名探偵コナン199-200「容疑者・毛利小五郎」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File199-200 容疑者・毛利小五郎
英題
Kogoro Mouri, Suspect
放映日
2000/7/17・7/24(前編・後編)
原題
第27巻
File1「身から出た錆」
File2「重要参考人」
File3「思い切って…」
ジャンル
本格
事件現場
長野県・軽井沢の某ホテル
管轄
群馬県警(山村刑事)
登場人物
江戸川コナン
毛利蘭
毛利小五郎
妃英理
山村刑事
碓氷律子(32)
佐久法史(35)
塩沢憲造(41)
三笠裕司(37)

警官
警官A
警官B
警官C
本編の主人公、正体は工藤新一
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
蘭の母親、腕利きの弁護士
群馬県警のヘッポコ刑事
弁護士
弁護士
弁護士
弁護士
工場の汚水問題を担当する弁護士
群馬県警の警察官
群馬県警の警察官
群馬県警の警察官
群馬県警の警察官
高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
高島雅羅
古川登志夫
松本梨香
小山力也
小島敏彦
江原正士
声の出演なし
千葉一伸
千葉一伸
井上隆之
横尾博之
あらすじ
「ちょっとディスク借りるわよ! この曲気に入っちゃったから…」

 やっぱり夏はフルーツ…軽井沢のホテルまでやって来ても、小五郎の思考回路は相変わらずいつもと同じでした。水着の女性に鼻の下を伸ばす小五郎に呆れる蘭は、そんなことだから母親の妃英理と上手く行かないのだと小五郎を窘めますが、小五郎はというと「あいつだって今ごろ何をやっているか分かったものではない」と言い訳じみた弁解に終始していたのです。

 ところが、そんな蘭と小五郎の目の前に現われたのは、妃英理が紳士服売場で若い男性とネクタイを選んでいるという何とも衝撃的な光景だったのです…!!!

 しばらくすると、小五郎、蘭、コナンの三人は、妃とその連れの男性と一緒に近くの喫茶店にやって来ていました。疑い深そうにしながら妃の方をじっと見つめる蘭と小五郎に対し、妃は知り合いに頼まれたネクタイを選ぶのを横にいる男性に手伝ってもらっていただけだと説明するのでしたが…

 今回妃は数人の弁護士仲間と軽井沢に遊びに来たらしいのですが、妃の横に座る佐久法史という男性もそのうちの一人だというのです。しかしその様子はどこか慌てふためいていて、小五郎の方も俄かには信じ難い様子でいたのです。
 そんな中妃の言っていた弁護士仲間が続々と姿を現わして、小五郎たちと挨拶を交わしていきます。

 最初に現われたのは碓氷律子という女流弁護士で、いかなる者も寄せ付けない凛とした廷内での態度と裁判長をも圧倒する弁論術を持つ妃のことを〈法曹界のクイーン〉と言って尊敬している様子でした。そして彼女自身も話題になっている事件を二審で逆転して最高裁まで持っていったことで最近話題を集めているやり手の弁護士だったのです。

 その他にも塩沢憲造というベテランの弁護士と三笠裕司という少し頼りなさそうな弁護士の姿も見えましたが、二人とも無敗の弁護士と迷宮なしの名探偵というカップルをとても羨ましがっている様子。
 もっとも本人たちといえば、犬も食わないような口げんかをまたしても始めようとしている有り様…。更に悪いことに小五郎はといえば、ホテルのバーで碓氷と楽しく飲み始め馬鹿騒ぎをして妃を呆れさせてしまったのです…

 しかし実は今回妃がネクタイを買おうとしていたのは、翌日に控えた小五郎との結婚記念日のためのプレゼントだったのです。
 蘭の気持ちも考えてそろそろ仲直りをしようか…と、妃は揺れる胸の内を蘭に話して聞かせてくれたのです。そして蘭の励まし(?)もあって、自分の手で小五郎にそのネクタイを手渡すことを決意したのですが…

 ところが肝心の小五郎は、酔いを覚ますために部屋に戻るとコナンに言い残して既にホテルのバーを立ち去った後でした。そして妃は蘭を伴ってホテルの外や屋上や階段など方々を捜しますが、夜中の2時を過ぎてもどこにも姿が見えなかったのです。

 心配した妃たちは弁護士仲間の佐久、塩沢、三笠にも相談しますが、彼らの話によると小五郎は同じ階だからということで碓氷律子と一緒に部屋に戻ったはずだというのでした。そこで妃たちは碓氷律子の部屋の様子を伺いに向かいます。

 すると部屋のドアの前には「Don’t Disturb(起こさないで下さい)」という例の札が掛かっていたのです。先ほど見た時には掛かっていなかったというコナンの言葉を不審に思った妃は、携帯電話を取り出して小五郎の携帯に電話をかけてみます。すると碓氷律子の部屋の中から、何と小五郎の携帯の音がするのが聞えてきたのです…!

 そこで妃はフロントでマスターキーを借りてドアの鍵を開けてみますが、ドアにはチェーンロックがかかっていて、それ以上は開きません。ところがそのドアの隙間から部屋の中を覗いてみると、奥の方で碓氷律子が床の上にうつ伏せの状態で身動きひとつしないで倒れているのが見えたのです…!!
 驚いた一行は慌ててドアを打ち破り中へ駆け込みますが、碓氷律子は首を紐状のもので絞められており、既に息はありませんでした…。

 一体誰がこんなことを…!? ドアにはチェーンロックがかけられており、中は密室状態。とすれば誰にも犯行は不可能ということになり、思わず首を傾げる妃だったのです。

 ところが何と部屋の中には、実はもう一人の人物が存在していて……

今回の見どころ
なぜ長野県なのに群馬県警なのか?

 作品をご覧になれば分かるかと思います。

NEXTコナンズヒント
File199 ハヤシライス
File200 ペットボトル
コント
File199
コナン「次回はますますおっちゃんピンチ!」
蘭「お母さん助けてー…」
英理「勝手にすれば、エロオヤジ」

File200
コナン「次回はボンネットバス!」
小五郎「あの糸でしばったおいしそうな…」
英理「それはボンレスハム」
OP
Mysterious Eyes」(GARNET CROW)
ED
Secret of my heart」(倉木麻衣)
監督
山本泰一郎/総監督 こだま兼嗣
構成
市丸知佳
絵コンテ
市丸知佳
演出
File199 久保山英一
File200 戸澤稔
作画監督
File199 宍戸久美子
File200 佐々木恵子
ビデオ
PART8-4
DVD
PART8-2
評価

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