(青山剛昌原作・小学館・週刊少年サンデー)
江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 灰原哀 吉田歩美 小嶋元太 円谷光彦 鈴木園子 鈴木次郎吉 新海樹梨(37) 増井祥吾(41) 日住勲(38) 執事 機動隊員 機動隊員 機動隊員 機動隊員 中森警部 怪盗キッド |
本編の主人公、正体は工藤新一 本編のヒロイン、新一の幼なじみ 蘭の父親で私立探偵 黒の組織から来た謎の少女、本名宮野志保 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 帝丹小学校に通うコナンのクラスメート 鈴木財閥の令嬢、蘭の同級生で親友 鈴木財閥相談役、鈴木史郎会長のいとこ 日売TVクルー リポーター 日売TVクルー カメラ担当 日売TVクルー 音声担当 鈴木次郎吉の執事 東京警視庁 機動隊員 東京警視庁 機動隊員 東京警視庁 機動隊員 東京警視庁 機動隊員 東京警視庁 捜査二課警部 神出鬼没の大怪盗、通称怪盗1412号 |
高山みなみ 山崎和佳奈 小山力也 林原めぐみ 岩居由希子 高木渉 大谷育江 松井菜桜子 永井一郎 大塚瑞恵 星野充昭 竹村拓 西川幾雄 蓮池龍三 小田敏充 川津泰彦 中田隼人 石塚運昇 山口勝平 |
学校帰りのコナンたち少年探偵団たちを突然襲った、マスコミ関係者たちの浴びせるたくさんのフラッシュ。何でもあの怪盗キッドがまたしても予告状を出し、鈴木財閥相談役の鈴木次郎吉の所有するビッグジュエルを狙っているというのですが、鈴木次郎吉は今回のキッドとの対決に際してコナンだけでなく少年探偵団たち全員の力を借りたい…そうその日の記者会見で発表したというのです…。次郎吉の真意とはいったい……!?
今回キッドが狙っているビッグジュエルはその名を「麒麟の角」といい、何万年も前の植物の種などが混入しているという貴重な琥珀の宝石で、前の週古い寺から発見されたばかりでしたが、毎日のようにテレビや新聞で大々的に報道されていたため、キッドが気づかない訳はありませんでした。そして…
「次の満月の夜7時、麒麟の角を頂きに参上する」─キッドの予告状はそのように書かれていましたが、それを見た次郎吉はその予告文の最後の部分に着目。
「P・S 今回は幼稚な真似は止め、大人同士で雌雄を決しましょう…」
これを見た次郎吉は、キッドが子供に弱いと断言。考えてみればいかにキッドといえども子供に化けるのは不可能であり、現場にいれば邪魔なだけ。それならばキッドの嫌がる子供を大勢呼び、撹乱してやろう…それが今回探偵団たち全員に声がかかった理由だったのです。
そして明後日の満月の夜、問題の山寺の一帯は台風が直撃し、キッドの得意とするハンググライダーも満足に使えない絶好のコンディションの中、コナン、哀、歩美、元太、光彦の少年探偵団5人は日売テレビの取材スタッフの車で現地に向かいます。
山寺に到着するとすぐ雨が降り出しますが、鈴木次郎吉の出迎えるとすぐ問題の麒麟の角をチェックしようと寺の古ぼけたお堂の中を探し始めます。
お堂の真ん中には大きな柱、四隅には白・黒・緑・赤の色の台座があり、台座は銅製で色はハゲていて上はデコボコ、何かの像が付いていたのに取られてしまったような跡が残り、更に側面には鍵穴のようなものが。
ところがそれに気づいた元太が台座に手を触れると電流が流れ元太は軽く感電しますが、これは次郎吉がキッドからお宝を守るために仕掛けた罠。子供は痛くしないと覚えないものという次郎吉の考えから、探偵団たちには前もって知らされていなかったのです。
それからいよいよ問題の〈麒麟の角〉を見せてもらうことになりますが、そのためにと次郎吉が懐から取り出したのが、白と黒と赤と緑の4つの鍵。先ほどの台座に仕掛けた電流を止めるよう指示を出すと今回も事件を担当することになった警視庁捜査二課の中森警部とその部下の警察官たちの協力を得て、中森警部の「1、2、3」のかけ声を合図に4つの台座と同じ色の鍵をそれぞれの鍵穴に差し込み鍵を回します。
すると天井から「ゴゴゴ」という大きな音が聞こえたかと思うとお堂の真ん中を貫く柱が割れ、中からは姿を現したのは……頭に〈麒麟の角〉と呼ばれる黄色に光輝く琥珀のついた麒麟の像だったのです。
4つの台座の鍵を同時に回さなければ拝むことのできない麒麟の像……それが今回次郎吉が怪盗キッドから宝石を守るために準備した仕掛けでした。鍵を奪った上に4人に分身でもしない限り盗むことができない…次郎吉は得意気にそう話すのでしたが……
何を隠そうこの仕掛け、あの幕末のカラクリ師・三水吉右衛門の手によるもので、柱の根元には「正しき理に拠らず麒麟を求めんと欲する者 移ろいに身を委ねるべし」というメッセージが彫り込まれていたのでした。そして次郎吉はその意味も分かっていないばかりか、キッドが3人仲間を連れてくればこの仕掛けは無意味な上に堂内の照明や電流もキッドの手にかかればすぐにでも停められてしまいそうな頼りなさそうな造りになっていて、中森警部はひどく心配な様子。せめて鍵穴が1つだけなら自分一人で守ってみせるとこぼすのでした。
そこへ名乗りを上げたのは少年探偵団たちの面々。コナンが柱の文字に気を取られている隙に自分たちならキッドも化けることができないからと中森警部を密かに説得し、予告時間まであと10分を切り、日売テレビのクルーたちが5分の休憩に入った所で哀・歩美・元太・光彦の4人は四隅の台座へと散らばります。
あとは次郎吉が4つの鍵を死守することができるか…中森警部がそう心配していると、次郎吉はそれなら心配無用と鍵を持っていた金づちで壁に打ち付けて固定します。ところが次郎吉のその得意気な表情も長くは続かなかったのです…。
その直後、フッと堂内の照明が消えたかと思うと誰かが窓を開けたのか、雨と風がすさまじい勢いでお堂の中になだれ込んできます。コナンがそれに気を取られていると背後からはスタンガンを持った人影が突如現れ……
そしてほどなく「ピイイイ」という先ほど台座に流れる電流を止める時にも鳴った音が四度鳴ったかと思うと、天井から「ゴゴゴゴ」という音が。それから遠くで「ビリッ」と何かが光り、続いてコナンの悲鳴が聞こえてきたのです。それを耳にした歩美が腕時計につけられた懐中時計で駆けつけてみると…
床の上にはコナンが倒れており、更にお堂の中心を貫く柱が先ほどと同じように割れ、中からあの麒麟の像が姿を見せていました。ただしその額に光り輝いていたあの〈麒麟の角〉だけは消えており……。
しばらくすると堂内の明かりが復旧しますが、4つの鍵はまだ壁に固定されたままで、その電光石火の早業に驚く一同。そして4つの台座すべてに「麒麟の角は頂いた」という怪盗キッドのカードが貼り付けられていて、キッドが〈麒麟の角〉を奪い取ったのは間違いないようでした。
ところが次郎吉と中森警部にとっては思いがけないチャンスが目の前にやって来ていたのです。台風の接近でハンググライダーが使えない状況の上に寺の周囲では土砂崩れが発生して道が塞がれており復旧まで2・3時間かかるというのです。
しかも実はろくに警備態勢も整えないままにキッドの挑戦を受け入れたと見せかけるために、次郎吉は1か月前に既に〈麒麟の角〉が発見されていたのを隠し、お堂の壁の中身も鋼鉄にすり替え、2つある出入り口の扉にもロックがかかる仕掛けとセンサーを仕込んでいたのでした。
無理矢理開けようとすればけたたましい音が鳴る仕掛けになっていたものがしなかった、ということはつまり……
怪盗キッドとその仲間は…この中にいる!
前の週に古寺から発見され、自らが所有するビッグジュエル〈麒麟の角〉を頂きに参上するという予告状を怪盗キッドから送りつけられた鈴木財閥相談役の鈴木次郎吉。ところが今回の事件では意外なことに少年探偵団全員の力を借りたいと直々の要請が。これを受けた探偵団たちは、台風が近づく悪天候の中、事件を記録する日売テレビの取材クルー3人に連れられて〈麒麟の角〉の眠る古びた山寺を訪れます。
次郎吉が探偵団たちのために作成したというDBパーカーをお揃いで着用し意気軒昂の少年探偵団たちは、お堂に到着すると早速堂内を調べにかかり、問題の〈麒麟の角〉がお堂の中央を貫く柱の中に安置され、その姿を拝むためには堂内の四隅に置かれた白・黒・緑・赤のそれぞれの台座に次郎吉が持つ同じ色の4つの鍵を同時に差し込まなければならないことを知るのでした。
4つの台座には電流も流されておりキッドがお宝を奪うためには、電流を切った上で次郎吉から鍵を奪い、更に仲間と4人で同時に鍵を差し込まなければとても不可能…次郎吉はそう得意気に話しますが、警備にあたる警視庁捜査二課の中森警部は不安を隠せない様子。しかも問題のこの台座と柱を使った仕掛けは、あのひと癖もふた癖もある幕末のカラクリ師・三水吉右衛門の手によるもので、柱には奇妙なメッセージも彫られており、コナンにはそれも気になって仕方ない様子だったのです。
一方コナン以外の探偵団の4人はまたしても抜け駆け…ひそかに中森警部と相談の上、4人で台座を守る計画を立ててそれぞれが4つの台座の守備につきます。ところがほどなくして堂内の明かりが突然停電したかと思うとお堂の扉が壊されたのか猛烈な雨風が堂内に入り、それからすぐに台座の電流が切られる音が。更にそれと前後してコナンが何者かの手によりスタンガンで襲われ気絶、〈麒麟の角〉もいつのまにかなくなってしまっていたのです…。
明かりが復旧すると4つの台座にはそれぞれキッドのカードが貼り付けられ、キッドが見事に犯行を成功させた事は明らかでした。ところが次郎吉もやはりやられっ放しではありませんでした。お堂は密かに1ヶ月前から鋼鉄やセンサーでしっかり防備されていて、まだそれらが破られていないことからキッドは堂内の誰かに成りすましていると断言します。果たしてキッドはどこに…そしてどのような方法で〈麒麟の角〉を奪い取ったのでしょうか…!?
この日は夕方17時半からの放送で、この後毎年この時期恒例の24時間テレビが放送されました。コナンでも最後にこれについての言及があり、今回のテーマは「ありがとう」ということで、コナンと蘭と小五郎の三人の24時間テレビ試用のカットが追加されています。
コナンが黄色、蘭がピンク、小五郎が緑色の、ありがとうにちなんでアリのイラストがプリントされたTシャツを着ていて、コナンと蘭は駆け足ですが、小五郎は地球を重そうに支えている微笑ましいカットになっていました。
まず冒頭ですが、原作では季節を示すような記述は今回の事件ではまったくないのですが、桜の恋の事件が夏休み中だったこともあり、アニメでは「2学期」という表示が出てきて新学期早々だということが分かります。
その後鈴木次郎吉が執事を相手に予告状について話すシーンとなりますが、ここでキッドを絶対捕らえて見せると自信たっぷりに話すシーンがありますが、原作では明智小五郎という固有名詞が出てきているのですが、アニメではこれがカットされ、代わりといっては何ですが、少年探偵団とともにキッドを捕らえ、ロープで縛り上げる次郎吉の妄想シーンが追加されています。
そして探偵団たちが日売テレビの車で山寺に行き、到着後次郎吉の出迎えを受ける場面でDBパーカーが登場しますが、これが夏休み明けという季節もあってか、長袖ではなく半袖になっています。それ以外はほぼ原作どおりで麒麟の角が姿を現す部分まで進んでいきます。
まず前半についてはほぼ原作どおりに「キッドはこの中にいる」という部分までストーリーが進んでいきます。強いて違っている点を挙げるとすれば、コナンがスタンガンで何者かに背後から襲われるのが原作では電流解除の音と天井からのゴゴゴという音の前ですが、アニメでは後になっている点と、土砂崩れがあったという報告の後に復旧まで2~3時間かかるという原作の記述がアニメではカットされている所ぐらいです。
後半についてもほぼ原作どおりで日売テレビクルーたちの撮影した映像を確認する手前まで進んでいきます。若干のセリフのカットがある以外はほぼそのままで、最後の最後に灰原哀のコナンが目を覚ますまで自分たちだけでできる限りのことをやるしかなさそうという趣旨のセリフが追加されています。
まず前半ですが、冒頭日売テレビのクルーに事件時の映像を見せてもらうように頼む部分が原作に比べて大幅にセリフがカットされて短くなっています。そして続く録画の再生場面も若干短くセリフなどがカットされている部分がありました。
それ以外も原作どおりの流れですが、全体的にセリフがカットされたり変更されている部分が結構あります。
後半についても前半同様で、原作どおりの流れではあるものの、全体的にセリフの一部がカットされたり短く編集されている部分が結構ありました。
日本や中国などで伝統的に四つの方角を司るとされる四匹の聖獣のことで、東が青龍(せいりゅう・Azure Dragon)・南が朱雀(すざく・Vermilion Bird)・西が白虎(びゃっこ・White Tiger)・北が玄武(げんぶ・Black Tortoise)と呼ばれます。
中国の自然哲学の五行説ではこれに中央に黄竜(こうりゅう)を配して中央を守るということで四神の中心的存在としています。そしてこの黄竜は麒麟とされる場合もあり、今回のお話はそれにちなんで構成されているようです。
この四神にちなんだ名前は非常に多く、古都・平城京や平安京で皇居を守護するために設けられた朱雀門、三国志の英雄・関羽雲長が愛用していた青龍偃月刀、幕末の戊辰戦争で悲劇的な最後を遂げた会津藩の白虎隊などの他、現代のアニメやゲームなどでもよく名前が登場します。
古代中国においてこの世の動物たちの長だと考えられていた特別な4つの霊獣のことで。信義を表す「麒麟(きりん・Kylin)」・平安を表す「鳳凰(ほうおう・Phoenix)」・吉凶を表す「霊亀(れいき・Turtle)」・変幻を表す「応龍(おうりゅう・Dragon)」の4種類がいます。 その中で「龍」は四霊の長とも言われ中国では皇帝のシンボルとして扱われているとか。
こちらもいろいろな物語やゲームなどで登場します。
四霊の一つで、全身が黄色い鱗で覆われていて、姿は鹿、牛の尾と馬の蹄を持ち、龍に似た頭から1本角が生えているという中国の伝説上の神獣のこと。
実在の動物であるキリンとはまったく異なる想像上の生き物で、古代中国から四霊として龍や亀、鳳凰とともに神聖なものとされていました。
幼少から秀でた才を示す子どものことを「麒麟児」と呼んだ他、日本のビールメーカーのキリンビールは漢字だと「麒麟麦酒」と書くとおり、ラベルに描かれているのはこちらの麒麟ですので、皆さんも見る機会が非常に多いはずです。
今回の事件の際に少年探偵団たちが着用していたパーカー。緑色をベースに襟と腕の部分が白で、胸の部分には少年探偵団を英語で表わす「Detective Boys」のDとBの文字が大きくロゴとして入れられている非常にオシャレなアイテムです。
服を揃えた方が探偵団らしいと思ったという鈴木次郎吉の発案で制作し探偵団たちにプレゼントされたものですが、何とアニメイトにより実際に商品化されて発売されています。数に限りがありますので、注文するならお早めにどうぞ。
・アニメイト「DBパーカー」商品詳細
・「コナン」少年探偵団の「DBパーカー」アニメイトで発売(コミックナタリー 2010/5/25の記事)
今回の事件はまたしても鈴木次郎吉vs怪盗キッドで、中森警部とコナンもそれに参加して宝石を守るといういつもの構図でしたが、更に今回は少年探偵団も全員参加して大活躍を見せてくれます。ところがこの少年探偵団たちの頑張りが、実は知らず知らずのうちにキッドに利用されていたという何とも皮肉な結末でしたね。不可能犯罪的な趣向と絡めて見事なトリックだったと思います。
個人的には今回の事件でキッドが成りすましていた人物については、解決編に至るまでのセリフの不自然さから中森警部であろうというのは予想はできていました。キッドが子供に化けられないから子供は大丈夫だとはいえ、やっぱり少年探偵団たちに守らせるというのはどう考えても変ですし、中森警部は鍵穴が1つなら自分1人で守りきってやるんだがと言っていましたが、別に4つ全部自分で守らなくてもどれか1つを自分で守れば犯行は防げる訳ですからね。このあたりのセリフなどは妙に臭いと思わざるを得ませんでした。ただコナンを気絶させた理由や〈麒麟の角〉の場所まではさすがに分かりませんでしたが、細かい所までよく考えられているミステリーとしても非常に楽しい作品でしたね。
またラストに気絶させられたコナンがちゃんとキッドに仕返しをしている点なども楽しいオチでしたよね。この二人と次郎吉、次はまたどんな事件で対決するのか、また楽しみに待ちたいと思います。
そして内容とは直接関係ありませんが、今回のこの怪盗キッドのお話は前作の桜の恋の後半部分から始まって2話半という構成だった訳ですが、こういうやり方は正直あまり感心できませんね。
これまでも2時間SP以外で沖矢昴初登場のW暗号ミステリーとか、殺人犯工藤新一など、中途半端な構成で途中で事件がはじまる話はありましたが、いずれも前の事件と深い繋がりと連続性があり不自然さはなかったのですが、今回に関してはまったく2つの話に関連性もありませんし、再放送する時も必ずセットにしないと変ですし、DVD化する時も2話半と2話半では大変でしょうしね。何よりも見ていてこういう形だと気持ちが乗ってこないです。
今回の事件の解決編はかなり最後は原作を端折っているぐらいで本来もっと伸ばせたはずですし、もう少しオリジナルシーンも加えてどちらも3話にしてもよかったのではないかと思わざるを得ません。やはり原則は30分ないし前後編ないし3部作、あるいは2時間SPと変な風に途中で事件が30分の放送の中でまたがるというのはやめて欲しいものです。
せっかくどちらも面白い話なので、このような中途半端な構成になってしまったのはちょっと残念でした。
20歳を過ぎると耳が退化し始め、徐々に聴こえづらくなる高周波の音の事で、今回の事件はこれを探偵団たちだけに聞かせることで台座の順番をキッドは伝えたということですが、通常はこれとは逆で、お店などで迷惑行為や長時間の居座りなどを防ぐために若者にだけ聴こえる不快な音を流して追い出す、というように防犯対策に利用されているそうですね。