(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 目暮警部 高木刑事 沖野ヨーコ 草野薫(20) 岳野ユキ(22) 星野輝美(23) 剣崎修(26) 間熊篤(23) 刑事A 刑事B 婦警 |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 元アース・レディースの一員、人気アイドル 元アース・レディースの一員、女優 元アース・レディースの一員、マルチタレント 元アース・レディースの一員、女優 俳優、探偵左文字役 草野薫のマネージャー 捜査一課刑事、目暮の部下 捜査一課刑事、目暮の部下 婦警 |
高山みなみ 山崎和佳奈 神谷明 茶風林 高木渉 長沢美樹 渡辺明乃 坂本真綾 浅川悠 江川央生 中原茂 木村雅史 千葉一伸 宮下富三子 |
沖野ヨーコの「友人」の婚約を記念するパーティに招待されることになった小五郎は、蘭、コナンの二人を伴って、パーティ会場となる女優の草野薫の住むマンションへ意気揚々と向かっている所でした。
当初は沖野ヨーコが婚約したと勘違いしてまるで地球最後の日が訪れでもしたかのようにひどく落ち込んでいた小五郎でしたが、事実を知ってからは沖野ヨーコと会うのが待ち切れない様子でいたのです。
ところが…草野薫の部屋の前までやって来てインターホンを鳴らした小五郎を待っていたのは、小五郎の頭めがけてテニスのラケットを振りかざす草野薫の姿。そして次の瞬間、薫の振り下ろしたラケットはネットが破れるほど激しく小五郎の頭に叩きつけられていたのです…あまりに突然の出来事に茫然とする小五郎…
しかし草野薫がそんな行動に出たのにはそれなりの理由がありました。彼女は最近ストーカー被害に悩んでいるらしいのです。
そのためドアの覗き穴から見た人間が知らない人物であったため、つい撃退しようとラケットを持ってきたというのでした…。
草野薫が今回婚約する相手というのは探偵左文字役でお馴染みの俳優・剣崎修で、まだマスコミにはオフレコらしいのですが、結婚式は来年の春に決まっているというのでした。
そしてその日のパーティに集まったのは主役の薫と剣崎、あとは薫が以前結成していた〈アース・レディース(地球的淑女隊)〉のメンバーの沖野ヨーコと岳野ユキと星野輝美、それに薫のマネージャーの間熊篤だけ。
小五郎たちは沖野ヨーコがストーカー被害に悩む薫の力になってもらおうと呼んだ特別ゲストで、それを除けば身内だけの完全に内輪なパーティだったのです。
アース・レディースというのは四人の名前が地球上の絶景を現わしていることから名付けられたアイドルグループの名前で、当時大変な人気を誇りましたが、星野輝美と草野薫のケンカが原因で解散。
それ以後は沖野ヨーコが歌を続けているものの、後の三人は役者やタレントに転身していたのです。
そしてその日草野薫の婚約を祝して久しぶりにメンバーが集まったのですが、パーティが始まるとヨーコ、ユキ、輝美の三人は薫には内緒にしていたある計画を実行に移し始めます。
それはデビュー当時の衣装を身に着けてデビュー曲を歌い彼女の婚約を祝うというもので、三人は順番にトイレで着替えを済ませた後、薫に贈る寄せ書きを皆で書き上げ、あとは風呂に入っている薫が戻ってくるのを待つばかりとなったのです。
ところが…風呂に向かった薫はなかなかリビングに姿を現わさず、マネージャーの間熊が呼びかけても返事をしないというのでした。そこで将来の旦那である剣崎が彼女を呼びに向かうことになったのですが…
気になったコナンが剣崎の後についていくと、何と廊下から玄関に向かって血の跡が点々と続いていたのです…!!! 何かあったと直感したコナンは急いで剣崎にバスルームの扉を開けるように叫んだのです。
するとバスルームの中では、首から血を流し、ぐったりとしたまま身動き一つせずに湯船にもたれかかっている薫の姿が……
草野薫(草木かおる大草原)、岳野ユキ(天高き山を彩る白雪)、星野輝美(夜空に輝く満天の星)、沖野ヨーコ(漣きらめく青い海)の四人のメンバーで構成されたアイドルグループ。
このうち沖野ヨーコは既にお馴染みのレギュラー・キャラクターですが、あとの三人のうち星野輝美だけが名前だけですが、実は以前に一度登場しています。詳しくは121-122「バスルーム密室事件」を参照のこと。