映画「迷宮の十字路」聖地巡礼の旅 鞍馬街道(くらま辻井)

物語の中盤で、鞍馬山で犯人に弓矢で襲われた平次は間一髪の所でコナンが気付いて難を逃れました。
その後はバイクで犯人を追跡していくことになる訳ですが、このルートについては検証の結果、かなりの範囲で場所が判明しております。

まず二人は貴船街道を貴船口から北へと進み、鞍馬寺の西門前にバイクを停め、西門から鞍馬山へと入っていきました。
その後僧正ヶ谷不動堂まで山登りをして、物陰に潜んでいた犯人に襲撃され、今度は逆に追いかける形となり、鞍馬寺の西門まで追いかけた後、バイクでの追跡戦となります。

最初は貴船街道を南の叡山・貴船口駅の方へと下っていくのですが、途中「急カーブ」の大きな看板がある「梅宮橋」という橋の横で犯人は鞍馬山へと逃げ込み、木の根道を上って吊り橋に出て、更に追跡の後にいつの間にか鞍馬街道を南へ進む形になります。

そして鞍馬寺の仁王門のある叡山・鞍馬駅の改札から叡山の線路へと侵入し、線路を伝って貴船口の方面へと向かい、貴船口駅の手前で橋の上を通過し、その直後に犯人の発煙筒の煙で視界がなくなり、間一髪の所で前方から来た叡山の電車を避けたものの、最後はとある踏切の手前あたりでバイクが転倒し、犯人を取り逃がしてしまいます。

上記がおおよその流れですが、今回採り上げるのはこのうちの鞍馬街道を鞍馬駅の方へ南下している途中に通過したと思われる「くらま辻井」という店の前についてです。

鞍馬では門前名物として「木の芽煮」が有名なのですが、くらま辻井は鞍馬街道沿いにある木の芽煮の店の一つです。

木の芽煮(きのめだき)は昆布の佃煮をおよそ2ミリ角に刻んだもので、山椒の風味がピリリと効いてご飯のおかずにもぴったりです。

残念ながら今回はやたら多かったのですが、取材の日にはまたしても定休日(苦笑)でした。
しかし以前別の店で購入して食べたことがあり、ご飯が止まらないぐらい美味しかったのを覚えています。

最初の写真は鞍馬街道を南へと下っていく時の構図で、くらま辻井の店のすぐ北側になります。
家などもほぼそのまま残っていますが、印象的なのは真ん中にある赤いポストですかね。

そして次の構図ではくらま辻井の店の前を通過していきます。
この構図も忠実に再現されていて、現在もそのままの風景として残っていました。
右上にある「辻井」とある看板がポイントで、これのおかげで店の名が分かり、場所も特定することができました。

ちなみに隣には「匠斎庵(瀧澤家住宅)」という名前の重要文化財にも指定されている屋敷がありましたが、こちらも閉まっておりました(苦笑)

アクセスは鞍馬駅を出て鞍馬寺の仁王門の前を通過して鞍馬街道を更に北へと進んで、徒歩5分程度の所です。
非常にのんびりとした雰囲気の空気もきれいな場所でした。

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