名探偵コナン116-117「ミステリー作家失踪事件」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File116-117 ミステリー作家失踪事件
英題
The Mystery Writer Disappearance Case
放映日
1998/9/7・9/14(前編・後編)
原題
第19巻
File2「蒸発した文士」
File3「1/2の頂点」
File4「フランスにて…」
ジャンル
本格
事件現場
毛利探偵事務所~大学館 雑誌〈文芸時代〉編集部~杯戸シティホテル2407号室
管轄
東京警視庁捜査一課(目暮警部)
登場人物
江戸川コナン
毛利蘭
毛利小五郎
目暮警部
高木刑事
灰原哀
服部平次
新名香保里(22)
新名任太朗
香保里の母
松田左文字
編集者A
編集者B
編集者C
編集長
漫才師A
漫才師B
ジン
ウォッカ
医者
本編の主人公、正体は工藤新一
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
警視庁捜査一課警部
巡査部長、目暮の部下
黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保
西の高校生探偵、新一のライヴァル
OL、新名任太朗の娘で事件の依頼人
推理作家、「探偵左文字」の生みの親
新名任太朗の妻
居合い抜き探偵、「探偵左文字」の主人公
大学館 雑誌〈文芸時代〉の編集者
大学館 雑誌〈文芸時代〉の編集者
大学館 雑誌〈文芸時代〉の編集者
大学館 雑誌〈文芸時代〉の編集長
漫才コンビ
漫才コンビ
黒の組織の男、新一に毒薬を飲ませた人物
黒の組織の男、ジンの手下
新名任太朗の主治医
高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
茶風林
高木渉
原作のみ
堀川亮
大坂史子
藤本譲
秋元千賀子
鈴木英一郎
中嶋聡彦
千葉一伸
巻島直樹
???
世田壱恵
金光宣明
声の出演なし
声の出演なし
中博史
(注)ネタバレになるため一部伏字になっています
(注)ジンとウォッカはアニメのみの登場
あらすじ
「えーっと 編集長の声はっと…」

 とある金曜日の夜、小五郎と蘭、コナンの三人が夕食を取りながら人気推理ドラマ「探偵左文字」を見ていると、2階の毛利探偵事務所のインターホンを鳴らす音が聞えてきます。最初は夜も遅いため、またで直してもらうようにと小五郎は蘭に言っていたはずなのですが…

 ところが蘭と会話をしている声が女性の声だったため気になった小五郎が階下をのぞいて見ると、事務所を訪れたのはとんでもない美人の依頼人だったのです。
 そして数分後…毛利探偵事務所では、その女性が小五郎に依頼内容を話し始めている所でした。

 その女性の名前は新名香保里といい、奇遇にも先ほど小五郎たちが見ていた推理ドラマ「探偵左文字」の原作者である推理作家の新名任太朗の娘だというのです。
 そして何とその彼女の父親の新名任太朗が、母親とともに2ヶ月前から行方不明になっているらしく、二人を探し出して欲しいというのが香保里からの依頼内容だったのです…。

 それを聞いた小五郎は、先ほどテレビを見ていた際に蘭が話していたことを思い出し─蘭の話によると、新名任太朗は2ヶ月前から〈文芸時代〉という雑誌に10年ぶりの再開となる「探偵左文字」シリーズの連載をしていたのです─元気に執筆しているのではないかと香保里に聞き返したのですが…

 しかし香保里の話によれば、新名夫妻は連載再開の一週間前に「ちょっと出かける」という書き置きを残して、親戚にも友人にも全く知らせずにまったく姿を消してしまったというのです。
 その一方で、確かに小五郎の言う通り原稿だけは毎週土曜日午前0時丁度にFAXで大学館の文芸時代編集部編集部に送られてくるというのですが、そうだとしても自分に2ヶ月も連絡をしないというのは今まで一度もなかったことらしく、何かあったとしか考えられない…香保里はそのように考え、ひどく心配しているというのです。

 そこで小五郎たちは香保里を連れて、その原稿が送られてくるという大学館の〈文芸時代〉編集部に向かい、編集者に事情を聞いてみることにしたのです。

 〈文芸時代〉の編集者の話では、送られてきた原稿はワープロ文字で打ってあるものの、その文体から間違いなく新名任太朗の作品であると考えられ、また直筆のサインもちゃんとあるということでした。ところがその一方で、今回の新連載にはいくつか奇妙な点もあったというのです。

 まず第一に、そもそも今回の左文字シリーズを再開したことが変といえば変だったというのです。なぜなら文芸時代の編集部は、何と4年も前から左文字シリーズの再開を何度も新名に頼み込んだらしいのですが、その度に新名からは左文字は10年前に犯人とともに炎の中に消えた際に既に死んでいて、もう復活することはないと断られていたからでした。
 ところが2ヶ月前になって突然、新名の方から連載再開と誌面を空けて欲しいという要望があったというのです。一体新名にはどんな心境の変化があったというのでしょうか?

 次に妙なことというのが、「全国の名探偵諸君に告ぐ! 私の頭脳を凌駕したくばこの事件の真の謎を解明したまえ」という、温厚な新名には似合わない何とも挑発的な献辞が書かれていたことでした。

 更にはもう一つ、作中にはフランスに滞在する売れない小説家で左文字の古い友人という設定で、新名本人が登場してくるというのですが、左文字シリーズが40作品書かれてきた中でそのようなことは初めてだというのです。
 一体これらは何を意味しているのでしょうか?

 それからしばらく時間が経ち、日付は変わって土曜日の深夜0時を迎えると、毎週土曜日0時にFAXで送られて来るという新名の原稿は、その日もきちんと編集部に送られてきたのでした。
 ところがコナンは今まで送られてきた原稿と、その日送られてきた原稿を見比べて、ある奇妙な点を発見したのです。

 それは新名直筆のサインに関してで、何と送られてきた原稿のサインを見比べてみると、第6話から8話までの新名の直筆のサインはコピーでもしたかのようにまったく同じだったのです…!とすると新名はもう……

 しかしコナンはまだ生きている可能性も考え、新名の原稿に込められた彼からのメッセージを何とかして解き明かそうと、懸命に智恵を振り絞り始めたのですが…

NEXTコナンズヒント
File116 フランス語
File117 バックミラー
コント
File116
コナン「原作者の青山先生から伝言」
元太「何、このコーナーイケてるって?」

File117
コナン「次回は、1時間スペシャル!」
元太「コナン大阪へ行く、ベンベン」
OP
運命のルーレット廻して」(ZARD)
ED
氷の上に立つように」(小松未歩)
監督
こだま兼嗣
構成
File116 松浦錠平
File117 のがみかずお
絵コンテ
File116 松浦錠平
File117 のがみかずお
演出
File116 松浦錠平
File117 のがみかずお
作画監督
File116 青野厚司
File117 むらなかひろび
ビデオ
PART5-3
DVD
PART5-3
評価

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