名探偵コナン170-171「暗闇の中の死角」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File170-171 暗闇の中の死角
英題
The Blind Spot in the Darkness
放映日
1999/11/29・12/6(前編・後編)
原題
第24巻
File3「あと半年」
File4「闇の中…」
File5「信じられぬ接点」
File6「最後の心」
ジャンル
本格
事件現場
新出義輝邸
管轄
警視庁捜査一課(目暮警部)
登場人物
江戸川コナン
工藤新一
毛利蘭
毛利小五郎
阿笠博士
目暮警部
高木刑事
妃英理
新出義輝(51)
新出陽子(46)
新出智明(25)
新出ミツ(74)
新出千晶
保本ひかる(22)
杉田
昌江
田縁
看護婦
鑑識官
小島刑事
本編の主人公、正体は工藤新一
本編の主人公、高校生探偵
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
新一の家の近所に住む自称天才科学者
警視庁捜査一課警部
巡査部長、目暮の部下
蘭の母親、腕利きの弁護士
開業医
義輝の妻
青年医師、新出医院の跡取り息子
智明の祖母
智明の母、四年前の交通事故で他界
お手伝い
義輝の患者
新出陽子の友人、電話の相手
帝丹高校バスケ部顧問、智明の恩師
新出医院看護婦
鑑識員
警視庁刑事、目暮の部下
高山みなみ
山口勝平
山崎和佳奈
神谷明
声の出演なし
茶風林
高木渉
高島雅羅
小島敏彦
弘中くみ子
堀秀行
水原リン
声の出演なし
平松晶子
声の出演なし
園田恵子
声の出演なし
小池亜希子
長嶝高士
長嶝高士
あらすじ
「いーじゃない…アイツがんばってるもん…」

 最近何かがおかしい─電話をかけてもそっけなく、ここの所毎日のように夕方から夜にかけてどこかに出かけている…。新一(コナン)はそんな蘭の様子が気になって仕方がなかったのですが……

 そんなある日、年の瀬も押し迫り街中が新年を迎えるための準備で慌しい中、小五郎、蘭、コナンの三人はとある病院へと向かっていました。
 小五郎の話によれば小五郎は最近何だか体がだるい感じがするため病院で検査を受けたらしく、今日はその検査結果を聞くために病院に向かっているというのです。しかも家族を同席させるようにと医師からは言われているらしく……

 診察が終わると、少しは気分が落ち着いたのか小五郎はリラックスした表情に戻りつつありました。しかし軽いアルコール性の肝機能障害とはいえ、半年の間酒の量を控えるというのはかなり大変なこと。蘭は一生止めさせると冗談交じりに診察してくれた新出医院医師・新出義輝に話し、小五郎はただ困惑するばかり。そして診察も無事終わってあとは帰るだけだったはずなのですが…

 ひょんなことから小五郎が有名な名探偵の毛利小五郎であることを知った新出は、すぐさま小五郎たちを夕食に招待して話を聞かせて欲しいと頼み込みます。そして…

 いつもならここで遠慮して早く帰ろうと言うはずの蘭が、今日は夕食に呼ばれて行こうとなぜかとても積極的なのです。ますますコナンは蘭の様子がおかしいことに疑惑を深めていくのですが…

 夕食の席には三人の他、新出の息子で東都医大を首席で卒業したという智明、それから夕食の準備に忙しい新出の妻・陽子とお手伝いの保本ひかるの姿がありました。 新出医師はというといつも夕食前に風呂に入るのが習慣らしく、それが済んでから現われるという話でした。そしてそのことを汚らわしそうに吐き捨てる智明の祖母・ミツ…。
 ミツは食堂に入ってくるなり不機嫌そうな様子捲し立てますが、彼女の話から推察するとどうやら新出家にはいろいろ複雑な事情が見え隠れしているようなのです。

 ミツの娘・千晶と結婚した新出義輝は要するに入り婿であり、そのミツの娘・千晶は既にこの世には亡く、後妻として家に来たのが今の妻の陽子。そしてミツの娘と義輝との間に生まれ、ミツと唯一血のつながりのある智明は来月には青森の病院に転勤が決まり家を出て行く事になっている…彼女の不機嫌の原因はそういった事情を憂えてのものだったのです。

 そして女性患者と良からぬ噂が立ちそれを快く思わない妻・陽子と、日頃からミスが多く義輝から怒鳴り散らされているお手伝いの保本ひかる…不協和音が絶えず一家の大黒柱とは名ばかりで、医師としての凛とした日頃の態度からは想像できない家庭内の裏事情が見えてくるのでした。

 そんな中辺りは雨模様に変わっていき…その義輝はなかなか姿を現しませんでした。そして更にしばらく時間は経ち─小五郎たちのいる食堂は突然の暗闇に襲われます。停電と思いきや外をよく見ると隣の家はきちんと明かりがついており、どうやら家の電気のブレーカーが落ちてしまったようでした。

 慌てて智明は懐中電灯を探し出してそれを灯し、その間にお手伝いにひかるがブレーカーを見に行きます。しばらくすると室内には再び明かりが灯って、一堂は安堵の表情に変わります。
 そして今も風呂に浸かっているはずの義輝にも停電の経緯を伝えなければと、ひかると陽子が二人で様子を見に行ったのですが……しばらくすると様子を見に行った二人の悲鳴が屋敷の中をこだまします。驚いた小五郎たちが浴室へと向かいますが…

 その浴室の中には湯船に浸かったまま、苦悶の表情を浮かべて息絶えている義輝の姿がありました…!! そして湯船の中には延長コードにつながった電動式のヒゲ剃りが…!!

 現場の状況から義輝が湯船に浸かったヒゲ剃りで感電死したのは明らかでした。そして始めは義輝の不注意による事故と考えられたのですが、捜査が進んでいくうちに疑問点が数多く浮かび上がり殺人の疑いが濃厚になってきます。そして関係者の事件当時のアリバイと、義輝との関係が調べられていったのですが…

 警察が調べを進めていくと、智明だけが午後5時から7時の間に外出していたことが判明します。それを不審に思った目暮が事情を聞くと、彼は何と帝丹高校にバスケ部の臨時コーチとして赴いていたというのです。

 帝丹高校…ということはまさか蘭は……!?

NEXTコナンズヒント
File170 火傷とケガ
File171 花火の音
コント
File170
コナン「次回は…」
新一「やべー、蘭の気持ちが…」
蘭「あれー、いたの新一?」

File171
コナン「次回の舞台はスケートリンク!」
蘭「あっ、どいてどいて、そこどいてー!」
元太「うぐぉっ!」
OP
Mysterious Eyes」(GARNET CROW)
ED
Free Magic」(WAG)
監督
山本泰一郎/総監督 こだま兼嗣
構成
櫻井美知代
絵コンテ
櫻井美知代
演出
File170 越智浩仁
File171 のがみかずお
作画監督
File170 青野厚司
File171 村中ひろび
ビデオ
PART7-3
DVD
PART7-3
評価

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