようにも思えましたが、当の本人にとっては大事件中の大事件でした。なぜならそれは…
「バカモノォー!!!」
警察官にとって警察手帳は命の次に大事とまで言われる物…もし自分がその警察手帳を紛失してしまったことが上司である目暮警部に知られれば、大地を揺るがすほどのカミナリが落ちるのは必定…。
そこで高木刑事は、何とか目暮の耳に入る前に手帳を見つけ出そうと、手帳を落としたと思われる公園の中を必死に探し回っていたのでした…。その現場を探偵団たちに見られてしまい……
高木刑事の話によると、手帳が失くなっていることに気付いたのはその日の朝のことでした。そして必死に部屋中を探し回ってみたものの発見には至らなかったというのです。
そこで頭の中でよくよく考えてみたらしいのですが…すると一番最後に手帳があることを確認できたのが、前日帰宅途中に訪れた公園の中であったことを思い出したというのです。
昨日高木刑事が家に戻る途中でその公園の前を通りかかると、公園の中で二人の男が言い争いながら揉み合っているのを発見したといいます。
─「インチキ野郎、今すぐぶっ殺してやる!!」と罵り合いはますますエスカレートしていったため、高木刑事が慌てて仲裁に入ったらしいのですが、その際に自分が警察官であることを示すため、手帳を取り出して二人に見せたというのです…。
そしてそれが記憶の中では最後だったらしく、そのためその公園で落としてしまったとしか考えられないというのでした。
もっともそれだけ真剣に探してみても見つからないということは、誰かが拾っていったことも考えられる…とすれば言い争いをしていた二人は特に拾っていた可能性が高い…
そう直感した高木刑事は、探偵団たちの助力も得て言い争いをしていた二人の名前のうち、若い男の名前が「半崎」であること、そしてその男が売れない演歌歌手であり、もう一方の中年の男が半崎のマネージャーであり、「演歌には下積みが必要なのだ」と半崎を諭していたことを思い出したのです。
更にはコナンのアドバイスから、半崎という男が近所に住んでいる可能性が高いことも判明して…
そこで探偵団たちは二手に分かれ、コナンと光彦が高木刑事とともに「半崎」という男を探す手伝いを、歩美と元太が公園に残って引き続き手帳を探すこととなったのですが…
探偵団たちの努力も空しく、半崎という男の手がかりもなければ手帳を見つけることもできなかったのです…
ところが、落胆している高木刑事とコナン、そして光彦が公園に戻ってきてみると…