映画「迷宮の十字路」聖地巡礼の旅 南禅寺

蹴上インクラインの桜並木を経て、平次とコナンは南禅寺へと向かいます。
作中ではインクラインからあっという間に南禅寺の中門に到着しているように感じますが、実際には結構近くにあるものの、徒歩では5~10分ぐらいはかかります

南禅寺は臨済宗のお寺で、鎌倉後期に日本最初の勅願禅寺として誕生し、京都五山の別格として高い寺格を有している寺院です。
また三門は日本三大門の一つで、歌舞伎の演目にも登場する石川五右衛門の「絶景かな」のセリフで良く知られています。

また春は桜、秋は紅葉の名所としても有名なほか、平次とコナンも堪能したであろう湯豆腐の発祥の地としても知られていて、奥丹や順正といった老舗が店を構えています。

上記はそんな南禅寺の拝観者にとっては正門にあたる中門です
平次とコナンもこの門をくぐって中に入りました
作中とそっくりだと思いますが、それにしてもマンホールの位置まで丁寧に再現されているのはすごいですよね。

続いては前述した「絶景かな」のセリフで知られる三門です。
門はやはり現在もまったく変わっていませんが、手前左の桜はちょっと感じが変わっていますね

そしてその直後に平次とコナンが参道を歩く構図がありますが、これが意外と見つかりませんでした。
最初は三門と法堂の間を行き来していたのかと思ったのですが、奥に見える門の感じや参道の石畳の感じなども違いましたので、正直袋小路に陥ってしまいました。

しかし境内を撮影して回っているうちに、ふとこの構図に遭遇することができました。
場所は三門を正面に見て左手(北側)に北側にある鹿ケ谷通へと続く小さな小道です。
前方に見える小さな山門は南禅寺の塔頭寺院の一つである「聴松院」の門で、この突き当たりを左に曲がると先ほどの中門の方へと戻りますが、右に曲がると桜や紅葉の名所として知られる哲学の道の方へと向かうことになります。

そして聴松院のすぐ右にあるのが、清水にも店を構えるゆどうふの店「奥丹」です。
本来ただ帰るだけなら三門からこちらに来ずに来た道を中門の方へ引き返せばいいのですが、わざわざこちら側の参道へ来ているということは、この後平次とコナンが食事した場所は「奥丹」なのではという推測もできます。

ただあいにく定休日で検証もできずじまいでした(苦笑) まあ開店していたとしても老舗でなかなかにいいお値段ですから入るのは勇気が要りますが。

ちなみにもう一つ有名な湯豆腐のお店「順正」は中門を出てまっすぐ西の南禅寺橋の方へ向かう途中に店を構えています。
そのため順正に行ったんだとしたら、なおさら三門から中門まで来た道を通った方が近いということになるんですよね。

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