(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 中島秀明(27) 上田光司(27) 竹下裕信(27) 石川 テキーラ 係員A 係員B 係員C 鑑識A 鑑識B ジン ウォッカ |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 満天堂 ゲーム開発部社員 満天堂 ゲーム開発部社員 満天堂 ゲーム開発部社員 ゲーム会社満天堂社長 黒の組織の男たちの仲間 米花ホテルの係員 米花ホテルの係員 米花ホテルの係員 鑑識員 鑑識員 黒の組織の男、新一に毒薬を飲ませた人物 黒の組織の男、ジンの手下 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 谷川俊 山田佳伸 堀川仁 石波義人 廣田行生 岩井由希子 茂呂田かおる 吉沢佐衣子 千葉一伸 高木渉 声の出演なし 声の出演なし |
小五郎が監修したという満天堂製作の推理ゲームソフト「毛利小五郎推理の館」の製作発表会へとやってきた小五郎、蘭、コナンの三人。ところが当の本人といえば、前祝いと称して昨晩飲み過ぎたらしく、吐き気を抑えながら青い顔をして最悪の体調のようでした。
そして軽く5、6杯あおっただけだと、小五郎は飲んだ酒の名前を挙げていったのですが…
ジンとウォッカ…コナン(新一)の体を毒薬で小さくした黒ずくめの服装をした謎の組織の男たちのことを、コナンは一日とて忘れたことはありませんでした。しかしなかなか彼らの手がかりを掴むことができずに今日まで過ごしてきたのです。
会場となった米花ホテルにはゲーム業界関係者のほとんどがやって来ているらしく、大変な混雑振り。そんな中小五郎たちは荷物をホテルのクロークに預けるために長い列の最後尾に付き自分たちの順番が来るのを待っていました。
すると小五郎たちのもとに一人の若い男がやって来ますが、彼は満天堂のゲーム開発部に所属し、「毛利小五郎推理の館」のソフト開発を企画した中島秀明という男でした。小五郎とは企画会議で会ったことがあるらしく、今回のソフトが業界の話題を独占し注目を集めていることをお互いに喜び合っていたのですが…
そこに同じ満天堂のゲーム開発部に所属する中島の同僚の上田光司が同じく同僚の竹下裕信を伴って、中島のことを皮肉たっぷりに褒め出したのです。
自分が何気なく中島に話した企画がいつの間にか中島の名前で企画書として提出されてしまったことを根に持っているらしく、中島の女性関係や借金のことをちらつかせて不敵な笑いを浮かべながらその場を去っていったのです。
そんな中行列はなかなか進まず、小五郎がやっと番号札を受け取って荷物を預けた頃にはもう満天堂の社員たちは会場に集まって準備をしなくてはいけない時刻になっていたのでした。
社長に怒鳴られないうちに早く行かなければとその場にいた三人の社員は行列に割り込み、お揃いの満天堂のロゴの入った重そうな鞄をクロークに預けて慌てて会場へと走り去っていったのです。
そしていよいよ新作ゲームの発表会が始まり、小五郎が気分が悪そうに満天堂の新作ゲームの説明会に参加している間、蘭とコナンは格闘ゲームなどの試作品に興じていました。そして蘭がパンチングマシーンで好記録を出す中、コナンはその場で一緒に蘭の一撃を見ていた中島に案内されてトイレへと向かいます。
その途中、二人は辺りをキョロキョロしながら歩いていたため、前方を歩いてくる人影に気づかずにぶつかってしまったのです。ところがぶつかった相手は黒いスーツに身を包んだ大男で、コナンたちの方が吹き飛ばされてしまっただけでした。2メートルはあろうかというその男の威圧感に二人は圧倒されてしまいます。
そしてコナンが用を足しトイレから出てくると、先ほどの大男はまだ会場にいて、ホテルのクロークの前で満天堂のロゴの付いた鞄を受け取っている所でした。それから男は公衆電話の前にやってきて電話をかけ始めたのですが…その会話の内容を聞いたコナンは表情が一変します。
何と男は「テキーラ」と名乗り、ウォッカに取引が無事に終了したことをジンに伝えるようにという連絡を入れていたのです…!!!
この男は黒ずくめの男の仲間…すぐにコナンは機転を利かせてテキーラに盗聴器と発信器を仕掛け、犯人追跡メガネで彼の行動を探り始めます。しかし…
それからテキーラは男子トイレの中に入っていきました。そこでコナンが盗聴器の音声を拾ってみると…
テキーラが「なんやコレ入れへんぞ… ん?あいてるんか?」と言ったかと思うと突然奇妙な音がして、次の瞬間、閃光とともにトイレから大きな爆風が巻き起こり……