(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 目暮警部 高木刑事 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 佐藤刑事 千葉刑事 道場宣和(36) 八須賀ゆかり(25) 大橋努 小林信二(36) 警備員 探偵 女性リポーター B |
本編の主人公、正体は工藤新一 警視庁捜査一課警部 巡査部長、目暮の部下 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 警部補、目暮の部下 捜査一課刑事、目暮の部下 シャイニング社 社長 シャイニング社 受付 シャイニング社 社員 道場の友人 シャイニング社 警備員 私立探偵 TVレポーター 道場の共犯者 |
高山みなみ 茶風林 高木渉 岩居由希子 高木渉 大谷育江 湯屋敦子 声の出演なし 安井邦彦 永島由子 岩永哲哉 北島淳司 宇垣秀成 大友龍三郎 水落幸子 ??? |
必死の形相で自転車をこぐ少年探偵団の三人の目の前に現われたのは、今巷で大人気のゲームソフト〈ギャドリン〉を製作しているシャイニング社のオフィスビルでした。
今回探偵団たちがシャイニング社を訪れたのは、大ヒットを記録した〈ギャドリン〉の「エピソード1」に続く「エピソード2」の発売を来週に控え、「エピソード1」では未解決であった7つの謎について少しでも情報を得るためだったのです。
しかしそんな三人の旺盛な好奇心が、やがてとんでもない事件を巻き起こす引き金となろうとは…
最初はシャイニング社のショーウィンドウに展開された〈ギャドリン〉の宣伝ポスターや人形たちを興味深そうに眺めていた探偵団たちでしたが、やがて興奮した三人は嫌々付き合わされた形のコナンには目もくれず、オフィスビルの中へと勝手に侵入。ロビーにいた受付係の八須賀ゆかりに何とか7つの謎の一つ、それが無理ならそのヒントだけでも教えて欲しいと必死に食い下がります。
ところが…必死の交渉も空しく丁重な断りを入れられた直後でした。突然元太がトイレを我慢できない言い出し、受付嬢のゆかりの静止を振り切ってロビーの階段からビルの上の階へと駆け上がっていってしまったのです…!! そしてロビーには呆然と一人で立ちつくすコナンの姿だけが残され…
同じ頃─シャイニング社の社長室では、社長であり、ゲームプロデューサーでもあり、同時にゲームのシナリオライターもこなしているという道場宣和が、最新作「ギャドリン エピソード2」の特集記事の掲載されたゲーム雑誌〈週刊Bステ通信〉を読みながら満足そうな様子で社長室の椅子に座っていました。
最新作「エピソード2」の予約は既に200万本を突破し、前作の「エピソード1」を超えるヒットとなるのは確実。その噂はたちまち広がって、彼は今やゲーム業界にはなくてはならない人物とまで言われる時の人だったのです。
しかし…実はこの「ギャドリン」には、他人には絶対に話せないある「秘密」が隠されていたのです…。そしてその秘密を守るためなら…道場は人の一人や二人の命を奪うことすらも躊躇しない男だったのです…!
それから部下の大橋努が社長室を出て行くと、道場はプログラムの最終チェックをするために、「ギャドリン エピソード2」の見本盤のゲームディスクを立ち上げます。
ところがしばらくして画面上に現われたのは何と…一昨日に道場がその「秘密」を守るために犯した犯行の一部始終を隠し撮りした映像だったのです…!!
くわえたタバコに火もつけず、その映像を見て茫然とする道場…。そしてほどなく社長室には私立探偵を名乗る男が現われて、道場に対し自分が撮影した証拠のテープと引き替えに2億円を支払うように要求してきたのです…!
しかし道場も一筋縄ではいかない男でした。彼は男の要求に応じるフリをして、隙をついてガラス製の灰皿で私立探偵の男を殴り倒します。それから拳銃を後頭部に押し付けて証拠の映像のマスターテープの在り処を問い詰めるのでしたが…
「走ると出ちゃう…」─一方右も左も分からないままお腹を押さえてビルの中を駆け回っていた元太は、途中警備員にも見つかってしまい、後を追いかけられながらも必死の形相でトイレを探し続けていました。
ところが、これも運命の巡り合わせなのか…やがて元太は今まさに犯行を犯している最中の道場のいる社長室へのこのことやって来てしまったのです…!!!
そして社長室の床の上に、夢にまで見た「ギャドリン エピソード2」の見本盤のゲームソフトが落ちているのを発見した元太は……
今回小嶋元太が犯した数々の犯罪(?)が回想シーンの中で明らかにされました(笑) 校長先生の植木鉢を割った、三日続けて宿題を忘れた上に掃除当番をサボった、手を洗わずに給食を食べた…それにしてもこれらを警察から問い詰められるシーンは大笑いでしたね(苦笑)
あとうな重もやっぱり登場してくれています。元太が主役の回だけに当然といえばそうでしょうが、元太のファンとしては非常に嬉しく、楽しく、大満足の回となりました。
今回も大活躍でしたが、今回のシーンは現在使用されているOP「START」の冒頭のシーンと全く同じでしたね。これもデジタルならではという所でしょうか。