(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 村瀬 酒屋の店員 店員 ドライバー ひろし ワタル 仮面ヤイバー |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート コンビニの店長 自転車で配達していた酒屋の店員 文房具店〈IZUMI堂〉の店員 新宿57 さ 31‐15の緑色の車の持ち主 歩美の家の近所に住む一人っ子の少年 第一グループの探偵団たちの担当少年 子供達に大人気の特撮ヒーロー |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 岩井由希子 高木渉 大谷育江 金尾哲夫 千葉一伸 菊池祥子 高戸靖広 渡邊美香 声の出演なし 声の出演なし |
空も気持ちよく晴れ渡った5月19日の朝、米花町では大売出し記念イベントと銘打ち米花町商店街主催で〈はじめてのお使い大会〉が盛大に開催されていました。
ルールは至って簡単。子供たちは米花公園をスタートして一人で500メートル先の米花商店街に向かい、買物リストに書いてある商品を購入して米花公園まで戻ってくるというもので、その一部始終を記録係たちがビデオに収めて地元のケーブルテレビに流し、順位を決め商品をプレゼントするということになっていたのです。
子供たちが買物をしている間大人たちは一切声をかけたり助けてはならず、ただ見守るだけ…そのため何度も米花公園に戻って母親に教えてもらったり、迷子になって泣き出してしまったり、あるいは買物リストを無視して自分の好きなものを買ったり、ゲームセンターに行ってしまったり…子供たちの個性的な一面が見られる楽しいイベントなのでした。
そして小五郎と蘭が来賓席で笑顔を振りまく中、コナンはというと歩美、元太、光彦の少年探偵団の三人と子供たちの記録係を担当することになってしまいます。市民に愛される探偵団を目指すため自ら進んで引き受けたという話を聞き、コナンはそんな探偵団など聞いたことがないと呆れるのですが…
第一グループが終わると、続いて第二グループがスタート。今度少年探偵団たちが担当するのは青い野球帽を被り、左手には買物カゴ、右手に仮面ヤイバー人形を持ったひろしという、歩美の家の近所に住む少年でした。
ひろしは歩美たちが見守る中、ヤイバーごっこをしながら楽しそうにスタートを待っていましたが、そんな姿を見てコナンはひろしのことがちょっと気になった様子。
ひろしの買物リストにあったのは歯ブラシ、油揚げ、祝儀袋。意外と難しいような気もしますが、果たして無事にこれらを購入し米花公園まで戻ってくることができるのでしょうか?
スタートすると、いきなりひろしは勢いよく走り出し、慌てて彼を追った探偵団たちは踏切りに邪魔されて彼を見失ってしまいます。しかしコナンの推理のおかげで何とか彼を発見。ところが今度は自動車に邪魔されて…またしてもひろしは探偵団の前から姿を消してしまったのでした。
そして姿が見えなくなったひろしは、何故か人気のない廃ビルへと足を踏み入れていったのですが…
探偵団たちがひろしを探して町中を歩き回っていると、その甲斐もあってかようやくひろしの姿を発見することができます。しかしひろしは探偵団たちをからかっているのか、笑顔を浮かべながら少年探偵団たちに手を振り、やがて走って行ってしまいます。
その後米花町商店街へと到着したひろしはようやく目的の商品を買うための店を捜し始めます。ところがひろしは歯ブラシを買うべき薬局も、油揚げを買うべき豆腐屋の前も敢えなく通り過ぎ、模型店の前でプラモデルを物欲しげに眺めている始末…。それを見てコナンたちもただ呆れてしまうのでした。
ところがそんなひろしに突然の災難が訪れます…まず最初は模型店のショーウィンドウを眺めていたひろし目がけてトラックに積まれていた建築材のパイプがいきなり何本も落下してきます。
それから今度は坂道を無人の乗用車が勢いを増しながら下ってきて、道路を横断しようとしていたひろしの前に襲いかかってきたのです…!!!
幸いどちらも間一髪で難を逃れますが、トラックはパイプを結んでいたロープが何者かによって故意にナイフで切断されていたことが判明し、乗用車も持ち主の証言でサイドブレーキがかけられていたことが確認され、どちらも何者かが故意にひろしを傷つけようとしたことは明らかでした。
一体誰がなぜひろしを…?そして事故のどさくさに紛れて、またもやひろしを見失ってしまった探偵団たち。コナンはひろしの身に危険が迫っていると直感し、慌ててひろしを捜し始めたのですが……