(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 トメさん 黒田憲三 南条隼人(42) 南条みゆき(37) 吉野里美(28) 大野忠雄(45) 北野広之(28) AD カメラマン 警官 女性レポーター 死神陣内 |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 鑑識員 悪徳弁護士 映画俳優、死神陣内役 南条隼人の妻 南条隼人のマネージャー、元女優 ワイドショーのTVディレクター、元映画監督 映画俳優、3年前死神陣内撮影中に事故死 映画スタッフ 映画スタッフ 目暮の部下 TVワイドショーのレポーター 映画キャラクター、南条隼人の殺害を予告 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 中嶋聡彦 ??? 山口嘉三 幸田直子 佐久間レイ 仲野裕 千葉一伸 高戸靖広 辻親八 高木渉 岩井由希子 ??? |
ある日のこと、小五郎は見事抽選に当たった映画「死神陣内 新たなる挑戦」の試写会に蘭とコナンと出かけますが、開始わずか5分ですでに夢の中にいました。
そして夢から覚めた小五郎が試写会終了後会場外のソファで休憩していると、そこへ今回の映画の主人公・死神陣内役を務める俳優・南条隼人の妻みゆきがやって来て、小五郎にある依頼を持ちかけてきたのです。
「今宵 南条隼人の命をいただきに参上する 死神陣内」─そのように書かれた予告状がその日の朝、南条隼人の事務所の郵便受けに投函されていたというのでした。それを南条の妻・みゆきはひどく不安がり小五郎に相談を持ちかけたという訳でした。
ところが、当の南条隼人はたちの悪いいたずらに過ぎず、仮に本物だったとしても警察はあてにはせず、自分の身は自分で守ると力強く宣言し、小五郎たちに帰るように強く言い放ったのでした。
そこで小五郎の思いつきで、警察の代わりに南条隼人のオフィスビルの前にたくさんのマスコミを集めて犯行予告があったことを世間に公表することで、犯人に迂闊に南条に手出しをさせないように仕向けたのですが…
現場には数多くのマスコミが駆けつけていましたが、関係者の中には南条の殺害予告を頭から信じていない人間もいました。特に中継をしていたワイドショーのディレクターの大野忠雄は、どうせ南条が映画の宣伝目的のために自分で仕組んだ狂言だろうと冷たい言葉を投げかけます。どことなく南条と以前何かのトラブルでもあったかのような口ぶりでした。
そして夜10時を回り…南条隼人の事務所のあるオフィスビルは既に南条の部屋以外は全て明かりも落ち、そのオフィスにも妻のみゆきやマネージャーの吉野里美らも帰されてしまったため、ビルの中には南条が一人でいるだけでした。
そんな中小五郎たちはオフィスビルのすぐ近くの公園で様子を見守っていましたが、すると突然撮影スタッフの一人が何かを見たらしく驚いた声を上げたのです。そしてそのスタッフが指差す方向を見てみると…
何と公園の噴水の上には、黒いマントに骸骨の仮面を身につけた死神陣内の姿が……!?
小五郎たちが気がつきその後を追い始めると、死神陣内は宙を舞いながら軽快な足取りでその場を立ち去っていき、林の中へと姿を消してしまったのです。これは一体…!?
そしてコナンがそれが罠だと気がついた時にはもう既に手遅れでした。小五郎たちは慌てて南条のオフィスビルへと引き返して来ますが、ビルの玄関までやって来た所でビルの上の方から銃声が響き渡ったのです。そして小五郎たちが急いでエレベーターを使って7階まで上がり南条のいる部屋に突入してみると…
そこには頭を打ちぬかれて血まみれになって死んでいる、南条隼人の無残な姿がありました…。その一方で何とも奇妙なことに、コナン自身が小五郎たちがエレベーターで上の階へと急いでいた頃に南条の部屋に犯人らしき人影を見ているにも関わらず、犯人の姿はどこにもなく……
ビルの窓は全て内側から鍵がかかり、エレベーターは小五郎やカメラマンたちが使用し、残る唯一の脱出口である非常階段の前には蘭と女性レポーターが立っていた状況の中で、死神陣内は一体どうやってビルの中から脱出したというのでしょうか……?
名前の出なかった51「ゴルフ練習場殺人事件」での登場を除けば、これが記念すべき初登場シーン。最初のやり取りは目暮警部とでした。
トメさん「警部、現場検証終わりました」
目暮「ああ、ご苦労様。銃弾は見つかりましたか?」
トメさん「いいえ、おそらく非常口から外に飛び出してしまったんでしょう。」
目暮「だとすると、発見は難しいな。」
大特集!といきたかったのですが、この間ほんの十数秒でした。これですべてのシーンです(笑)