(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 阿笠博士 灰原哀 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 佐藤刑事 高木刑事 宮本由美 ランディー・ホーク ポール アニー レオン ジェイムズ・ブラック ニセ刑事A ニセ刑事B ニセ警官 刑事 警官A 警官B 子供 記者 赤井秀一 |
本編の主人公、正体は工藤新一 新一の家の近所に住む自称天才科学者 黒の組織から来た少女、本名宮野志保 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 警部補、目暮の部下 巡査部長、目暮の部下 交通課の婦警、佐藤刑事の親友 アニマルショーのスポンサー ランディー・ホークの息子 ランディー・ホークの娘 ホワイトライオン、アニマルショーの主役 謎の外国人 誘拐犯 誘拐犯 誘拐犯、運転手役 埼玉県警刑事 警察官 警察官 誘拐現場付近を歩いていた子供 マスコミ関係者 正体不明の謎の男 |
高山みなみ 緒方賢一 林原めぐみ 岩居由希子 高木渉 大谷育江 湯屋敦子 高木渉 杉本ゆう ??? 声の出演なし 声の出演なし ??? 家弓家正 徳丸完 中村秀利 菅原淳一 木村雅史 千葉一伸 巻島直樹 城雅子 宮下富三子 池田秀一 |
阿笠博士に連れられてホワイトライオンのレオンが大活躍する〈ポール&アニーのアニマルショー〉を楽しんだコナンと灰原、そして少年探偵団の三人は、その帰り道ふとしかことからジェイムズ・ブラックという外国人と知り合うことになります。
今回コナンたちが楽しんだアニマルショーを主催しているのはランディー・ホークというアメリカ人でした。彼はオクラホマ出身のカウボーイであり石油長者で、最初は石油を当てた金を元に趣味で動物を集めていたらしいのですが、息子のポールと娘のアニーに動物好きが移り、世界を股にかけてアニマルショーを興行するまでになったのだというのです。
そして今回日本にも興行にやって来ていたのですが、かのジェイムズ・ブラック氏はそのランディ・ホーク氏と瓜二つであったため、アニマルショー会場を出た途端にマスコミに囲まれてしまいひどく困惑していた所を、コナンの機転と機智によって見事に救われたのです。
ジェイムズ氏はロンドン生まれでシカゴ育ちのイギリス人で、わざわざメイド・イン・ジャパンと記されたホワイトライオンのレオンのストラップを日本まで買いに来るほどのアニマルショーのファンらしいのですが、そんな気さくな一面とは別に何か独特の雰囲気を持っている人物でした。
コナンが自分がホーク氏とは別人であると推理した理由を聞かされると、コナンに大いに興味を持った様子で、コナンたちに行きつけの店でランチをご馳走すると申し出たのです。
そして自分のレンタルしたワゴンを取りにどこかの駐車場へと向かったのですが…
ところがブラック氏が駐車場に着いてみると、そこで彼を待っていたのは、付近にパトカーを駐め、警察手帳を持った刑事風の男たちでした。もっとも実際のところ彼らは刑事でも何でもなく…
いきなりブラック氏に拳銃を突きつけたかと思うと彼をパトカーの中に押し込め、そのまま車を発進させ群馬県目指して北上を始めたのです…。
彼らがブラック氏を誘拐した目的は何とも分かり易いものでした。彼らもアニマルショーでブラック氏を取り囲んだマスコミたちと同様、ブラック氏をアニマルショーのスポンサーであるランディ・ホーク氏と勘違いしていたのです…。
ランディ・ホーク氏を誘拐した上で身代金を要求、それを手に入れてから彼を殺害して群馬の山奥に埋めてしまう…それが男たちの計画だったのです…!!!
しかしブラック氏は誘拐されてしまったにもかかわらず、見かけの怯えた様子とは裏腹に心の中ではまったく動じた様子はありませんでした。それどころか自分が残した手がかりを元に、自分を助け出してくれる人間の手並みを拝見しようとすら考えていたのです…一体ブラック氏というのは何者なのでしょうか…!?
一方なかなか戻ってこないブラック氏を心配したコナンたちは、阿笠博士を待ち合わせ場所に残して付近の駐車場を捜し始めます。
そしてしばらくすると探偵団たちは、ジェイムズ氏が誇らしげに探偵団たちに見せていたあのホワイトライオンのレオンのストラップが落ちているのを発見したのです。ところがそのストラップをよく見てみると…
「Animal Show with Paul & Annie」と刺繍されたストラップのうち、Paulの「P」と「&」それにAnnieの「A」の部分が血で塗りつぶされていたのです…!!
「P」「&」「A」…!? ジェイムズが残したこの暗号の意味は一体…!?