名探偵コナン233-234「消えなかった証拠」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File233-234 消えなかった証拠
英題
The Evidence That Didn't Disappear
放映日
2001/5/14・5/21(前編・後編)
原題
第29巻
File6「愛犬家たち」
File7「わずかな足跡」
File8「消えなかった証拠」
ジャンル
本格
事件現場
加納邸
管轄
-
登場人物
江戸川コナン
阿笠博士
灰原哀
吉田歩美
小嶋元太
円谷光彦
加納照也(26)
蓮木志乃(27)
綱島吉雄(45)
土佐林アキ(39)
アーサー
コナン
ドイル
クリスティ
本編の主人公、正体は工藤新一
新一の家の近所に住む自称天才科学者
黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保
帝丹小学校に通うコナンのクラスメート
帝丹小学校に通うコナンのクラスメート
帝丹小学校に通うコナンのクラスメート
阿笠博士の友人の息子、アーサーの飼主
愛犬家、クリスティの飼主
愛犬家
愛犬家
柴犬の雄、加納照也の飼犬
シェパード、照也の父の飼犬
パピヨン、照也の母の飼犬
シェットランド・シープドッグ、志乃の飼犬
高山みなみ
緒方賢一
林原めぐみ
岩居由希子
高木渉
大谷育江
難波圭一
永島由子
家弓家正
塩田朋子
???
声の出演なし
???
???
あらすじ
「だって私がマリーのように断頭台の露と消えたら… 彼女の愛犬だったティスビーみたいに、私の後を追ってセーヌ河に身を投げてくれそうじゃない?」

 バスジャック事件から10日経った3月初旬のある日、阿笠博士は少年探偵団たちを伴って知り合いの加納邸を10年ぶりに訪問している所でした。

 今回博士がその家を訪問したのは、家の主で最近この世を去った加納照也の祖父が生前に海外旅行などの際に買ったという骨董品などのコレクションを、残された家族たち─照也の海外転勤と照也の父母の転居を機に知人に譲りたいという申し出があったためでした。
 そして阿笠博士たちだけではなく、加納一家と付き合いのある人物たちが思い思い自分の欲しい骨董品を譲ってもらおうと加納邸に押しかけてきていたのです。それはまるで税務署の差し押さえのような…

 もっとも骨董品にはまるで興味を示さない加納家の人々でしたが、ただ一つのものに関しては知り合いには譲らずに自分たちの新生活の場所に持って行くことになっていました。それが一体何かといえば…

 照也も彼の父母も愛犬家であったため、それぞれが一匹ずつの犬を飼っていました。照也は柴犬の雄のアーサー、照也の父はシェパードのコナン、そして照也の母親はコンクールで大賞に輝き100万円で買い取りたいという人も現われたという抜群の毛並みを誇るパピヨンのドイル…。

 ただ残念なことにシェパードのコナンは二年前に既に病死しているらしく─それを聞いたコナン(新一)は何か複雑な心境に駆られますが…─残りの二匹は照也と彼の母親がそれぞれ連れて行くことが決まっており、その日も加納邸では、アーサーとドイルがそれぞれ可愛らしい姿で客人たちに愛嬌を振りまいていたのです。

 屋敷に到着した探偵団たちは、早速室内に飾られた骨董品の数々を見て回り、歩美が人形を、元太が飛行機の模型を、そして光彦がアンティークな砂時計を譲ってもらうことになります。
 バスジャック事件の後遺症がまだ抜け切らない灰原も元気を出してくれればと、何かをもらっていくように勧められますが、そんな中彼女が選んだのは何と…

 そしてその言葉を聞いた探偵団たちは、三人で何やらヒソヒソ話を始めます。それ以前にも屋敷を訪れてから何度か同じような光景をコナンは目の当たりにしますが…一体三人は何を話し合っているのでしょうか?

 一方その日阿笠博士の一行以外に、愛犬家として加納一家と交流のあった三人の人物が、それぞれが前もって予約しておいたという骨董品の受け取りのため加納邸を訪問していました。

 愛犬家同好会で知り合ったという綱島吉雄は和室に飾られている時計を…自分が飼っている犬がコンクールでパピヨンのドイルに負けたことを根に持っているという土佐林アキは、居間に飾られている大きな壺を…そしてミステリの女王と同じクリスティという名前の可愛らしいシェットランド・シープドッグを連れてやって来た蓮木志乃は、弟の高校入学祝にとステレオをそれぞれ予約していました。

 それから更に時間が経ち、和室の時計の鐘が昼の12時を知らせると、それまで灰原哀に大事そうに抱えられていたパピヨンのドイルは、突然彼女の手から滑り落ちるようにして床の上に駆け降り、そのまま嬉しそうな表情を浮かべて和室の方に走り去っていってしまったのです。

 照也の話によると、昼の12時というのはドイルのおやつの時間ということでした。そして亡くなった照也の祖父にもドイルの可愛らしい姿を見てもらおうと、飼主である照也の母親は和室でドイルの大好物であるチーズを与えていたというのでした。
 ところがドイルはそのことを覚えてしまったらしく、やがて和室の時計が12時の鐘を鳴らすと和室に先回りして大好きな青い座布団を座布団の山から引き抜き、仏壇の前に敷いて好物のチーズが来るのを待つようになったというのです。

 そんな可愛らしいドイルの姿を見てもらおうと、照也は探偵団たちをドイルが待っているはずの和室へと案内するのですが…

 ところが和室に向かった探偵団たちの目の前に、ドイルはその姿を見せることはありませんでした。仏壇の前には青い座布団も出ておらず、ドイルは忽然と姿を消し、そのまま行方不明となってしまったのです…!!

 ドイルの身を案じた照也は、阿笠博士や少年探偵団たちにも協力を仰いで家の中を探し回ります。
 そして数分後…裏庭から照也の飼犬アーサーが、志乃の飼犬クリスティと一緒になって大きな声で吠えているのが聞こえてきて……

豆知識
パピヨン (犬の種類)

 パピヨンについては「ワールドドッグ図鑑」というサイト様のこちらのページを参照下さい。

マリー・アントワネット (歴史上の人物)

 マリー・アントワネットについてはフリー百科事典ウィキペディアのこちらのページを参照下さい。

NEXTコナンズヒント
File233 座布団の痕跡
File234 割れたワイン
コント
File233
コナン「ドイルの鳴きマネ」
元太「ワン!」
コナン「アーサー!」
元太「ワン!」
コナン「クリスティー!」
元太「ワン!」
コナン「同じだよ…」
元太「ニャー…」

File234
コナン「次回は意外なトリック!」
元太「ワインは割れないんだよね、割れんのはビンだよね」
コナン「そうそう」
OP
destiny」(松橋未樹)
ED
always」(倉木麻衣)
監督
山本泰一郎/総監督 こだま兼嗣
構成
市丸知佳
絵コンテ
市丸知佳
演出
File233 栗本宏志
File234 伊藤真朱
作画監督
File233 浜津武広
File234 村中ひろび
ビデオ
PART9-6
DVD
PART9-5
評価

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