(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 永井達也(26) 西谷美帆 巡査 鑑識 中年男 |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート ふた駅先の緑台3丁目在住の浪人生 杯戸町のファミリーレストランに勤務する女性 現場周辺を担当する警察官 鑑識員 犬の散歩をしていた近所の住民 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 岩井由希子 高木渉 大谷育江 高木渉? 伊藤美紀 千葉一伸 巻島直樹 中嶋聡彦 |
澄んだ空気が心地よいある夏の朝早く、小五郎、蘭、コナンの三人はハイキングに向かうために米花町の町中を歩いていました。晴れ上がった空を気持ち良さそうに眺めながら快調な足取りで歩いている蘭とコナンとは対照的に、小五郎一人だけが暗いうちから起こされたために目の下を黒くして、いかにも眠そうな表情で気だるそうに歩いていたのです。
ところがそんなひどい睡眠不足を訴えながら歩いていた小五郎の目の前に、一台のジュースの自動販売機が飛び込んできます。そしてその一番左端には、名前からしていかにも元気が出てきそうな「ガッツマン」の黄色いラベルが─。
これ幸いと小五郎はガッツマンを1本購入し、取出口から壜を取り出そうとしたのですが…
何と自販機の取出口にはガッツマンが2本あったのです。小五郎はラッキーだと言ってそれを取り出して飲もうとしますが、蘭は1本は最初から取出口にあったものかもしれず、何か変な所でもあれば怖いからと飲むのを止めるようにと主張します。
それを聞いた小五郎はガッツマンの壜を綿密に調べてみますが、キャップは未開封でどこにもおかしな所もなく変な匂いもしなかったため、慌て者が何本も買っていって一本忘れたのだろうと考え、それを飲み始めたのです…
それを見た蘭とコナンはひどく心配しますが、結局小五郎はガッツマンを飲んでただ元気になっただけのようでした。
ところがそんなやり取りをしている時、それを遮るかのようにして突然遠くから女性の悲鳴が聞えてきたのです。すぐに小五郎たちは現場に駆けつけたのですが…
叫び声の聞えた所までやってくると、そこには道の真ん中に仰向けに倒れ、口から泡を吹きながらもがき苦しんでいる若い男の姿があったのです。
すぐさま蘭に救急車を呼びに行かせて、小五郎はその黄色いシャツを着た男のそばに駆け寄っていきますが、コナンはそんなもがき苦しむ男のそばに一本のガッツマンが転がっているのを発見。それに気がついた小五郎が男にあのガッツマンを飲んだのかと訊ねると、男は苦しそうにしながらも必死で頷いたのでした。そしてそれを最後に男は力尽き…そのまま息を引き取ってしまったのです。
それから警察の捜査が開始されますが、小五郎とコナンの想像通り道端に転がっていたガッツマンに毒が仕込まれており、それが死因だったことが判明します。
被害者の名前は永井達也といい、ここから二駅ほど先の緑台3丁目に住む学生でした。そしてガッツマンに入っていたのは有機燐酸系化合物らしく、呼吸困難の末に肺水腫を起こして亡くなったらしいのです。
一体何者が彼に毒入りのガッツマンを飲ませたのか…?悩む目暮でしたが、小五郎にはもちろん自分が先ほどガッツマンを購入した例の自動販売機の心当たりがありました。
そこで小五郎は目暮を自販機の前まで案内し、先ほど自分が買ったガッツマンを証拠として見せた上で、今回の事件が何者かが毒入りのガッツマンを自販機の取り出し口に置き、被害者の永井達也がガッツマンを購入した際に過って毒入りのガッツマンの方を取り出してしまい、歩きながらそれを飲んでいるうちに毒が回って苦しみ出し亡くなったものであると推理。不特定多数を狙った無差別殺人であると主張したのです。
ところがそんな中、現場にいた警察官の一人が、突然思い出したように目暮に興味深い話を始めたのです。
その警官は、3週間ほど前に被害者の永井からストーカー被害を受けている、とある女性から相談を持ちかけられ、永井に不審尋問をしたことがあったと言うのでした。
そこでその時の詳しい様子を聞くために、目暮たちはそのストーカー被害を受けていたという西谷美帆の住むアパートへと事情を聞きに向かったのですが…
何といっても今回の一番の主役はこれ。元気が出そうなネーミングですよね。
声の出演のテロップに永井達也の名前なかったため、出演者のいずれかだと考えられますが、声を聞いてみると明らかに高木渉氏だと思われます。