名探偵コナン201-202「10人目の乗客」

（青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー）

タイトル

File201-202　10人目の乗客

英題

The Tenth Passenger

放映日

2000/7/31・8/7（前編・後編）

原題

ＴＶオリジナル

ジャンル

本格

事件現場

西東都バス　新八王子駅～影鍬村間を走るボンネット・バス～影鍬村　影鍬神社

管轄

警視庁・影鍬村の所轄署（日野昌平刑事）

登場人物

江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 阿笠博士 矢部拓郎（32） 梶田守（35） 夏目塔子（25） 船木武彦（48） 奥村荘吉（60） 駒井きぬ（42） 日野昌平（41） 新開均（28） 老夫 村人Ａ 村人Ｂ 村人Ａ 村人Ｂ 村人Ｃ 女子大生Ａ 女子大生Ｂ 手塚洋一（28） 森次幸平（55）

本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 新一の家の近所に住む自称天才科学者 影鍬村役場　青年団団長、賛成派 バス運転手 バスガイド 影鍬村　村長、賛成派 影鍬村　助役、反対派 駒井荘　女将、中立 所轄署　刑事 巡査、影鍬村駐在 影鍬村　村民 影鍬村　村民 影鍬村　村民 影鍬村　村民 影鍬村　村民 影鍬村　村民 ボンネット・バスの乗客 ボンネット・バスの乗客 ７年前の観光客、バスの転落事故で死亡 ７年前の観光客、バスの転落事故で死亡

高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 緒方賢一 石井康嗣 星野充昭 鶴野恭子 堀部隆一 塚田正昭 速見圭 中村秀利 飛田展男 菅原淳一 長嶝高士 千葉一伸 菅原淳一 千葉一伸 長嶝高士 浅野るり 黒田弥生 小西克幸 ？？？

（注）ネタバレになるため一部伏字になっています

あらすじ

「嵐どころじゃない…！　村中で戦争だ……!!!」

　緑豊かで空気も美味しい田舎道を、昔懐かしのボンネット・バスに乗りながら観光する─とある日曜日のこと、新八王子駅から影鍬村へと向かうバスの中で小五郎は今時なぜこんなクーラーも付いていない古臭いバスに乗らなければいけないのかと不満を漏らしますが、これはあくまで少数派。初めての経験に逆に新鮮だという蘭をはじめ、大多数の観光客は30年くらい前まではたくさん街中を走っていたというレトロな雰囲気の味わえるこのバスに満足している様子でした。

　一方小五郎たちが目指している影鍬村にとってもこのボンネット・バスは豊かな自然とともに大事な観光資源であり、小五郎たちの乗るバスに乗り合わせた影鍬村役場に勤める青年団団長の矢部拓郎はそのことをしきりに強調しながら村のＰＲに余念がなかったのです。

　それからボンネット・バスは切り立った山道を登り始め、急勾配まで差し掛かると、バスガイドの夏目塔子がバスを降りて先導し、すぐ下に崖の見える幅の狭い道を運転手の梶田守がギリギリのハンドルさばきで見事に通過してみせます。
　思わずホッと胸を撫で下ろす観光客たちでしたが、一方コナンはというと、その急勾配の部分の道路脇にひっそりと立っていた慰霊碑が目に留まり、思わず興味を惹かれたのでした。

　影鍬村の村内に入ると、観光客に混じっていつもこのボンネット・バスを利用している村人たちも乗り込んできて、バスの中はいつの間にか人で一杯になっていました。

　ところがそんな中一人の老人が小五郎の目の前に突然現われて、席を退くようにと険しい表情で怒鳴りつけてきたのです。何でも40年間その席はずっとその老人の指定席だったらしく…その老人、影鍬村の助役・奥村荘吉のそんな観光客に対する振る舞いを思わず嗜める青年団団長の矢部の言葉にも、奥村老人はまったく耳を貸さず、仕方なく小五郎は自分の席を譲ることになってしまったのです…。

　そんな老人の傲慢な振る舞いに小五郎はただただ呆れ最初は不快感を露わにしていましたが、そこはお気楽な性格の小五郎のこと、いつの間にかそんな感情もどこかに忘れて高いびきをかきながら寝入ってしまっていました。ところがしばらくすると、そんな小五郎の眠りを一瞬にして覚ますような悲鳴がボンネット・バスの中に響き渡ったのです…!!

　悲鳴の主は何と先ほど小五郎を別の席へと追いやった張本人である例の奥村老人。老人は40年来の自分の落ち着くと自らが首にぶらさげていたペットボトルの中身を飲み干しますが、次の瞬間呻くような叫び声を上げて突然苦しみ出し、そのまま帰らぬ人となってしまったのでした…。

　それから影鍬村駐在の新開均巡査が駆けつけて、名探偵の小五郎に敬意を表しながら共に捜査にあたることになります。その一方で新開巡査は、これが殺人事件だとすると深刻な事態になると何かを非常に恐れている素振りが看て取れたのです。一方バスに乗り合わせた村人たちも「血の雨が降る」と穏やかならぬ言葉を漏らし…一体新開巡査や村人たちは何をそんなに恐れているのでしょうか…!?

　警察の捜査が進められ、バスルートの道路脇から奥村老人のペットボトルに毒を注入したと思われる注射器が発見され、これで殺人の疑いが濃厚になります。
　そして所轄署からは担当の刑事・日野昌平も姿を見せ、小五郎は新開巡査から紹介を受けます。ところが日野刑事は小五郎を歓迎する様子はまったくないらしく…更に彼が小五郎に言い放ったキツい一言とは一体…!?

　それから日野刑事たち捜査陣は、奥村老人と小五郎の席の件で言い争いになり、老人のすぐ後ろに座っていた青年団団長の矢部を重要参考人として駐在署で取り調べることになりますが…そのことが村人たちの間に知れ渡るやいなや、新開巡査やバスの中にいた村人たちの言っていた不吉な言葉が現実のものとなり……

　一方コナンも自分の目の前で堂々と殺人を犯した犯人に激しい闘志を燃やし、影鍬村村長の船木武彦の直々の依頼で捜査をすることになった小五郎とともに、必死の捜査に乗り出したのです。

　ところが宿泊先の駒井荘に落ち着き、それから小五郎がいざ村人たちから聞きこみを始めてみると、どうも村人たちの反応が鈍く…そして船木村長の漏らした「七年前の忌まわしい記憶」とは一体…!?

ＮＥＸＴコナンズヒント

File201 銀行の預金通帳
File202 お弁当

コント

File201
コナン「次回はいろんな謎が解決！」
蘭「10人目の乗客って誰？」
コナン「それも次回ね」

File202
コナン「次回もアニメオリジナル！」
蘭「ってことは犯人も、オリジナル」
コナン「そりゃそうだ…」

ＯＰ

「Mysterious Eyes」（GARNET CROW）

ＥＤ

「Secret of my heart」（倉木麻衣）

監督

山本泰一郎/総監督　こだま兼嗣

脚本

宮下隼一

絵コンテ

こだま兼嗣

演出

File201 栗本宏志
File202 原田奈奈

作画監督

File201 平岡昌幸
File202 村中ひろび

ビデオ

PART8-5

ＤＶＤ

PART8-3

評価

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