(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 高木刑事 千葉刑事 トメさん 山本公仁子(27) 大林佳央理(27) 金田佳奈美(27) 藤村直美(27) クリーニング係 |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 捜査一課刑事、目暮の部下 鑑識員 ファッションデザイナー 旅行雑誌編集者 専業主婦 子供服デザイナー ドルフィンランドホテルのクリーニング係 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 高木渉 千葉一伸 中嶋聡彦 鶴ひろみ 高乃麗 柳沢三千代 声の出演なし 杉本ゆう |
11月19日土曜日、東都モノレールの一番町駅にやって来た小五郎、蘭、コナンの三人でしたが、その日は珍しく三人一緒にどこかに出かけるということではありませんでした。蘭とコナンがドルフィンランドへイルカを見に行くのに対し、小五郎の手には「馬吉」と書かれた新聞が…
ところがそんな小五郎の固い意志はどこへやら…駅の構内で何やら話し込んでいた二人組の美女を見るやいなや、下劣な叫び声を上げたのです。ところがそれに気付いた二人の女性のうち大林佳央理とう名前の女性が、何と名探偵の大ファンらしく、二人はすぐに意気投合。結局お馬さんはキャンセルとなり、小五郎はもう一人待ち合わせの約束をしていた女性と合わせて美女三人と一緒にドルフィンランドホテルへと向かうことになったのです。あまりの変わり身の早さに呆れるコナンでしたが……
今回偶然出会った三人の女性たちは大学の同窓生らしく、海外にいたため先週行われたクラス会に出られなかったというもう一人の女性が昨日一時帰国したため、彼女のためにその日もう一度クラス会を開こうと集まったというのでした。
大学時代クイーンと呼ばれるほど人気があり、現在は海外で子供服のデザイナーとして活躍している、そんな順風満帆そうなその女性が滞在するのが、彼女たち三人が向かうドルフィンランドホテルということだったのです。
ドルフィンランドホテルはドルフィンランド内にあり、先月リニューアルされたばかりということでした。そしてその建物の中はというと、「レトロルーム」と呼ばれるとおり、クラシックな内装と調度品で埋め尽くされ、ホテルの元になったされる「いるか亭」という老舗旅館の客室を再現した古風で趣きのある作りになっていたのです。
そんな話を彼女たちとしながら噂の女性・藤村直美が泊まっているという503号室にやって来た小五郎は、美女だという評判に期待に胸を膨らませて部屋の前までやって来ます。ところが……
部屋の前までやって来ると、ドアのノブには「Please Don’t Disturb(起こさないで下さい)」という掛け札がかかっていたのです。すぐに来いと言っておきながら自分は寝ているのか?と首を傾げながらもドアをノックしますが、中からはまったく返事はありませんでした。
ところがノブに手をかけてみると鍵がかかっておらず…三人の女性たちはそのまま部屋の中へと入っていったのです。すると……
何と部屋の中では胸に刃物を突き立てられ、仰向けになって絶命している、藤村直美の無残な姿が残されていたのです…!!! そしてその傍ではテレビが付けっぱなしのまま放置され、場違いとも思える健康器具のTVショッピングの映像が軽快なリズムに合わせて流れていて……
小五郎が「競馬で大穴当てて今夜はスペシャルディナーだ」と発言したのを受けた蘭のキツイ一言。
目暮警部とトメさんが大感激の、ホテルにお茶菓子として部屋に用意された品々。いわゆる駄菓子というやつです。他に懐かしのアイスも二種類用意されていました。