名探偵コナン314「壊れた柵の展望台」

(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)

タイトル
File314 壊れた柵の展望台
英題
Broken Fence of the Observatory
放映日
2003/3/17
原題
TVオリジナル
ジャンル
半倒叙
事件現場
小天狗山公園─天狗の鼻 展望台
管轄
詳細は不明
登場人物
江戸川コナン
毛利蘭
毛利小五郎
近藤英一郎(39)
平井高也(29)
警官
救急隊員
本編の主人公、正体は工藤新一
本編のヒロイン、新一の幼なじみ
蘭の父親で私立探偵
小天狗山公園管理人
小天狗山公園管理人
付近を担当する警察官
救急隊員
高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
菅原正志
松本大
千葉一伸
大西健晴
あらすじ
「もう、何見てるのよー! お父さん!!!」

 ギャルどころか人っ子一人いない─新八王子駅から小天狗山へと向かう西東都バスに揺られ、今女子大生の間で「大人気」とガイドブックに書いてあった小天狗山の天狗の鼻にやってきた小五郎と蘭、コナンの三人。小五郎は大いに不満そうでしたが、蘭とコナンは澄んだ空気ときれいな景色が眺められて満足そうな様子でした。

 自分たちを除いて誰もいないのかと思った時、背後に見える建物─小天狗山公園管理事務所のドアが開き、中から二人の男が外に出てきます。

 二人の会話を聞いていると、どうやら二人とも管理事務所の事務員のようで、一人の男がこれから嫌々ながらも展望台の壊れた柵を修理しに出かける様子。場所が場所だけにくれぐれも気をつけるようにというもう一人の男の心配にも、ヘルメットを手にロープを肩に携えたその男は自分が事故に遭った方が都合がいいのではと皮肉な言葉を後に残して、展望台へと続く階段を登っていくのでした。
 そしてどうやら二人の話からすると、以前にも付近で転落事故が起きてしまっているようでした。

 小五郎たちもその男の後を追うようにして、天狗の鼻の展望台を目指し階段を登っていきますが…日頃の不摂生が祟ったのか、小五郎の言うように仕事のし過ぎで疲れが溜まっていたのかは分かりませんが、小五郎が一人大ブレーキ。男からもずい分と離され、挙げ句の果てには蘭とコナンにも見捨てられ置いていかれます。

 ひと足先に頂上に辿り着いた蘭とコナンは登り切った満足感と、頂上に広がるきれいな景色に感慨深げでしたが、ふと展望台の端の方に目をやると、そこにはヘルメットを被って柵の修理作業をしている先ほどの男の姿がありました。
 しばらくそれを見守っていた二人ですが、その時ようやく後ろから、汗を滲ませ息も絶え絶えの小五郎が二人に追いついてきます。そしてお疲れ様と蘭たちが小五郎の方を見た丁度その時でした…。

 二人が目を離した隙に、背後から男の悲鳴が上がり、再び振り返った時にはもうそこには男の姿はありませんでした。もしや崖下に落ちたのでは!? 思わず駆け寄ろうとするコナンでしたが、同じように落ちては大変と小五郎に止められてしまいます。とにかく下の事務所に知らせようと三人は急いで来た道を戻り、管理事務所にいるはずのもう一人の男にそのことを知らせに行きます。

 救急車と警察を呼ぶために蘭を残し、二人はその男の案内で展望台のすぐ下へと急ぎますが…時すでに遅く、その男性─平井高也はもう亡くなっていました…。

 奴に頼まずに自分で行けばこんなことにはならなかった…もう一人の男・近藤英一郎はひどく自分を責め、小五郎は不幸な事故だったと彼を励まします。しかし現場の状況を見たコナンは、これが本当に事故なのかと疑問を抱きはじめて……

今回の見どころ
小五郎が双眼鏡で見たもの…

 コナン史上最大の謎として残りました(笑)

NEXTコナンズヒント
うぐいす
コント
コナン「4月7日は映画『ベイカー街の亡霊』!」
蘭「テレビシリーズは4月14日からよ!」
OP
風のららら」(倉木麻衣)
ED
明日を夢見て」(ZARD)
監督
山本泰一郎
脚本
まさきひろ
絵コンテ
阿宮正和
演出
横田和善
作画監督
川島明子
ビデオ
PART11-4
DVD
PART11-5
評価

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