映画「迷宮の十字路」聖地巡礼の旅 蹴上インクライン・義経大日如来

作中では「蹴上インクライン疏水公園」とありますが、おそらくそれでは検索しても出てこないと思います。
京都では上記の写真のような感じで「蹴上インクライン」として桜の名所として有名な場所です。

「琵琶湖疏水(びわこそすい)」は琵琶湖の水を京都市へ流すため明治初期に作られた全長11.1kmの水路で、明治初期に東京に都が移り衰退しかかった京都の復興を図るために整備され、その後の京都の産業の発展に大きく貢献しました。

蹴上は琵琶湖から山科盆地を経て京都市内へと流れてくる途中に位置しますが、蹴上と南禅寺の船溜りには約36mの落差があるため、インクライン(傾斜鉄道)と呼ばれる鉄道を使って両者を結んでいました。

疏水は現在は鉄道網の発達で水運としての役割はなくなり、琵琶湖疏水は主に水力発電を目的にしていますが、まだ現役です。
一方インクラインの方は役割は終えたものの、琵琶湖疏水の歴史を語る上での貴重な史跡として線路なども残されていて、また周辺には桜が多く植えられていることから、現在は主に桜の名所として人気を集めています。

ちょうど地下鉄東西線の「蹴上」駅を出てすぐの所にありますので、アクセスは非常に良好ですし、ここから南禅寺から哲学の道方面を観光もできますし、あるいは岡崎の平安神宮や京都市美術館、京都市動物園方面に向かうこともできる、周辺は京都を代表する文化ゾーンであり、観光名所である一帯です。

まず義経大日如来のある付近の遠景
本来はもう少し祠の左手からの構図なのですが、写真でも分かるように取材時には左側は工事の柵で仕切られて入ることができませんでした。

そして義経大日如来のアップです

義経大日如来はインクラインの線路を琵琶湖疏水記念館や南禅寺前の橋の方面から南へ傾斜を上がり切った右手(西側)にあります。

そしてこの後に平次とコナンが蹴上インクラインの線路の桜並木の下を歩いているシーンがありますが、これについては明確な場所は判りませんでした。

作中では左手にのみ桜並木があって、右側は緑の茂みと緑色の柵になっていますが、これと同じ構図が見つからなかったからです。

義経大日如来を拝んでからということであれば、坂道を下っていることになりますから、問題の構図は坂を見上げていて右側に三条通が走っていることになるはずなんですが、上記写真のように桜が両側ではなく片方だけにある場合は三条通側にあるんですよね(苦笑)(写真は坂を下る方向を向いていて、左手に見えるのが三条通)

桜は綺麗でしたが、すごい人でした(苦笑)

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