(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 高木刑事 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 沖野ヨーコ トメさん(鑑識課員) 本田修(21) 堤康之(21) 早乙女まどか(21) 三島勝二(21) レーザー・ポリス サルマタケ星人 トンコツ星人 モグラ星人 夏目玲 仮面ヤイバー 本田ひろし |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 人気アイドル 鑑識員 城南大学 工学部、レーザー・ポリスに扮装 城南大学 法学部、仮面ヤイバーに扮装 白樺女子大学 文学部、ファンクラブ会長 東都大学 体育学部 仮面ヤイバーに登場する警官隊 ヤイバーの敵の異星人 ヤイバーの敵の異星人 ヤイバーの敵の異星人 仮面ヤイバーの幼なじみ 子供達に大人気の特撮ヒーロー 本田修の弟、二年前に交通事故死 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 高木渉 岩井由希子 高木渉 大谷育江 声の出演なし 中嶋聡彦 草尾毅 室園丈裕 今井由香 長嶝高士 ??? 声の出演なし 声の出演なし 声の出演なし ??? ??? 榎本充希子 |
ある日の夕方、コナンは探偵団の三人たちを連れて米花神社の前にやって来ていました。コナンが米花神社にやって来たのは、その日夕方6時から、神社の近くに新しくできたというカレー屋に小五郎と蘭の二人と出かけるためだったのです。
ところがそのことを探偵団の三人に話すと…三人は自分たちもご馳走になりたいと言い出し始め、結局三人の勢いに押されて一緒にカレー屋に行くことになってしまったのでした…。そして四人が小五郎と蘭の到着を待っていると…
そこへ突然遠くの方からバイクの高らかなエンジン音が響き渡り、コナンたちの前に何と普段テレビの中で見かける、お馴染みの衣装を身にまとった男性が姿を現わしたのです。そう、その名は〈レーザー・ポリス〉─
レーザー・ポリスとは、子供たちに大人気の特撮ヒーロー、仮面ヤイバーに登場する警官隊のことで、青いラインの入ったグレーの服装に、黒いブーツ、そして白いヘルメットに腰には拳銃を装備し、地球の平和を守るべく日夜活動を続ける市民の強い味方なのです。
その姿を一目みた探偵団の三人はすぐさまレーザー・ポリスの男に近づき、この米花神社で仮面ヤイバーの撮影でもあるのかと、興奮した様子でレーザー・ポリスの男に話かけたのですが…
ところが男は少し困ったような表情で撮影がある訳ではないと手短に三人に説明し、慌てて米花神社の階段を駆け上がって三人の前から姿を消してしまったのです…
それから小五郎と蘭も米花神社の前に姿を現わしますが…小五郎はコナンのそばで舌なめずりしながら物欲しげに自分を見つめる三人のお子ちゃま探偵団たちの姿を確認すると、途端に顔を歪めます。しかし皆でワイワイ食べた方が美味しいと蘭に説得されて…
歩美、元太、光彦─三人の親の、揃いも揃った「よろしくお願いしまーす」という言葉に呆れつつも、結局三人にカレーをご馳走することになってしまった小五郎は、大いに愚痴をこぼしながら通りを歩いていました。すると先ほどのレーザー・ポリスに引き続き、今度は何と…
通りの向こうにたたずんでいたのは、何と子供たちの永遠のヒーロー、仮面ヤイバーの雄姿だったのです…!
そして仮面ヤイバーの男は探偵団たちの喚声に気がつくとこちらに向かって駆け出し、それから勢いよく空中に舞い上がって一撃必殺のヤイバーキックを繰り出したのです。探偵団の三人は思わず歓喜の声を上げますが…
仮面ヤイバーの男は態勢を立て直してこちらに振り向くと、目の前に名探偵の毛利小五郎がいることに驚きの声を上げ、それから小五郎に握手を求めてきたのです。それを探偵団の三人は不思議そうに眺めていたのですが…
すると仮面ヤイバーの男は、自分は本物のヤイバーではないと、探偵団の三人に詳しく事情を説明し始めたのです。その男は堤康之といい城南大学の学生で、学生たちで構成された仮面ヤイバーのファンクラブのメンバーということでした。
そしてその日はファンクラブの仲間たちが集まって仮装パーティーを行なうことになっているらしく、どうやら先ほどのレーザー・ポリスも堤たちのファンクラブの仲間と考えてよさそうでした。
それから探偵団たちは、堤の好意でそのパーティーに招待されることとなり大喜びします。そしてそれを聞いた小五郎もメシ代が浮いたと大喜び。更には自分も堤から招待されることになり、ビールもあると聞いて…
パーティーの開催されている早乙女邸の地下室へとやって来た探偵団たちは、至る所に見られるヤイバーに登場する怪人たちの仮装の数々にいたく感動している様子でした。サルマタケ星人にトンコツ星人、そしてあのモグラ星人まで…
それから小五郎たちは堤から、今回のパーティー会場となっている大邸宅のお嬢様で、ファンクラブの会長でもあるという白樺女子大学3年の早乙女まどかを紹介されますが、女子大生と聞いて小五郎のボルテージはますますヒートアップ。
ところが早乙女まどかは子供好きらしく、しばらく小五郎たちと仮面ヤイバーの話をした後、探偵団たちを引き連れてテーブルの方へと去っていってしまったのです。思わず小五郎は「子供に戻りたい」とまた呆れるようなことを言ってのけますが、「大人に戻りたい」コナンは小五郎の言葉を耳にして…
探偵団たちがまどかに連れられてテーブルの方に向かったのと同じ頃、パーティー会場の地下室には、先ほど米花神社の前でコナンたちの前に姿を現わしたあのレーザー・ポリスに扮した男が現われます。
男の名前は本田修といい城南大学工学部3年の学生で、半年前からとファン歴は短いものの、熱心に活動を続けるファンクラブの会員だというのです。本田は遅れてきたことを詫びながら小五郎たちと挨拶を交わし、それから小五郎たちとともにテーブルの方へ向かっていったのですが…
するとそこへ突然、「本田!」と叫びながら一人の眼鏡をかけた髪の長い学生風の男が現われて、階段を飛び降りその勢いそのままに、手にしていた拳銃を本田に向けながら、本田の日頃の態度にもう我慢ができなくなったと、殺気立った様子で話し始めたのです…!!!
銃口を向けられた本田は、必死にその男─東都大学体育学部3年の学生・三島勝二を説得しようとしますが、三島は本田の言うことに全く耳を貸さず、ついには拳銃の引き金を引いて…
次の瞬間室内には銃声が響き渡り、本田は胸を撃ち抜かれ、もんどりうって床の上に崩れ落ちたのです…!!!
そして周囲が騒然とする中、銃を発射した三島は我に戻り自らの行為に愕然としたのか、そのまま手にした銃で自分のこめかみを…
コナンの外食するという言葉に反応し、「いいなぁ、うなぎかー」と早とちり。その後コナンがカレー屋だと元太に説明すると、大盛りエビフライカレーをリクエストしました。相変わらず食欲旺盛です(笑)
今回テロップでは「鑑識」となっていますが、明らかにトメさんが登場しています。
「目暮警部、拳銃はモデルガンを改造したものでした。防弾チョッキに撃ち込まれていた弾も手製のものです」─まずはこれだけ(笑)、わずか10秒ほどで退場していきました。まさに職人技ですね。
それからコナンから「ある物」の調査を依頼されて「えっ?毛利さんが?」。更には過去最高記録の三回目の登場を果たし、解決編では最も美味しい所を…(笑) 今回名前はありませんが、いつも以上に大活躍しています。
今回の話はタイトルからも想像できると思いますが、仮面ヤイバーについていろいろなエピソードが語られています。
仮面ヤイバーは普段は普通の若者として、幼なじみの夏目玲と一緒に公園でホットドッグを売っているのですが、一度事件が起きればすぐにバイクで駆けつけ、悪い怪人や異星人たちと戦うのです。
その一方で、幼なじみの夏目玲はヤイバーの正体を実は知らないのです。そしてヤイバーはしょっちゅう仕事を放り出してバイクでどこかにいってしまうのですが、夏目玲はそんな彼のことを優しい気持ちで赦している…まるで蘭と新一のエピソードとそっくりですよね。