(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 阿笠博士 灰原哀 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 横溝警部 横溝重悟 牛込嗣夫(21) 八島光枝(20) 三瀬隆(21) 久津梢子(21) 刑事 鑑識 母親 父親 仮面ヤイバー |
本編の主人公、正体は工藤新一 新一の家の近所に住む自称天才科学者 黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 静岡県警警部 神奈川県警警部、静岡県警横溝警部の弟 大学生、愛好貝メンバー 大学生、愛好貝メンバー 大学生、愛好貝メンバー 大学生、愛好貝メンバー 神奈川県警刑事、横溝の部下 鑑識員 潮干狩り客 潮干狩り客 子供達に大人気の特撮ヒーロー |
高山みなみ 緒方賢一 林原めぐみ 岩居由希子 高木渉 大谷育江 大塚明夫 大塚明夫 川鍋雅樹 高野直子 鈴木千尋 南央美 巻島直樹 川中子雅人 城雅子 渡辺裕明 声の出演なし |
阿笠博士に連れられて神奈川県内のとある海岸に潮干狩りにやって来たコナンと灰原哀、それに少年探偵団の三人。ところが掘っても掘っても砂ばかりで貝は採れず、潮干狩りに飽きた探偵団たちはやがて砂のお城作りに夢中になっていました。
そこでそんな探偵団たちを見かねたコナンは貝を採るコツを彼らに伝授してやったのですが、それからは探偵団たちもたくさんのアサリを採ることができるようになり、再び本来の目的である貝探しを楽しみ始めたのです。
ところがそんな楽しそうな姿の探偵団たちとは対照的に、海浜にはため息ばかりついている男もいたのです。その男は一点をじっと見つめたまま上の空という感じで浜辺に座り、とても潮干狩りを楽しんでいるようには見えませんでした。
彼のバケツには大量のアサリが入れられていて、貝が採れないという訳でもないようなのですが、一体男はなぜため息ばかりついているのでしょうか?
そんなため息ばかりの様子が気になった探偵団たちは、思い切ってその男に声をかけてみたのですが、男の返事は「いろいろあってね…」という一言のみ。
もっともその男には連れがいたらしく、間もなくおそろいのパーカーを着た三人の連れが戻って来ると、彼らが買って来た昼ごはんのオニギリセットとおやつのポテチを、大好きだという緑茶のペットボトルを片手にパクつき始め、幾分元気を取り戻したように感じられたのです。
そのため息ばかりついていた小太りの男は名前を牛込嗣夫といい、21歳になる大学生でした。一方彼の三人の連れはそれぞれ八島光枝、三瀬隆、久津梢子といい、4人はいずれも潮干狩りを楽しむための集まりで、会と貝をもじった風変わりな”愛好貝”という名前のサークルのメンバーだったのです。
そしてその日は愛好貝の男二人女二人の4人のメンバーでレンタカーを借り、この浜にアサリを採るために潮干狩りにやって来ていたということだったらしいのですが…
それからしばらくの間、4人はアサリの採れ具合などを確かめたりしながら仲良く話をしていました。ところが阿笠博士が探偵団たちに向かって話したある一言が、突如その場の空気を変えてしまったのです…。
それは牛込が美味そうにオニギリを食べる姿にお腹を刺激された元太が、お菓子を買いに行くために歩美と光彦と三人でコンビニに走って行こうとした時のことでした。
阿笠博士は探偵団たちに向かって何気ない調子で「この前この辺りで轢き逃げがあったらしいので、車には充分気をつけなさい」と、車に気をつけるように注意を促したのです。
ところが愛好貝のメンバー4人の表情はその途端に真っ青になり…牛込の家でアサリパーティーでも開こうと適当に理由を取り繕って、慌てた様子でその場から立ち去ろうとしたのです。
結局牛込がアサリ入りのバケツを持って先に車まで行き、残りの三人が現場に残ったゴミなどの後片付けをするという段取りとなり、ほどなく牛込はバケツを両手に持って一人で車の方へ歩いて行ってしまいます。先ほどのため息まじりの表情から、さらに険しい表情を浮かべたままで……。
それから間もなくして、愛好貝の残りの三人のメンバーたちも後片付けを済ませてコナンたちの前から姿を消し、入れ替わるようにしてお菓子を買うためにコンビニに向かった探偵団たちが戻ってきます。
仮面ヤイバーのオマケ目当ての菓子ばかりという内容に灰原哀は呆れますが、同じ頃コナンが愛好貝のメンバーたちが浜に熊手を忘れていったことに気づき、探偵団たちがそれを届けようと駐車場の方へ慌てて走って行ったのです。
すると愛好貝のメンバーたちはまだ駐車場にいました。しかしどうも様子がおかしかったのです。
彼らが乗ってきたと思われるワゴンの前には八島、三瀬、久津の三人が呆然と突っ立っていて、車内を凍りついた表情でじっと見つめたまま誰一人身動き一つしなかったのです。
そしてそんな彼らの目の前には…一人で先に車に戻ったはずの牛込が、口から泡のようなものを吹いてワゴンの後部座席に倒れており……
今回は潮干狩りで知り合った大学生のサークル仲間の一人がペットボトルに毒を仕込まれて毒殺されてしまいます。
ところが肝心のペットボトルは被害者がグビグビと飲んでからは誰一人として触った者はなく、被害者自身がずっと持っていたことが確認されたのです。そこで警察は自殺の可能性を考え始めるのですが、コナンはある人物のある一言から他殺説を確信して…
それにしても潮干狩りと聞いて管理人が思い出すのは、コナンとは全然関係ありませんが、人気アニメのちびまる子ちゃんです。
1996年の5月19日と翌週26日に放映された「まる子 潮干狩りに行く」の話で、まる子の祖父・友蔵の余計な一言にそそのかされたのがきっかけとなり、まる子の親友のたまちゃんのお父さんは”写真気ちがい”になってしまったのです(笑)
その記念すべき作品で登場したのがこの潮干狩りでした。コナンとは関係ありませんが、潮干狩りと聞くと今でもこの作品を思い出してしまいます。
まず冒頭に大勢の客が潮干狩りのために海浜に向かうシーンが追加されていて、その中の一組の家族が何か文句を言い合うセリフがあるのですが、どう聞いてもプロの声優さんという感じではありません。これは何かのゲストの方に用意されたシーンなのでしょうか。
そしてその後に探偵団たちが砂のお城を一生懸命作っているシーンも若干ですが追加されています。
それからコナンからアサリを採るコツを教えてもらった探偵団たちが得意になっていろいろと想像するのですが、原作ではこの部分はセリフだけですが、アニメではデカい熊手でアサリを採ろうとする元太や光彦のアサリ御殿の想像シーンなどが追加されています。そしてそのすぐ後には阿笠博士のオヤジギャグと、うな重からウナギがなくなる想像をして焦る元太の姿も追加されていますね(笑)
また今回は神奈川県警の横溝弟が登場しますが、アニメの方では兄の静岡県警の横溝警部が回想ですが登場するシーンが用意されています。
元太たち少年探偵団がコンビニに買いに行った菓子の数々。オマケ目当てだったために全部ヤイバー関連のお菓子になってしまいました。