(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 阿笠博士 目暮警部 高木刑事 灰原哀 工藤有希子 ジン ウォッカ ベルモット カルバドス 出島壮平(54) 財津浮彦(41) 今井徹夫(52) 夏堀勇(35) 宮野明美 宮野厚司 エレーナ |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 新一の家の近所に住む自称天才科学者 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保 新一の母親で元人気女優藤峰有希子 黒の組織の男、新一に毒薬を飲ませた人物 黒の組織の男、ジンの手下 黒の組織の女、映画女優クリス・ヴィンヤード ??? デザイン事務所社長 デザイナー デザイナー デザイナー 灰原哀の姉 学会から追放された科学者、灰原哀の父親 宮野博士の妻、イギリス出身、灰原哀の母親 |
高山みなみ 山崎和佳奈 緒方賢一 茶風林 高木渉 林原めぐみ 声の出演なし 声の出演なし 声の出演なし 小山茉美 声の出演なし 宝亀克寿 天田益男 細井治 秋元羊介 玉川紗己子 声の出演なし 鈴木弘子 |
…「逃げるなよ灰原!自分の運命か逃げるんじゃねーぞ」……「オレ、アイツと約束しちまったんだ……」……阿笠博士に抱えられて東都デパートから出てからのことを覚えていないほど熱でうなされていた灰原哀は、コナンと出会ってからこれまでの数々の事件を思い出しながら長い眠りからようやく目覚めます。
気がつけばそこは、見慣れた阿笠博士の家の中。何とか東都デパートを出てからのことを思い出そうと記憶を辿りますが、記憶の中に甦ってきたのは妖しく美しい悪魔のような女・ベルモットの影…。
そして別の場所ではコナンたちの会話をウィスキーのグラスを手に盗み聴きしながら不敵な笑みを浮かべる女の姿が……
風邪もだいぶ良くなった灰原とコナンは、阿笠博士と三人で博士が調査して捜し出したという灰原の父親・宮野博士の友人の家に行くことになります。
何でもその友人というのは宮野博士の小中高時代の同級生で現在はデザイナーをしており、宮野博士が自費出版した本の装丁まで請負った仲とのことでした。
彼に会えばもっと黒の組織のことや灰原の両親のことも分かるかもしれない…それぞれが期待と不安が入り混じった複雑な思いの中、三人は博士のビートルでその友人・出島壮平の経営するデザイン事務所へと向かいます。
出島事務所に着いた三人は早速社長の出島壮平と面会しますが、彼の話によるともう宮野博士とは30年も会っていないということでした。しかし事務所のデザイナーの一人・財津浮彦の話によれば出島社長が留守の間に宮野博士は一度だけ事務所を訪れたことがあるといいます。物静かで無口な外国人の妻とまだ4、5歳くらいの可愛い娘を一人連れて……
変わった親子だったという財津の言葉を受けてもう一人のデザイナー・今井徹夫が語ったところによれば、小さな娘─灰原哀の姉・宮野明美は特に変わっていて、事務所の人間が使う道具などを至る所に隠して皆が困っているのを見てはしゃいでいたといいます。
そして財津から最近になって宮野明美が再びやって来て、わざわざ事務所のトイレを借りにきたことを聞かされたコナンと灰原哀は、直感的に宮野明美がトイレに何かを隠したのではないかと考えますが…。
宮野明美が再びやって来た時、そしてそれから一体何があったのであろうか…コナンたちが話をしている間にもう一人のデザイナー・夏堀勇が買って来たハンバーガーやポテトを頬張る事務所の人間たちに、コナンは宮野明美の再度の訪問の後何か変わったことはなかったかと訊ねて回ります。するとデザイナーたちから漏れたのは空き巣に二度も入られたというため息まじりの言葉…。
そしてそんな中ハンバーガーを食べるのに夢中になっていた出島社長も思い出したように口を開きます。
「そういえばあの女性が来た後、なぜか奇妙なことに……」そこまで言いかけた途端、出島社長の表情が一変し、手からハンバーガーがこぼれ落ちて……
蘭の作った玉子粥を食べて一言。樽雅亭には負けるもののなかなかの絶品とか。
名前だけ登場しました。
今回非常に気になったのがこれ。かなり原作に忠実なふわっとした髪型になっています。青野さんが作画監督の回は特にそんな感じですね。この高木刑事もなかなかいいと思います。