(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 阿笠博士 目暮警部 高木刑事? 小嶋元太 円谷光彦 吉田歩美 津川秀治(57) 玉田和男 事務員 |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 新一の家の近所に住む自称天才科学者 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 米花図書館館長 米花図書館職員 米花図書館事務員 |
高山みなみ 山崎和佳奈 声の出演なし 緒方賢一 茶風林 千葉一伸 高木渉 大谷育江 岩井由希子 永井一郎 声の出演なし 茂呂田かおる |
外交官殺人事件を見事に解決したコナンが歩美、元太、光彦の三人に引っ張られるようにしてやって来たのは米花図書館3階の児童書コーナー。
児童書コーナーである以上子供向けの本ばかりなのは当たり前だとは思いつつも、自分で感想文を書くとなるとこれはまた別問題。探偵団の三人が児童書「カエルかめん」を楽しそうに読んでいる中でコナンは一人本の選択に苦心するのでした。
それにしてもいくら児童書コーナーだからといっても整理整頓くらいはして欲しいと、コナンは本の並び方がいびつなことにひどく不満そう。更には整理棚も開けっ放しになっていて、ダンボールの箱が顔をのぞかせていたのです。そしてコナンがそのダンボールの中にあった本を手にとって見ると…
その本は外国から輸入された本らしく、まだ開封もされずにビニールコーティングされていたのです。それはいいとしても箱に逆向きに本を入れるのはどうかと、推理小説好きのコナンはそれを不思議そうに眺めていました。
するとそこへ一人の男がやってきて、子供向けの本ではないから触ってはいけないと優しい調子で注意します。その人物は津川秀治という名前で、この米花図書館の館長を務めている男でした。
そうこうしているうちに米花図書館は急に慌しさを見せ始めます。何とどういう訳か警察が図書館にやってきているらしく、先ほどの津川館長に面会を求めているというのでした。一方警察の車を不思議そうに眺めていたコナンは好奇心が騒ぎ出し、下の様子を見てくると言ってエレベーターに向かって駆けていきます。
そしてその後を追うようにして探偵団の三人もエレベーターに向かったのですが、元太が太り過ぎているせいか結局重量オーバーで乗ることができず、コナンたちは仕方なく階段を使って降りていったのです。
下に降りてみるとそこには警視庁捜査一課の目暮警部が館長の津川に事情を聞いている所でした。目暮の話によるとこの米花図書館の職員の玉田という男が一昨日の夜から家に戻っていないらしく、それを心配した彼の妻から警察に連絡があったというのです。
玉田という男は几帳面だったらしく帰宅する前にはいつも妻に図書館から電話を入れていたらしいのですが、それが一昨日の夜はなかったというのです。
ということは彼は勤務中に何者かに連れ去られたか、あるいはまだこの図書館のどこかにいるかどちらかしか考えられず、後者だとすれば殺害されている可能性が非常に高い…警察はそう考えて米花図書館の中を捜索し始めたのでした。
ところが警察の懸命の捜索も虚しく結局玉田の手がかりはついに発見できず、警察はやむを得ず引き揚げていってしまいます。
しかし図書館に流れる妙な違和感を敏感に察知したコナンは、玉田が図書館のどこかに死体となって隠されていると考えて探偵団たちとともに館内に潜伏。閉館時間を過ぎて人気がなくなったのを見計らい、館内を捜索し始めたのですが……
この作品ではまたしても高木刑事っぽい人物が登場しています。今回も相変わらずスーツの色は茶色です。しかし今回は声は千葉一伸氏。でも顔は高木刑事…。
何だかとても奇妙でした(苦笑)