(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 阿笠博士 目暮警部 高木刑事 灰原哀 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 白鳥警部 佐藤刑事 横山刑事 東田 村西真美 北川 管理人 居酒屋女将 作業員A 作業員B 作業員C ジャガイモ星人 仮面ヤイバー |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 新一の家の近所に住む自称天才科学者 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 警視庁捜査一課警部 警部補、目暮の部下 捜査一課刑事、目暮の部下 被疑者 被害者、東田の上司 死体の第一発見者、東田の同僚 東田の住むマンションの管理人 居酒屋〈やまさん〉女将 作業員 作業員 作業員 仮面ヤイバーの敵 子供達に大人気の特撮ヒーロー |
高山みなみ 声の出演なし 声の出演なし 緒方賢一 茶風林 高木渉 林原めぐみ 岩井由希子 高木渉 大谷育江 塩沢兼人 湯屋敦子 井上隆之 岩田安生 声の出演なし 中村秀利 菅原淳一 岡本嘉子 千葉一伸 長嶝高士 小上裕通 声の出演なし 声の出演なし |
廃ビルに逃げ込んだ犯人と追ってドンパチやる刑事といえば映画ならよくありがちなシーンでしたが、学芸会で披露する劇の稽古のために杯戸町のとある廃ビルにやって来ていたコナンたち少年探偵団は、その日そこで被疑者を追跡中の佐藤刑事とバッタリ遭遇したのです。
被疑者の男は佐藤刑事が拳銃を身構えると、近くにいた歩美を拉致し、彼女を盾にして屋上へ向かい、その後屋上に放置されていた梯子を渡しにして隣の杯戸美術館の方へ逃げ込んでいきます。
ところが梯子を落とされて万事休すかと思われた佐藤刑事も、負けじと映画のアクション・スター顔負けの方法で美術館へと飛び移り、それからしばらくの追跡の後18時43分、館内の男子トイレにて背負い投げをお見舞いし、ようやく被疑者を確保するに至ったのでした…。
そもそも佐藤刑事が被疑者を追いかける羽目になったのは、高木刑事のとんでもない失態が原因でした…。
犯人を所轄署から本庁へと連行する途中で自動車とバイクの接触事故に遭遇したのですが、その二人が路上で取っ組み合いのケンカを始めたために佐藤刑事が仲裁に入った隙をついて、東田という被疑者の男が護送車から逃走してしまったというのです…。
何とか佐藤刑事の奮闘により被疑者を確保し、事なきを得たかに思えたのですが…
ところが被疑者の東田は佐藤刑事に再び身柄を確保されると、そこで突然「自分は無実だ」と主張し始めたのです。
殺害された村西真美という女性は彼の勤める会社の上司でしたが、東田は事あるごとに自分の仕事にケチをつける彼女に確かに良い気持ちはしてはいなかったものの、殺したいとまでは考えていなかったというのでした。
そして自分が逃げ出したのは、離婚した妻に引き取られて17年間も音信不通だった娘が、このほど結婚が決まったらしく、はるばるシカゴから招待状を送ってよこしたため、その結婚式に出席したい一心でのことだったというのです…。
東田自身や少年探偵団たちの必死の訴えかけが功を奏したのか、佐藤刑事は彼の言うことを大筋で信じたらしく、シカゴへ向けて航空機が出発する明日の昼12時半までに何としても真犯人を見つけ出そうと決意。
男子トイレ内での取っ組み合いの末に誤って手錠をトイレのパイプ越しに自分の腕と東田の腕とにかけてしまい身動きの取れなくなった彼女自身に代わって、高木刑事にその探偵役を務めるように命令を下したのです。
そして彼の協力者として佐藤刑事から直々の指名を受けたのは何と…
今回も目暮との連絡役として大活躍。前編・後編ともに登場しています。
今回はほぼ原作どおりの忠実な作りですが、ラストにトロピカルレインボーのシーンが追加されています。ここに蘭が探偵団や阿笠博士たちとともに登場。
さらにその次の演劇発表会では、観客席に蘭と小五郎の姿もありました。原作では未登場だけに嬉しいカットです。